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2008.04.29

ピンク来日の噂

そういえば仏代表来日の話題が出た時にラポルトがそんなこと言ってたっけな…という話なんですけど、スタッド・フランセが来シーズンの開幕前、8月下旬に日本でのツアーを検討している、とパリジャン紙が報じてるみたいです。同紙によれば、この2週間のうちには結論が出るんじゃないかと。

商魂たくましいアディダスのジャン=ルイ・ルグラン氏は、「日本のラグビー市場はまさに拡大中で、スタッド・フランセのプロダクトは大ヒット間違いなし!マックスも乗り気ですよ」なんて言ってるそうですが、そのへんはもうちょっと調査した方がいいと思うなあ。

他のTop14のクラブでは、クレルモンがアメリカでプレシーズンキャンプを張って、アメリカ代表と親善試合をする予定があるそうです。ちょっと気の早いお話でした。

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2008.04.28

相次ぐ怪我

(ブログのこのところのオタ一直線な流れを反省し、ちょっと記事を整理しました…ちゃんとやろう。まあ、飽きずに続けるにはいろいろ工夫が必要なのです)

たとえば興が乗っている時には徹夜をしてもあまりこたえなかったりしますが、スポーツ選手も好調時には無理がかかっていることに気がつきにくいものなのかな…
今季の初めに、トゥールーズの代表選手たちがワールドカップの勢いのままシーズンに入っているらしきことが後々どう出るだろうか…と思っていたのは、終盤の怪我やモチベーション切れの可能性を考えてのことでしたが、フリッツ、ポワトルノーの負傷に続き、先々週末のクレルモン戦でクレールが膝に大怪我を負い、少なくとも6ヶ月、長ければ9ヶ月の離脱を余儀なくされました。

膝の前十字靱帯の断裂がスポーツ選手にとってどういう意味を持つのかは、私もガビー・エインセの長いリハビリを通じて少しばかりを見聞きしたのですが、ようやくピッチに復帰できても元の調子に戻るまでにはさらに時間がかかりました。エインセはボールを競り合って着地した瞬間に靱帯を切ってしまったのだけど、「膝が壊れた時の音が耳から離れない」と言っていたのをよく覚えてます。
ラグビーのBKのステップがどれだけ膝に負担がかかるのか、私などには分からないのですが、クレールは素晴らしいパフォーマンスを続けていただけに痛ましいことです。Bon retablissement.

一方、ミシャラクが週末にワラタス戦で負傷した瞬間を私は見ていませんでした。怪我の直後は「十字靱帯の手術が必要で6ヶ月は無理だろう」とか、「いや彼は外側靱帯を伸ばしたんだ」とかいろんな報道が流れましたが、いずれにしても膝の靱帯は断裂はしていないようで、レキップはdistorsion des ligaments du genou gauche (左膝靱帯の捻挫)と伝えています。
手術をすればまた長いリハビリが必要になります。ミシャラクは手術を回避する希望を抱いて、診断のためトゥールーズに帰ってきます。

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2008.04.27

オタとライフスタイル (Matthew Sweet)

MatthewMatthew Sweet "Sick of Myself"
http://jp.youtube.com/watch?v=vzQ8ef-RpQo

「ユーロ見るよね!」で家族を言いくるめWOWOW再加入を果たした私ですが、最近mikiさんオススメの海外ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』を楽しみに観ています。タイトルどおりのプロファイルもので、アメリカ人はこういうの好きだなー。
プロファイラーにかかれば、さしずめ前エントリのミッフィーの話なんか、「ミッフィーの顔が接近してくるイメージは乳児期の授乳の記憶です。つまり犯人は母親との関係に問題を…」なんて分析でもされてしまうんだろうか(そんなことはありませんよ)。アメリカで犯罪だけは起こさないようにしたいと思う。

というか、このドラマの天才ドクターの中の人が(相当昔の)マシュー・スウィートにちょい似な気がしなくもなく、気になって見始めたわけなのです。まあ実際にはマシュー・スウィートが彼のキャリアにおいてドクターの中の人ほどスレンダーであったことは一度もないわけだし、激ピザ化した彼の現状※については言葉も見つからないです(つд`)
 ※ http://jp.youtube.com/watch?v=y1Pkd8sIe-c

上の動画は95年の“Sick of Myself”のプロモーション・ビデオ。今にしてみればアメリカ人オタのライフスタイルと肥満の関係について考えさせられる映像ではあります。こんな生活ばっかしてるからー。入院中のギタリストはリチャード・ロイド…よね。
ビデオの最初のところで壁にラムちゃんの絵が掛かってますね。彼の腕のラムちゃんのタトゥーも、彼と共にフクヨカになっているのかな…

