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2008.02.27

 ウォルシュさん大不評

レフェリーについての評価はよく知りませんが、中継の最初に「ウォルシュさんなのかよ」と思ったのは本当。イタリア戦のメンバー発表は今日のはずですけど、イングランド戦の1列のうち何人が残っているかは見当もつきません。せめて気の毒な1列の名誉のために、イングランド戦のスクラムについてのマスとフォールのインタビューを抜粋しときます。
いつもは寡黙な、というかマイクが回ってこないだけかもしれないけど、プロップ陣がスタッフ同様おもに判定について不満の意を表明しています。マスは話してるうちにどんどんテンションが上がって、最後の方ではインタビュアーに「厳しいですね…」なんて言われてます。いろいろあったんでしょう。(スクラムのルールがよく分からず、誤訳があったらスミマセン)

「率直に言って、自分はまだ(スクラムについての)レフェリーの判定に納得していない。いくつかの判定はちょっと受け入れ難い。というのは本当に我々が支配されていたとは言えないからだ。時に、スクラムを崩していたのはイングランドだという気さえしている。レフェリーは我々しか見ていないような気がした。彼はイングランドには関心がなかった。それはとてもフラストレーションだ。我々は負けた。問題を再検討しなければならない。でもスクラムでは依然有望だ」
(右プロップ、ニコラ・マス談)

「俺達は、まあその是非はともかくとしてもペナルティを取られた。ちょっとフラストレーションだね。俺は相手が誰であれファウルはしたくない。でもシェリダン…セールのチームメイトだけどね、彼には地面に手をつくテクニックがある。それに、試合の分析に最小限のロジックがあれば、あんた方にも彼の肩が腰の位置より低いのがよく見えるだろう。こういった場合にはファウルが取られなければいけないんだ。その点について論争はしたくない。試合は終わったんだし、その値打ちもないことだからね。それに、いくつかのスクラムで俺達がよくなかったのも本当だ」
(左プロップ、リオネル・フォール談)

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Comments

こんばんわ。
しばらくコメントできていませんでしたが、
ルールに関する点について、経験者として
ちょっとした情報を。

スクラムでは、フロントローは手をついては
いけません。また、下方に力を加えても
いけません。

フォールのコメントにある、手をつく行為は
ルール上反則ですから、テクニックといって
いるのはそれをうまくやる技術でしょうね。
肩が腰の位置より低いのは下方へ力を加える
ことになりますので、そう見えるならこれも
反則ということになります。

詳しくはIRBのLaws & Regsのページで。
http://www.irb.com/mm/Document/LawsRegs/0/FULL070709LGLAWS2007JAPANESE_1019.pdf
104ページ、20.3のスクラムでのバインディング
の項、(c)と(d)が該当します。

ちなみに、一般論でも経験上からも、仮に
スクラムがつぶれたとして、それがどちらの
責任かを判別するのはやっている本人たちも
難しいと言われていますし、実際そうだと
思います。
例えば、一方が肩を落としていても、結果
相手側の肩も落ちるわけですから、外見は
どちらが落としたかわからないわけです。
そういう事情もあって、レフェリーの判断は
非常に難しく、ただ危険回避の観点から、
スクラムが数回崩れたらどちらかの反則を
無理やりでも取らなければいけないそうです。
今回のウォルシュの判断が一方的だったと
いう点についてはフランスファンとして同意
ですが、レフェリーの判定の難しさも多少は
経験者として考慮してあげたいですね。
※経験者とはフロントローの経験者という意味です。

長文失礼しました。

Posted by: francefan | 2008.03.04 at 00:13

francefanさん、こんにちは。
詳しいご説明をありがとうございます!勉強になります。フォールのコメントはレキップのインタビューからの抜粋なのですが、訳を間違えてなかったみたいでホッとしました。
フォールはクラブでシェリダンの癖をよく知っているのでしょうね。

スクラムについては、中でどんな駆け引きが行われているのか、私には見ていても分かりません。そもそもレフェリーは分かってジャッジしているのかどうか不思議に思っていましたが、やはり難しいのですね。マスはウォルシュ主審には先入観があったんじゃないかとも言っていました。
ウォルシュさんというと、私にはどうも早とちりな笛を吹いて自分でも困った顔をしてる印象が強いのです。

1列はいろいろと経験値が重要なポジションなのでしょうね。今のフランスにもイングランドのような老獪さが必要なのかもしれないけれど、ウ~ン、それもどうかなあ…
私は1列のポジションはラグビーの精神的な部分をよく表しているような気がして好きです。

Posted by: つき | 2008.03.04 at 13:03

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