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2007.10.31

 クラブ会長の事情(2) 金と理想とフランスラグビー

Dimitrihernandez2ずいぶん間が開いてしまったけれど、メトロのマックス・グアジニ・インタビューの続きを。今回はラルジャン、お金についての話。はなはだ奇抜な戦略でラグビー人気の普及に貢献(?)しているスタッド・フランセですが、グアジニ会長自身は当初プロ化には反対の立場だった、というのはちょっと意外でした。
リーグの外国人選手に関しては、つい最近の記事で記者がセルジュ・ブランコに「外国人選手の殺到はフランスラグビーの将来を脅かすものですか?」なんて質問をしていたのを見かけたけれど、国内に漠然とそういった危機感もあるのかもしれないですね。多少言葉のきつい部分もありますが、一ラグビークラブ会長の見解としてお読みください。

Q: あなたはこのスポーツをよりグラマラスでモダンにし、観客層を広げもした。あなたはラグビー界が金まみれであることを悔やむ純粋主義者たちの懸念を分かっていますか?
「ラグビーはプロ化を望んだ。私自身はもちろんこの動きには好意的ではありませんでした。しかしいったん選択がなされたら、うまく進行中の列車に乗らなければならなかった。なぜかって?我々は選手がもっぱら彼らの仕事に専心するために彼らに金を払っている。財力が必要なのです。そうは言っても、スターは依然としてチームでなければならない。個人の成績に重きが置かれるフットボールとは反対に、ラグビーにおいては常にチームとクラブがプライオリティだった。他の14人がいなければ、どれだけ才能があろうと選手は何にもならない」

Q: ラグビー選手はまだごく普通のヤツらですか?
「ええ幸いにしてね。いずれにせよフランスの選手達は。彼らはカネのことしか考えないわけじゃない。今季、我々の補強の1人はパスカル・パペという名の選手です。ワールドカップにあたってベルナール・ラポルトから忘れられた選手の1人だった彼ですよ。本当のところ、パリに来たいと言ったのは彼です。私自身はそれほど熱心ではなかった。そして実際、私は彼が素晴しいメンタリティの持ち主であることが分かりました。このクラブに加入するために、彼はサラリーの30%減額に同意した。考えてみてください。彼はそれでも2度レ・ブルーの主将を務めたんです。イタリア代表のセルジオ・パリセは残留を選んだ。彼に大金を積んだイングランドのクラブから口説かれていたのにね」

Q: ワールドカップの後に、大勢の南半球のスター選手が大金を支払われてフランスにやってきます。不安はないですか?
「それは主に2部のいくつかのクラブにかかわることです。トゥーロンとラシン・メトロのようなね。それらのクラブはすぐにでも存在を示したいのです。これらのチームと契約したオーストラリアやニュージーランド、南アフリカの選手達は、スポーツのプランのためにそこに行くのではない。彼らの多くはもう若くはない。彼らにやる気を起こさせているのは金の力です。スタッド・フランセでは、それは決して我々のやり方ではありません。まず我々には財力がない。それに、いつかフランス代表入りするような若手に賭ける方がいい。私はこの方針で動いている。我々のリーグで輝かしくキャリアを終えたがっている外国のスター選手には関心がないのです」

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2007.10.30

 シリーズ・ワールドカップを振り返る

書ききれなかったことも訳しきれなかった記事もあります。折に触れ上げていこうと思います。
↓はニュージーランド戦の終了後、サポの皆さんに挨拶しに行くフランス代表の動画。遠目だし短いしボヤボヤッとしててよく分からない映像なんですけど、(たぶん)シャバルとディミトリ(だと思う)のホホエマシイ場面が一瞬見られます。まージャンパーとは仲良くしとかないとナ。ほんとにこれが決勝だったらよかったんだけど。

Les Bleus Vs NZ Lap of Honour Cardiff
http://jp.youtube.com/watch?v=NDJIr491VdY

でもあの時なんで裸足だったんだろうね。

Dimitrimarty

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 帰ってこない人たち

ワールドカップの会期中になんとなく載せそびれていたんですけど、いろいろお騒がせのザウザウがアジャンに戻ってきてるらしいんですよ。それで、いきなり膝を痛めてあと2週間ほどかかるのだそうで。なかなか合流できない人だのう。
というかこのテのニュースを読んでると、つい懐かしい気分になる…というのはパリ時代のロナウジーニョの話なんですけど、彼がまたバカンスから帰ってこない人でねェ。ルイス・フェルナンデスがカンカンだっていうんで気になって現地ニュースを探すと、サンバガールと一緒の画像とかばっかり出てくるんですよ…彼どうしてるかな。