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2008.04.26

シリーズ 資料を見ないで描いてみる 

お題:ミッフィー

結構前に、某お花配送サービスのキャラクターにミッフィーが使われていたことがありました。
妙に立体的なCGミッフィーが、道の遠くの方からありえない大股でずんずんこっちに近づいてくるTVCMがあったんだけど、あの巨大で無表情で不条理な顔面でぐいぐい迫られたら、泣きながらお花を注文してしまうでしょう。

たとえば夜、眠りにつく前にミッフィーの顔を思い浮かべてみます。ぐんぐん近づいてきます。いつしか目の前いっぱいにまっしろなわけのわからない世界が充填されます。うなされそうです…。
好きだなーディック・ブルーナ。

Miff1

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2008.04.25

 We live on blood! (The Fall)

MarkeThe Fall - "Theme from Sparta F.C."
http://jp.youtube.com/watch?v=EJBlN8b-r60

しかしまあ、あのパリの聖火リレーでのデモを見るにつけても、PSGのスタジアムのゴール裏がああいうことになっている伝統的土壌みたいなものは分かる気がしまス。スタジアムはウルトラにとってはプロテストの場でもあるわけなんだね。
1年半ほど前、PSGのサポーターがスタジアムの周辺で警官に撃たれて死傷する事件が起きた時、PSGのアンデパンダン(※)の1人が「俺達が逮捕されることより、パルク・デ・プランスがブルジョワ化する方が問題だ」という発言をした、なんて話を思い出します。(横尾愛さんの記事だったと思う)
 ※ 特定のグループに属さない独立系のサポーター

実際のところ、高額なチケットや入場規制でフーリガンをスタジアムから閉め出したところで 、フーリガニズムを生む背景そのものがなくなるわけではありません。イングランドのフット・スタジアムは近年かつての「悲劇」のイメージを払拭するのに一定の成功を収めているけれど、それは国内の景気の回復もある程度関係しているんじゃないかな。
スタジアムでのバイオレンスやレイシズム、度の過ぎた政治的主張が許されるべきではないのは当然。だけれど、それでもイングランドのフット・スタジアムには「何か」が欠けているような気がする時もあります。
イギリスは英国病とまで言われた大不況を脱しはしましたが、たとえば最近の音楽シーンから、あの灰色の時代にあったパワーを感じることは少なくなりました。


そんな話はともかく、上の動画はマンチェスターの重鎮(というか)バンド、ザ・フォールの“Theme From Sparta FC”です。
なにげに音楽シーンに多大な影響を与えたバンドで、悪意的に単調なリフにマーク・E・スミスの吐き捨てるような毒舌ボーカル、という変わらぬスタイルではや30年。最近はスクィリル・キラー(※)として物議をかもしたりしているマーク・E。軸はぶれてない。
 ※ 庭の垣根を荒らしたリスを駆除して、英国動物愛護協会が怒っているらしい。オッサン…

この曲はBBCiのフット番組“Score”のテーマソングにも使われているそうで、「イングランドのチェルシー・ファン、これがおまえらのラストゲームだ。俺たちゃガラタサライじゃない、スパルタFCさ!」…っていうね、情緒の介入の余地もないフット・ソング(だと思う)です。

その“Score”に、マンチェスター・シティ・ファンでもあるマーク・Eが出演してフットの試合結果を読み上げた時の映像がコレ。
http://jp.youtube.com/watch?v=EBUiPs1PxKo
既にボイス・パフォーマンスね。

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2008.04.24

 さよならドゥヴィリエ

Sffg伝えられていたとおり、火曜の記者会見でガルティエが今季限りでスタッド・フランセのコーチを辞すことを認めました。まだあまり読めてないので彼の真意はよく分かりませんが、おそらくスタッド・フランセで自分にやれることはやり尽くしたということではないかと思います。
昨季はチームをリーグ優勝に導き、チームがさらに先に行くためには自分のやり方を変える必要があったけれど、何度やってみてもそれができなかった、自分の能力の限界だ、とガルティエは語りました。

その数日前、このところずっと負傷で戦列を離れていたドゥヴィリエが、シーズンの終わりを待たずして、公式サイトで現役引退を表明しました。
12月に痛めた首がなかなかよくならず、キャリアをスタートした頃より確実にモチベーションが低下していた。まだシーズン途中ではあるが我々は機械ではない。チームの役に立つこともなく、中途半端なことはしたくない。30年間のラグビーとの素晴らしい思い出の後で、今が引退の時だと思った。よく考えた上のことで、私にとっては正しい決断だ…彼はそう語っています。

