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2008.01.29

 猫にねこ車

Katakata_002日頃四つ足だと思って甘く見ていると、たまに立った時の猫は意外にでかい。猫が直立する瞬間は人の尊厳が揺らぐ瞬間である。

私が今年使っている卓上カレンダーは『ネコまる』『猫びより』の日本出版社の週めくり(雑誌投稿写真のセレクションらしい)なのですが、「さて今週は」とめくってみると、キジトラのブチ猫がすっくり立ち上がって、ミッフィーの幼児用手押し車に手をかけ、今まさに押さんとしているのである。
すわった両目が押す気満々であり、何か二足歩行への野心といったものを感じさせる写真になっているのだった。

いや押してるわけじゃなく猫としてもちょっと背筋を伸ばしたかっただけとか、持ち手に手をかけるまでの段階に何らかの人的作為が働いているんじゃないのだろうかと思っていたら、まさに同一猫と思われる猫が「押している現場」をようつべで発見してしまったわけなのだが、それはあくまで芸事の一環のようなのでなんとなくホッとした。

というのはまあ一般に、たとえば深夜トイレに起きたら暗い廊下で手押し車を押している猫がこっちを振り返るとか、たとえば冷えた家庭の重苦しい沈黙の傍らをカタカタと通り過ぎる猫とか…といった光景をつい妄想するにつけ、「それはちょっとイヤすぎるのではないか」と思うわけで、あまり猫には自主的に取り組んでほしくない趣味の1つだと思うのである。

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