帰ってこない人といえば、ファン・マルティン・エルナンデスがまだアルゼンチンでバカンス中らしい。もっとも彼の場合はちゃんとクラブの許可を取っている。お姉さん(かな)の結婚式に出るんだって。土曜までの予定なので、もちろん次節トゥールーズ戦には出マセン。コルレトとロンセロはチーム入りできるかも。

Hernandez11

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2007.10.29

 開幕戦はこんな感じ

Parisclermontカナルプリュスのネットライブは日本からではアクセス無理っぽだったようで、すみませんでした…  _| ̄|○
しかしスザルゼヴスキがカドモアにビンタ、なんて一文を読んだだけで十二分に萌えられてしまう自分(何故)は、ある意味テキストライブには向いているのかもしれない。人間、想像力だと思うヨ。それにしてもカードもらわなくてよかったな…。確かにイバネスはいい兄貴のようだけどそんなとこまで見習わなくてもいいので。

Top14第1節試合結果:
ダックス 10-15 トゥールーズ
スタッド・フランセ 23-17 クレルモン
カストル 25-12 オーシュ
ブリーヴ 21-22 バイヨンヌ
ビアリッツ 15-15 アルビ
ブルゴワン 10-8 モントーバン
モンペリエ 19-12 ペルピニャン

スタッド・ドゥ・フランスのラグビーのお祭りは続きます。昨季の覇者スタッド・フランセは、怪我人とワールドカップの休養(アルヘン勢とドミニシ)で不在者が多め。大会から戻ったスクレラ、ベルガマスコ兄弟、パリセ、そして直前に熱出したけど間に合ったレミー・マルタンがスタメン入りし、スザルゼヴスキとボクシスがベンチに入りました。一方クレルモンは12人のムンディアリストのうち7人がチーム入りし、ワールドカップであまりプレーできなかったルージュリー、ミニョーニはスタメン出場。プレゼンテーションの時、両チームのフランス代表には観客から喝采が贈られたそうです。

試合の方はホームのスタッド・フランセがミルコ・ベルガマスコ、リーベンベルグ(股抜きww)、ソバドのトライで60分までに20-9とリード。しかしパリジャンはそこから調子を落とし、昨季同じスタジアムでの決勝の雪辱に燃えるクレルモンは72分に1トライを返す。6点差で迎えた78分、クレルモンの2トライ目か…と思われたが主審がビデオ判定もしないでこのトライを認めず(ちょっと物議をかもしている)、スタッド・フランセの勝利で試合終了。
どうもスクレラのキックはまだ不安定みたいで、コンバージョンを2回失敗した。彼は怪我人の関係で後半からボクシスにSOの位置を譲ってFBをやったみたいなんだけど、これって特に「布石」ってわけじゃないよね?
無念の敗戦にガックシのクレルモントワは、その日のうちにクレルモン=フェランへの帰途に着いたそうです…バスで。4時間くらいかかるらしいんですけど。

さりげなくゴールポストがピンクな点に注目
Stade francais - clermont 23-17
http://www.dailymotion.com/video/x3bdmg_stade-francais-clermont-2317_news


さてスクレラはそんな調子だったようなんですが、エリサルド暫定10番(暫定なんだろうか)の確変は依然続いているらしい。金曜のダックス戦では彼のキックでトゥールーズの全得点を叩き出してます(4PG、1DG)。動画見たらスゲーDG蹴ってるみたいなんですけどあれ40メートルくらいあったんじゃないの?しかし大健闘のダックスは終了の笛の直前に、この試合唯一のトライを挙げてボーナスポイントを獲得。
新代表監督リエヴルモンは、11月3日のバイヨンヌ戦まではダックスに残って指揮を取る模様。これはアツい試合になると思うヨ。また、出身地で古巣のダックスが昇格となれば黙っておれないイバネスが、このトゥールーズ戦を観に来てたそうです。

土曜、バスク方面ではビアリッツがホームのアギレラでアルビに引き分け、スタードダッシュに思いっきりつまづいてます。スコア的にはヤシュヴィリとMaillardのキックの蹴り合い。モンペリエとペルピニャンの…これはラングドックダービーってことかな、を制したのはホームのモンペリエ。Trinh-Duc、Ouedraogoといった若手が大活躍したそうです。楽しみです。

1節の結果で、今季のTop14は伯仲しそうだという予想も出ているけれど、上位チームは大勢のムンディアリストを準備に欠いていたこともあるし、下位チームは上位の調子が上がらない序盤のうちにトップフォームをぶつけてくることもあるから、さて、今後はどうなりますか…。どこか放映権取ってくれないかなー。