私はパワーと機動力が売りのメイド・イン・パリの代表1列が好きで、ムードメイカーの中堅、血気盛んな若造、いぶし銀のベテランという3人の並びは何かホークス映画を見るようでした。代表のチームメイト全員が、弟さんを事故で亡くしたドゥヴィリエのために戦った06年のスプリングボクス戦を私は忘れないでしょう。

ガルティエは会見で自らの後任の話になった時に、ドミニシやもちろんマッケンジーらの名前と共にドゥヴィリエにも言及したそうです。
ドゥヴィリエは35歳。今は少しラグビーを離れて家族と過ごしたりする時間がほしいようです。彼はジャン=ブアン・スタジアムのすぐそばにレストランを持ち、親族からワインを輸入する事業もしていますが、今後は兄弟と南アフリカで不動産業を展開するプランもあるそうです。でもいつかきっとまたラグビーの世界に戻ってくる、と彼は言います。
「スタッド・フランセはいつまでも私の生涯のクラブ。決して絆を絶つことはないだろう」
(ドゥヴィリエ談)

Sfdevilliers

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2008.04.21

 サイト更新のお知らせ

このところ更新が滞っていまして、もし見に来ていただいている方がいらっしゃいましたらスミマセン。本日はリンクページ更新のお知らせです。アルゼンチンのフットやラグビーの情報を中心にお載せになっているpataさんのブログを新たに掲載させていただきました。pataさんいつもありがとうございます。
なかなか入手しにくい濃い~アルゼンチンの情報がいっぱいです。ゼヒ!

fucile et al.
http://patarge.blog96.fc2.com/

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2008.04.14

走者たちはいかに考えたか

Polymp_2聖火リレー、パリでは途中切り上げ、式典も中止
http://www.afpbb.com/article/politics/2375214/2807426
【図解】パリ、北京五輪聖火リレー中断
http://www.afpbb.com/article/politics/2375484/2809866


思い起こせば私が初めて「どうやらフランスはステレオタイプないわゆる“おフランス”ではないらしい」ということに気づいたのは、南部の壮絶な農民デモの映像を目にした時でした。
フランスはなんというかデモ型直接民主主義とでもいうべき伝統のある国ですが、チベット問題に揺れる北京オリンピックのパリでの聖火リレーは、やはり人権保護を訴えるデモによって混乱のうちに終了しました。

7日のお昼にエッフェル塔をスタートした聖火は、最後はバスに乗せられ夕方に最終地点のスタッド・シャルレティに到着しました。
80人の聖火ランナーの1人に選ばれていたPSGのペドロ・パウレタは、このスタジアムでの閉会の式典でトーチを運ぶ映像が見られました。彼は当初あえて一スポーツ選手として、ただスポーツのイメージのために聖火を運ぼうとしていた模様です。

「パリ市から聖火リレーの走者に選ばれたことは大変な名誉だ。もちろん僕達は皆人権には敏感だし、僕もそれを守る。それでも僕はこのリレーを政治的なことにはしたくない。チベットが難しい状況にあるのは本当だ。でも僕がすることは五輪の聖火を運ぶことであって、それはスポーツなんだ」


しかしもちろん、そもそもオリンピックの存在自体が高度に政治的ではないか、というのも本当。レニ・リーフェンシュタールが1936年のベルリン・オリンピックを記録した映画(しかし皮肉にも素晴しい…)を見るまでもなく、ワタシタチはスポーツと政治がどのようにかかわってきたのかを知っています。今ではスポーツはとてつもなく複雑なものになってしまいました。

聖火ランナーを務めたスポーツ選手の思いも様々です。このリレーを取りしきった中国側組織委員会のスタッフに対して批判的な発言をする人もいれば、デモ参加者の行き過ぎた抗議行動を嘆く人もいます。
走者の中で最も人権派寄りのスタンスを取っている1人である柔道家(向こうでもjudokaっていうのね)ダビド・ドゥイエは前者です。

一方ハードル選手のステファン・ディアガナは、デモ参加者の心情に一定の理解を示しながらも、オリンピックのポジティブな価値を象徴する聖火が一部から襲撃されたことに遺憾の意を示しています。
式典に出席したベルナール・ラポルトはスポーツ閣外相として、「聖火を攻撃する者は平和を攻撃している。私は平和的なやり方でトロカデロ広場にチベットの旗を掲げたデモ隊の方を好ましく思う」と語りました。


Jodomiクリストフ・ドミニシは結局聖火のトーチを持って走ることはできませんでした。五輪のメンバーでない彼はあえて、発言を控えるかもしれない他の出場選手の立場に立ち、率直に語りました。ドミニシはデモ参加者のリレー妨害について、スポーツ選手が政治的な主張のために利用されるのを残念に思っています。

