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2007.10.07

 なるようになるのよ

ロテンは1999年の例を引いて「フランスはニュージーランドに勝てる」と言ってましたが、この時のメンバーの1人であるイバネスは、"過去を振り返っていては駄目だ、それぞれ別の試合なんだから"、と言います。見識ですね。

この大一番に臨んでスタッフはいくつか博打を打ってきました。ラポルトは「我々の最高のキッカー」であるボクシスの起用については心配していないとのこと。経験不足を懸念する声もあるけれども、ボクシスは既にU-21のワールドチャンピオンで、シックスネイションズでも優勝を勝ち取った、それに「彼は考え込むようなタイプではないから」。
トライユはここまで代表では一度、数分間しかFBでプレーしたことがありませんが、スタッフはこの位置にトライユのキックプレーが必要だと考えているようです。

ボクシス、トライユともにラポルトがインターナショナルレベルのキッカーとして評価している選手。展開はおして知るべし…かな。FWについていうと、プーマスのレデスマはナレがチームを外れたことに驚いているようですが、私もまあそう思う…。いずれにせよフランスのFWはニュージーランドより62キロ軽量です。

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さて今週は、このクォーターファイナルで両チームのどちらがどの色のマイヨでプレーするかでもめにもめたわけですが、発表は延びに延び、結局試合当日の朝8時になって決定が伝えられました。

ことの発端は火曜の朝。試合で着用するマイヨの色を決めるために両代表のマネージャーがコイントスを行い、フランスが勝った。フランスはもちろん青のマイヨを選択し、ニュージーランドは明度の近い黒ではなくグレーのセカンドジャージを着るだろうと思われた…が、負けた側のニュージーランドがグレーを着るのを断固拒否したことから事態はややこしくなる。
トスに勝ったジオ・マゾの反応は、「我々は青のマイヨでプレーするつもりだ。それが我々のカラーなのだから。私はコイントスに行くためにわざわざ早起きしたんだ」


さらに事態が混迷したのは水曜。ITVのカメラを入れてミレニアム・スタジアムでテストを行ったところ、ニュージーランドのジャージが黒でもグレーでも、フランスのナイトブルーとは見分けがつきにくいことが…分かった。
2週間前にスコットランドとニュージーランドの対戦で、視聴者がグラウンドの両チームの選手を見分けるのに神経を集中しなければならない事態を招いたことから、このテのトラブルには多分に過敏になっていると思われるRWCは、
「スコットランド対ニュージーランドの後、我々がこのセカンドジャージで問題を抱えるのは2度目です。少なくとも言えるのは、我々のテクニカルチームがこのジャージの使用を認めたのはまずかったということです。決して認められるべきではなかった」

解決策の1つはどちらか一方のチームが白を着ること…しかしセカンドが白だったのはトスに勝ったフランス。
木曜の一日中交渉が続き、いらだったラパセFFR会長は、「我々はルールに従ってカーディフに行き、ホテルを変えた。あなた方がルールを変えたいのならご自由に!」


一方、選手の側は論争を避けました。「はっきり言って、僕達が黒を着ようが白や緑を着ようが、試合に出る以上そんなことはどうでもいい」(チオン談)。

「グラウンドでは僕達には見分けがつくと思うんだけどなあ。ことがややこしくなってるのは、どちらかというとTVのためでしょう。TVはますます影響力を持ってきてるから」、とはエマンス。
「僕達のオフィシャルなマイヨはブルーで、僕達はコイントスで勝った。そういうことさ。それから見るべきはマイヨの色じゃなくて中の人。あなたたち(記者)の記事のネタにはなるだろうけどね。なんで論争になってるの?ルールがあるんだからそれを尊重すべきだよ。僕達は規則に従ってマルクシを出ざるをえなかったんだ」


最終的に伝えられた決定は、フランスはブルーのシャツに白のパンツとソックス、ニュージーランドはグレーのジャージを着用、というものでした。妥協点ですかナ。視聴者に区別がつきやすくすると同時に、密集でのジャッジのこともあるんでしょう。
↓エリゼ宮にてマイヨを交換して笑顔のネイビーブルーのスーツのサルコジと、黒を着たニュージーランド首相ヘレン・クラーク。エスプリのつもりか。

Sarko1

【妻たちの事情】
選手にとっていちばん身近なサポーターはなんといっても家族です。
FFRは選手の奥さん達のためにカーディフ行きの40人乗りの飛行機をチャーターはしたものの、往復の旅費500ユーロは選手持ち。しかも現地のホテルはどこもいっぱいで、日帰りで往復しなければならない。

「飛行機に乗ってパリのホテルで寝るためだけにそんな大金は払えないわ」ということで、結局この飛行機に乗るのはトライユ、チオン、ミルー、ボネール、スザルゼヴスキの奥さん達とアリノルドキの彼女だけ。
ドゥヴィリエ夫人とイバネス夫人はロンドンの友人を頼るようですが、その他の奥さん方はTVの前からの応援です。そこで、「他の奥さん達と一緒に試合を見られるよう準備するつもりよ」、とクレールのガールフレンド、ヴァレリーさん。
なおFFRは、「決勝に関しては我々が勘定を持ちますよ」

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