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 ピンク・キャデラック

【今日のひとこと】
友人から、スタッド・フランセのピンクのマイヨの稲妻模様はギャ○ンドゥのようである、とのメールをもらいました。
…ありがとうございます…

平素、むくつけき男どもに担ぎ上げられたりチューされたりのブクリエ・ドゥ・ブレニュス(優勝楯)ですが、この日はムーラン・ルージュのネエちゃん達に挟まれ嬉し恥ずかしウィニングパレードであります。27日、スタッド・ドゥ・フランス。スタッド・フランセ対クレルモンの試合前のヒトコマ。

Brennusgirls

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2007.10.27

 スタッド・フランセ プレゼンテーション

スタッド・フランセ・パリ
創立:1883年
会長: マックス・グアジニ
コーチ: ファビアン・ガルティエ&ファブリス・ランドロー
主将: ピエール・ラバダン
スタジアム: ジャン=ブアン(12,000席)
昨季最終順位: リーグ優勝
スター選手: ファン・マルティン・エルナンデス
見どころ(たぶん): いたずらに高い顔面レベル、前代未聞の派手マイヨ、強い1列、キッカー大杉。

昨季終了後、11季にわたってスタッド・フランセに在籍したオラドゥ主将がラシン・メトロに移籍。ピチョットも同じく(少なくとも彼にアルビセレステのラシン・メトロのマイヨが全く違和感がないだろうことは確か)。そしてカナダ代表のマイク・ジェームスが引退と、チームを支えた選手達がクラブを去りました。
一方、カストルからパペ(LO)、アトゥブ(PR)、オーシュからモンタネラ(PR)、そしてスコットランド代表サイモン・テイラー(FL/NO8)に、期待の新星バスタロー(CTB)らが加入。バスタロー(正確な表記はワカリマセン)は3部リーグのアマチュアチーム所属でありながら代表の6月のニュージーランド遠征に招集され(最終的に負傷で外れた)話題になった、パリ郊外クレテイユ出身の19歳です。
ワールドカップのリストから外れた後、スタッド・フランセに移籍して奮起が期待されるパペは、ジャン=ブアンの観客にオラドゥ、ジェームスの離脱を忘れさせることができるかどうか。エルナンデスの残留は大きいですが、そのへんは彼のモチベーション次第かと思われる。

【ムダ知識】
昨季、「最もセクシーなラグビー選手」に選ばれた3列パリセ(伊代表)の彼女は、現ミス・ヨーロッパのアレクサンドラ・ローゼンフェルド嬢。今年1月のトゥールーズ戦の始球式にアレクサンドラが招かれた時以来のお付き合いだそうな。試合の後で選手達との食事会があり、そしてパリセがどうやって美女を落としたかというと…どうもしなかったのである。他の選手達が彼女と言葉を交わす中、パリセは一言も話しかけられず、彼女の横にただおとなしく黙って座っていた。が、「ふと彼を見た途端、私は彼のとりこになってしまったの(はぁと)」(アレクサンドラ談)だそうです。

L'EQUIPE TYPE: Hernandez ; Corleto, Messina, Liebenberg, Dominci ; (o) Skrela (ou Beauxis), (m) Fillol ; Martin, Rabadan (cap.), Burban ; Pape, Marchois (ou Du Plooy) ; De Villiers, Szarzewski, Roncero.

Maillot0708pink

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2007.10.26

 TOP14が始まる

Dimitri_b誰が新監督に選ばれたかではなく、そこまでの過程が問題であるとブランコはブーブー言っているわけなんだけど、すごく大雑把に要約するならばつまり、「LNRに一言の相談もないとは何事ぞ」、「スクレラ(父)謀りおったな」ということじゃないかと。
メディアは既に2011年の代表はどうなる?みたいな話題に移ってます(ラグビーのカレンダーをワールドカップ中心に考えすぎるのもどんなものかと思うけど)。去る人たちとしては、プルースとドゥヴィリエは代表からの引退を正式に表明したそうです。ドミニシもおそらく。もうエンジンにガソリンが残ってないんだって…。うひ~ん泣いていい?3位決定戦で「ジダネスク」なシンビンをくらったイバネスと、ベッツェンの今後はまだはっきりしていないようですが、新監督とスタッフには彼らのように経験のある人物のサポートが必要なことは確か。それが選手としてなのか将来的にスタッフとしてなのかは分かりませんが。

さて週末は休む間もなくTOP14開幕です。いきなり昨季の決勝カード、スタッド・フランセ対クレルモン@スタッド・ドゥ・フランスです!「レミーと僕はワールドカップであまりプレーしなかったから、早くグラウンドに立ちたいよ」、とはスクレラ息子。この2人は大会中同室でしたが、観客席組同士妙な連帯が生まれているようです。この試合はカナルプリュスがオンタイム配信する(http://www.canalplus.fr/、そういや放映権移ったんだっけ)という情報をいただきました。ありがとうございます!!!
紙芝居の予感!がしなくもないですが、全国4,200万のフランスラグビーファンはディミトリのフトモモを拝みつつ27日現地時間15時を待つべし。