「がっかりだよ。(リレーを妨害した)人々がインテリジェントでないのか、それとも彼らにはいくつかのことが分かっていないのか。スポーツマンはスポーツマンだ。中国で起きている問題をコントロールすることはできない。
僕達は※バッジを作って、僕はそれをつけた。でも他に僕達に何ができる?アスリート達はフランスのカラーを着るために4年間トレーニングしてきた。それからこう言われるんだ。『ええ、でもフランス国旗を持ってスタジアムに入ってはいけない。そこで起きていることはよくないから』。

スポーツ選手が利用されるのはよくないことだ。スポーツは美しく崇高で偉大なものなんだよ。政治家は何年も前から中国の問題を知っていて、今さら知ったわけじゃない。スポーツ選手を利用する大勢の人々がいる。僕はそのことを残念に思ってる。
今日、僕は大勢の子供達と一緒にバスの中にいた。そこで子供達は泣いていた。人々は馬鹿だ。というより、何人かがだけどね。全員がじゃない。にしても石や卵を投げるのは重大だと思う。
アスリート達を見てごらん、彼らはそこにいる。聖火を手に掲げることもなく、もちろんみんながっかりしている。」

※ フランスの五輪代表選手らが人権尊重を訴えるバッジを発表
http://www.afpbb.com/article/sports/sports-others/sports-others-others/2374249/2801575

(Q: あなたは国境なき記者団のような組織に対して怒っている?)
「スポーツ選手は政治家じゃない。彼らの知名度を利用してはいけない。今では選手は彼らのものであるはずのお祭りを禁じられている。でもこれは中国のお祭りじゃなくて、スポーツ選手のお祭りだ」

(Q: お怒りのようですが…)
「僕はオリンピックには出ないから言うんだ。他の選手達は言わないかもしれない。それは僕が『君はラグビーワールドカップには出られないよ』と言われるようなものだ。僕はトレーニングしていいプレーをし母国を勝たせるよう求められる。それから政治的なプレッシャーだ…
式典のスピーチの中で、僕達は彼らが全スポンサー名を挙げるのに気づいている。僕達については何一つない。フランスのチャンピオンは、多分メダルを獲得すれば4万ユーロを得ることになる。それは求められた犠牲に比べればお話にならない報酬だ。スポーツ選手はちっぽけな歯車の1つにすぎない。

僕にはこの聖火をかかげるチャンスさえなかった。残念だよ。素晴しいお祭りになるはずだった。それに残念なことだけれど、今日起きたことでは何も変わりはしないだろうし、彼らもそれを分かっているだろう。」


ロズリーヌ・バシュロとドミニシのインタビュー動画
http://www.dailymotion.com/video/x5043b_la-flamme-olympique-a-bon-port-bach_news

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2008.04.12

笑いと90年代

VicVic and Bob - Mulligan and O'Hare
http://jp.youtube.com/watch?v=7eOYqR_Lz9w

ワンダー・スタッフのエントリを書いててコメディアンのヴィック・リーヴスのことを思い出したので(一緒にシングルを出したことがある※。ナショナルチャートの1位だった)、コントの動画をいろいろ見てたんですけど、頭が疲れてる時に見ると変な作用があります。
まあイギリスのお笑いなのでそこそこ黒い(なぜアイルランド人)。たぶんさりげなく日本の芸人にパクら(ryいるよね。

※ http://jp.youtube.com/watch?v=565VoXgSTgc

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 移籍報道過熱気味

Daxsf来季の移籍話が紙面を賑わす時期になりました。スクレラのトゥールーズ行きとか、ガルティエがクラブを去るのではないかとか、マルコネとレミー・マルタンがバイヨンヌからアプローチされてるらしいとか、大変革が予想されたスタッド・フランセですが、ここへ来て怒涛の契約更新です。マルコネ残ります。2011年までパリジャンです。今季で契約が満了するブラン、ボクシス、ビュルバン、ラバダンもそれぞれ2年延長。ロンセロとスザルゼウスキは2012年まで契約を延長しました。(あと4年あのセクハラスクラムが見られるわけですね!!!)
スクレラがトゥールーズ行きを決めた時、チームメイトの中にはそれを理解してくれた人もいればあまりよく分かってもらえない人もいた、と彼は語ってました。今回延長を決めた中に、その「あまりよく分かってもらえない人」がいるのかは分かりませんが、プロラグビーの世界にクラブへの愛着といったもののいくばくかが残っているのはよいことだ…

一方コーチングスタッフに関しては、噂されるガルティエの辞任がますます現実味を帯びています。本人は言及を避けてますが。レキップは、近々パリを訪れるだろうマッケンジーがガルティエの後任の本命だと改めて報じました。現FWコーチのランドローはおそらくガルティエと道を同じくするだろう、ということで、シーズン後の現役引退が予想されるドミニシがスタッフ入りしてマッケンジーと組むのではないかとメディアは見ています。実際ドミニシは将来的にやる気満々です※
(※「興味はある。事実そのことでマックス達と話し合った。今、僕には決断したいという思いが強くある」)
私はマッケンジーがどういったラグビーを志向するコーチなのかはよく知らないのですが、現役時代に2シーズンフランスでプレーしたことがあるそうで、フランスラグビーのことはよく知っているのね。

そのスタッド・フランセ、昨夜はダックスのホームで、カマラ、パリセのトライとエルナンデスのDGでキワドく勝利を収めてます(9-13)。主将は契約延長を決めたばかりのマルコネたんでした。ディミトリが帰ってきたよ。

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2008.04.11

 もうですか

読みたい記事がいっぱいあるのです。移籍のこと、聖火リレーのこと、PSGの横断幕事件のこと、ガビー・エインセのスペイン語の(当たり前か)インタビュー、などなど。でも時間は有限だったりする。訳の精度が心配。

さてスーパー14デビューから2ヶ月、レキップの独占取材に答え、ミシャラクさんが早くも帰りたそうな発言をしています。

「僕はできるだけスーパー14でプレーしたい。自分は進歩してると感じてる。でも、代表でプレーしたければ帰らなければならない。シックスネイションズはスーパー14の真っ最中にある。難しいね。僕はスーパー14を戦うのを楽しんでいたけれど、同時にシックスネイションズに出られないのには困った。全部は無理だよ!それでも代表が最高の目標であることに変わりはない」

フランスやイングランドのたくさんのクラブからお誘いがあるらしいミシャラク、
「(クラブを決める基準は)何よりも一緒にプレーする選手達だ。野心と向こう3年間のクラブのプラン。チャレンジがなければ興味はひかれない」

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2008.04.10

HUP! (The Wonder Stuff)

HupWonderstuff "Caught in my Shadow" video
http://jp.youtube.com/watch?v=0HFQkbid9Lw

イギリスの作家で英文学者でもあるデイヴィッド・ロッジは『交換教授』の中で、大学で教鞭を取ったバーミンガムをモデルにしたラミッジという町を、「イングランド中部にだらしなく広がる、大きい、ぶざまな工業都市で、三本の自動車専用道路と二十六本の鉄道線路と六つの澱んだ運河が交わるところにある」(高儀進:訳)と例の自虐的ユーモア交じりのトーン(この種の感覚がバランスを保っているうちはイギリスのカルチャーは正しく機能する)で描写したのだけれど、バーミンガムという町が最近どうなっているのかは知らない。
ともかくそのバーミンガムは、(まあいろんなタイプのバンドが出ているのだけど)、わりとストレートなブリティッシュ・ロックの土壌のあるところです。

この町出身のバンド、ワンダー・スタッフがピークだった80年代末から90年代初めのUKミュージック・シーンは、バーミンガムのバンドというと一目(耳)で分かる「色」がありました。ワンダー・スタッフはビジュアルイメージも含めてすごーく「イギリス的」なロックバンドで、ボーカルでフロントマンでもある皮肉屋のマイルス・ハントは「すっごくいいヤツ」と「二度と顔も見たくないヤツ」のはざまを極大の振幅をもって揺れ動く超英国的個性の持ち主。この“Caught in my Shadow”が収録されたトラディショナル・フォーク色の濃いアルバム“Never Loved Elvis”は本国で大ヒットしました。
メディアの作り出す「シーン」の流行に過敏な日本ではわりと傍流的なとらえ方をされたけれど、本国ではスタジアム・クラスを大入りにした人気も実力もあるバンドで、そのあたりはジェイムスの認知のされ方と似ている気がします。

このビデオのストリート・ライブがどういった状況で行われたものかは忘れたけれど、絶頂期の彼らの勢いを感じさせる映像です。キッズは彼らの好きなバンドにある種の信頼を投資する…ロックミュージック、ポップミュージックは実際、音楽としてはそういったいささか特殊なあり方をしています。
それはフット・スタジアムにおいても似たようなところがあるかもしれないし、私個人はファンとプレイヤーの敬意の交換は最も美しいスポーツのエレメントの1つだと思う。少なくとも私にとっては、音楽はファッションでもなければ知的アクセサリーでもありませんでした。

ここに映っているドラマーのマーティン・ギルクスは、2年前の4月3日にオートバイ事故で亡くなり、もうこの世にはいません。

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 さて骨でも拾うか

先週末のヨーロッパカップでフランス勢はトゥールーズを除いてすべて敗退したわけですが、本日はユーロ・チャレンジカップの準々決勝を戦ったブリーヴ、モンペリエ、カストルの話などを。

3チームはいずれもアウェイ戦。特に優勝候補大本命のセール・シャークスと当たったリーグ11位のブリーヴは、もちろん試合の前から厳しい状況が予想されておりました。イングランド北部の絶え間なく降る細かい雨の中、フィリップ・サンタンドレ率いるセールと、オリヴィエ・マーニュが指揮するブリーヴの対戦は、開始早々のマカリスターのPGやシャバルのトライ(9分)など、セールが最初の20分間に2トライ2PGを挙げブリーヴを圧倒します。(18-0)
しかしそこまで手も足も出なかったブリーヴは戦術を修正、ボールをキープして自陣からの組み立てを図ります。ブリーヴの戦術変更にセールのディフェンスは多少のほころびを見せ、ブリーヴが2トライを挙げて21-12で折り返し。

アグレッシブに後半に入ったセールに対し、野心的なプレーを続けたブリーヴでしたが、ミスで立て続けにファン・マルティン・フェルナンデス・ロベの2トライを許し、さらに1トライとペナルティトライを奪われます。ブリーヴは58分と試合の最後に2トライを返しますが、最終的に49-24でセールが準決勝の出場権を手にしました。
しかしたとえ大差で敗れたとしても、「最終スコアはブリーヴのパフォーマンスを必ずしも反映していない」「恥じることのないプレーだった」とフランスメディアは評価しています。


ウスター・ウォリアーズと対戦したモンペリエにとって不運だったのは、怪我でトマやトランデュック、ピカモレスといった代表選手たちを欠いたことでした。さらに試合中あまりに早くトデスキーニを負傷で奪われ、モンペリエは前半だけで5トライをこうむり、これが痛かった。前半にウドゥラオゴらの2トライ、後半にも2トライを挙げて反撃しましたが、最後はウスターのPGで36-26で終了。
カストルは、ウィルキンソンを始め代表選手が顔をそろえる強豪ニューカッスル・ファルコンズに対して前半の間よく抵抗しましたが(14-13)、後半に入って様相は一変。沈黙したカストルは最終的に5トライをこうむり40-13で敗退です。


準々決勝の気がかりなニュースはシャバルの怪我。ブリーヴ戦の39分に膝を痛めて交代したシャバルは試合後のインタビューで、誰かが上に倒れてきて膝をくじいた、どうも内側靭帯を痛めたような気がする、と話しました。「検査を受けに行くけど、ちょっと心配だね。大事な試合をひかえていて、怪我していいような時じゃないんだから」
続報も見かけないので大事無いだろうと思うけれど。

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2008.04.08

 ハイネケンカップ準々決勝結果バレあり

ハイネケンカップの準々決勝は、私も中継を楽しみにしたいので試合の記事はあまり読んでないのです。つい先日のシックスネイションズでグランドスラムを達成したウェールズ代表のメンバーが多くを占めるオスプリーズがサラセンズと対戦して敗退していますが、やっぱりスポーツは分かんないものだな。

カーディフに快勝したトゥールーズは試合の前々日、ギ・ノヴェスコーチが自転車を走らせていたところを車に衝突されてヘリで救急搬送、と大騒ぎだったらしいのですが、幸いにして大事無く(肩の脱臼とか)、この試合に間に合った模様です。マン・オブ・ザ・マッチはSOを務めたエリサルド。
たしか準々決勝の対戦相手がカーディフに決まった時、ノヴェスコーチが「スタッド・フランセの仇を討つ」みたいな発言をして、パリサポが「マジでェー」みたいな反応をしてたようなすごくあやふやな記憶があるんですけど、次の準決勝では、今度はペルピニャンを下したロンドン・アイリッシュ相手に仇討ちということになりますね。トゥールーズはフランスラグビーの矜持といったものを感じさせるラグビーをするチームですが、チャレンジカップも含めて欧州カップに残ったフランスのチームはここだけ。決勝はトゥールーズとマンスターの対戦が見たいなあ。

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2008.04.07

 すれ違った犬たち

少し前にはどこを歩いても飼い主と散歩中のレトリバー種の犬がいた。それからテディベアカットのプードルやミニチュアダックス、チワワ、コルギーといった中・小型犬の姿が増え、最近は黒毛の柴犬を連れた人をよく目にする。この犬は私が小さい頃によく見かけた、「四ツ」と呼ばれた、目の上に四つ目のような班のある雑種の黒犬に似ている。私はそういった犬の賢げな顔立ちが好きだったのだが、親達は「山犬の血が混じっている」といって敬遠していた。

私が子供時代を過ごしたのは田舎の荒涼とした町のはずれで、放し飼いや野良の犬があたりまえのようにそこいらをうろうろしていた。その頃その辺りでは犬はずいぶん野放図に飼われていたから、子供の目には巨大なシェパードや、熊や猪狩りに使われるという小柄だが気の強い猟犬や、近所の肉屋が飼っている闘犬(店主は散歩の時わざと長めに鎖を持つ)や、愛らしい顔をしているけれど口輪がその信頼感を損ねている中型犬が鎖をいっぱいに引いて吠え立てる中を、それほどには危険ではない放し飼いの犬と、少し緊張して、すれ違いながら学校に通っていた。

小学校の周りには入れかわり立ちかわり気のいい犬がやって来て、渡り廊下の横で通りかかる子供達に嬉々として腹を見せたりしていた。時々授業中の教室まで入り込んでくる犬もいたが、追い出されるとしばらく校庭で所在なげに遊具を嗅いだりしながら、やがて何事かを思い出したといった様子で門から出て行った。
当時一部の校舎はまだ木造だったのだが、ある日友達が大発見をしたという顔で私を呼ぶので行ってみると、教室の床の節穴を覗いてみろという。見ると、その床下の暗がりに、ぽかんと丸いうつろな眼窩の、ひからびた犬の死骸があった。何があったのか、とにかくその犬は床下に入り、節穴から漏れる光と子供達のざわめきの下で死んだのだ。

犬と子供達は着かず離れず、しかしおそらくとても近いところで、何か生々しいものを共有していたような気がする。そこでは私達子供は「がき」だったし、犬達は「畜生」といったようなものだった。「野犬」という恐ろしげで事務的な言葉がその頃あったのかは記憶にない。あの日本犬独特の姿かたちをした雑種の犬達を、最近はあまり見かけることがなくなった。

いくつの頃だったかは思い出せないのだけれど、川沿いの自転車道路を母に連れられて歩いていた時のことだ。天気のいいのどかな日で、広い河川敷はカランと人気がなく、遠くに陽炎が立っていた。向こうから白に赤いブチの、マスチフが入ったような顔つきの垂れ耳の犬が歩いてくるのが見えたが、おぼつかない足取りで近づいてくるにつれ、犬の半開きの垂れた口から血の泡を吹いているのが分かり、アスファルトには点々と血が落ちていた。すれ違いざまに一瞬こちらを見上げた時の、犬の血走った悲しく、しかし何かを諦観したかのような目を今でも忘れることができない。しばらく歩いたところで振り返ると、犬の姿はよろめきながら、もう随分遠くにあった。

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2008.04.04

 ProD2デッドオアアライヴ

Agenmontoisリーグの東西南北上下を問わず、シーズンも終盤に差し掛かると昇格・降格・それぞれの事情がからんでどことなく殺伐とした空気が漂ってくるものです。

古豪の意地と1部への野心が渦巻くフランスラグビーリーグ2部Pro D2は現在21試合を消化したところですが、日曜に行われたアジャン対モン・ドゥ・マルサン(15-15)の試合では、最後の5分間に3枚のイエローカードが出される緊張の中、終了後に観客をも巻き込む大乱闘が勃発。モントワの選手1名がこれは眼窩底骨折でしょうか、今季終了が危惧される重傷を負い、アジャンのサポーター1名が意識を失って担架で搬出されるという混乱の中で幕切れとなりました。アジャン、モン・ドゥ・マルサン両クラブともLNRに訴え、水曜にパリで開かれた規律委員会で、この件についての調査が行われることが決まった模様です。

この規律委員会ではまた、19節のトゥーロン対タルブ(30-13)で起きた乱闘について、トゥーロンに罰金1万ユーロ、タルブに5000ユーロの決定を下してます。トゥーロンはさらに先週末のポー戦(24-23、ポーの勝利)でのまたしても乱闘のため、ポーともども4月の半ばに事情を聞かれる予定。レフェリーになんか言った模様のトゥーロン会長には相当な罰金が言い渡されるかもしれないらしい。スゴい話でしたね。

たぶんこれがその映像。ウマガが映ってますか。しかしラグビーの試合で催涙スプレーとは

Fights Pau vs Toulon and Agen vs Mont de Marsan
http://jp.youtube.com/watch?v=Huqaaix5xds

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2008.04.03

 ガルティエの去就

前々エントリで触れたrugbyramaの「シャバルNFLへ」の記事ですが、つまり、4月1日のニュースはうかつに拾ってはイカンというわけです。そもそもこれライターの署名からして怪しい。
フランス語ではエイプリルフールのことを poisson d'avril (4月の魚)と言うので、エントリの題はシャバルの所属クラブにひっかけて「4月の(塩漬け)鮫」としてみた。まさに「釣れますか?」ですね。画像は「大魚は小魚を食う」というネーデルランドの諺にちなんだブリューゲルの銅版画。

そんな4月の初めですがこの記事は大丈夫かな。ガルティエが今季まででスタッド・フランセのコーチを辞したいと申し出たというニュースに関して、スタッド・フランセはガルティエの後継として、来季の契約が更新されない見込みのワラタスのユエン・マッケンジーコーチに注目しているとオーストラリアのメディアが報じているらしい。さらに木曜のシドニー・モーニング・ヘラルドは、この2週間のうち、来週末くらいにはマッケンジーはパリに赴きマックス・グアジニに会うんじゃないかと伝えているようです。
ガルティエ自身はパリを去る可能性について特に否定していません。エー…。ジラルディ氏亡き後のクラブの副会長就任に言及する向きもあるようですが、ガルティエの具体的な今後についてはまだ分かっていません。

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2008.04.02

 ただしいおとな (Stephen Malkmus)

Realemotional先日NMEがマタドール・レコーズの20周年に合わせてペイヴメントが再結成するかも、という記事を載せていたんだけど、うん?悪くないんじゃない?
元フロントマンのスティーヴン・マルクマス41歳の新譜、“Real Emotional Trash”。3年ぶりじゃんか待ってたよ!というこちらの入れ込みを鮮やかにスルーするいつもの完全マイペースでした。
& The Jicks名義に戻っているように、音はどちらかというと前々作に近い感触。なんと素晴しい尿切れの悪さ。3分くらいにまとめとこうか、とか、もうそういうのは一切ないね。いいんだよ大人なんだから。

マルクマスさんはこんな人
stephen malkmus rocks an elevator
http://jp.youtube.com/watch?v=PzZ9LDkdhxI

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2008.04.01

 Requin (salé) d'avril

スクープ(w)です。rugbyramaやりすぎ

Chabal rejoint la NFL Eurosport - Jean-Chab SZWEBEL - 01/04/2008 15:24
http://www.rugbyrama.fr/rugby/sport_sto1528387.shtml

Affaire à suivre...

Poisson

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 Top14第16節

Tgilardi先週の火曜、TF1のフット中継やテレフットの顔としてフランス国民に親しまれていた有名スポーツジャーナリスト、ティエリ・ジラルディが49歳の若さで心臓発作のため亡くなりました。彼が担当するはずだった翌日のフットの親善試合、フランス対イングランドのキックオフの前には黙祷が行われ、カメラは沈痛な表情のベルナール・ラポルトや目に涙を浮かべたレイモン・ドムネクの横顔をとらえていました。
ジラルディはスタッド・フランセの副会長も務めていましたが、先週末、喪章をつけてバイヨンヌでのアウェイ戦に臨んだスタッド・フランセは、ソバド、ロンセロ、マルコネ、エルナンデス、バスタローのトライなどで36-14で亡きジラルディに勝利を捧げました。特に10番に復帰したボクシスが大変良かったようです。
そのスタッド・フランセに関して、最近ミディ・オランピックが、ガルティエがシーズンの終わりにスタッド・フランセのコーチを辞したいとマックス・グアジニに申し出たらしいと報じたそうですが、さて真偽はどうでしょう。

首位トゥールーズはビアリッツをホームに迎え、ビアリッツのソリッドなディフェンスに苦しみながらもエリサルドのキック4発(1PG3DG)で12-6で勝利。前の週のスタッド・フランセ戦で温存され1週間休んだメンバーの調子が戻らなかった、とプルースは語っています。
ところで最近頭をキンパツにして心機一転のシャークスのミシャラクさんですが、新ヘアスタイルは実はニヤンガと賭けをした結果であると主張している模様です。そういえば年末にニヤンガが遊びに行ってたよね。「ニヤンガも同じようにしたはずなんだけど、あいつがやったのかどうかは分からないんだよな」。見たところニヤンガはいつもどおりみたいなんですが。担がれとるで。

ビアリッツはこの敗戦で5位に転落し、ペルピニャンが4位に浮上。また1ポイント差でトゥールーズにぴったりつけていた2位クレルモンはアルビに52-17で勝ってボーナスポイントを獲得し、62ポイントでトゥールーズに並びました。

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