おっとその前に、開幕直前に監督をぶっこ抜かれて会長顔面蒼白の昇格組ダックスと、SOが19歳の子1人しかいないんでエリサルドが10番をやるらしい(ケラハーがSHをやる)トゥールーズの試合が今夜現地時間20時30分からありまーす。

Le groupe parisien
Avants : Blin, Szarzewski, Ledesma, Weber, Montanella, Attoub, Marchois, Pape, Milton, Du Plooy, Parisse, Martin, Mau. Bergamasco
Arrieres : Albouy, Fillol, Skrela, Beauxis, Saubade, Arias, Mir. Bergamasco, Liebenberg, Jeanjean
En reserve : Guyot, Hireche, Marechal, Bastareaud, Bousses

Le groupe clermontois
Avants : Thomas Domingo, Mirko Lozupone, Laurent Emmanuelli, Goderdzi Shvelidze, Davit Zirakashvili, Thibaut Privat, Loic Jacquet, Jamie Cudmore, Alexandre Audebert, Sam Broomhall, Emmanuel Etien, Elvis Vermeulen
Arrieres : Pierre Mignoni, Arnaud Pic, Brock James, Benoit Baby, Pierre-Emmanuel Garcia, Gonzalo Canale, Julien Malzieu, Vilimoni Delasau, Aurelien Rougerie, Anthony Floch

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2007.10.25

 新監督発表

Mlen_3

ラポルトの後を引き継いで新フランス代表監督に任命されたのは、元フランス代表で現ダックスのコーチ、マルク・リエヴルモンです。当初の噂ではビッグクラブでタイトルを獲得した監督達のそうそうたる名前が上がっていましたが、フランス代表の今後はこのもうすぐ39歳になる新監督と、彼を補佐することになるであろうエミール・ヌタマック、ディディエ・ルティエールに託されることになりました。

リエヴルモンは現役引退後U-21の監督として経験を積み、昨季はダックスを指揮して1部昇格させたばかり。彼をサポートするヌタマック(現在はトゥールーズエスポワールのコーチ)はBKコーチ、ルティエールはFWコーチを務めることになるかと思いますが、共に06年のU-21(ボクシスらがいた)を優勝に導いたコンビです。トップチームでの経験の不足が懸念されるところではありますし、ブランコもブーブー言ってますが、今後代表チームも世代交代が進むのかもしれません。また、フィリップ・セラがU-20フランス代表のマネージャーに任命された模様です。

不満な人。「なんじゃこりゃあ~」
Blanco_2

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2007.10.23

 なんだかんだでご残留

昨季終盤以来レスターに移籍するのしないので注目を集めていた「エルナンデス事件」ですが、どうやらグアジニと合意に至った模様で、彼は07-08シーズンはスタッド・フランセでプレーします、というコミュニケが出ました。少なくともあと1年はパリジャンだということです。
今季ロフレダが指揮を取る予定のレスター・タイガースはエルナンデスに10番を確約する高額オファーを出していたそうで、エルナンデス自身もレスター行きの希望を口にしていました。グアジニがどんな条件で合意に至ったのかは分かりませんが、既にSOにスクレラ、ボクシス両フランス代表がいるスタッド・フランセの今季の選手起用に注目でございます。

Hernandezkaki

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 勝つだけでなく (2)

南アフリカ優勝おめ、そしてハバナ君IRBプレイヤー・オブ・ザ・イヤーおめです。
ハバナ君といえば、ワールドカップの週末の自由日に他の選手達が“パリの夜”を見物しにくり出す中、1人でジョニー・クレッグのコンサートを見にいった、なんて記事をプールのイングランド戦の頃に見かけました。「ジョニー・クレッグは一番美しいやり方でアフリカについて話す。彼は全世界に南アフリカのメッセージを伝えているんだ」と心打たれた様子のハバナ君は、ラグビーを通じて南アフリカのメッセージを伝えていくことになるんでしょう。

話は変わりますが、ワールドカップの会期中はフランス代表関連の更新で手一杯で、ニッポンジンでありながら日本代表のことにまったく触れられなかったことを反省しつつ、ここに『日本はトゥールーズの観客のリスペクトを獲得する』というタイトルのル・モンドの記事の一部を載せておきます。フィジー戦の記事です。
「それでも試合の最後に、日本代表は長く感嘆に満ちたオベイションを受ける資格があった。ラグビーのスタジアムでは人々は美しいプレーが好きだ。しかし同じくらい勇気と献身が好きだ」
判官贔屓という見方もありましょうが、まあそのへんは謙虚に受け止めるしかないかなと。しかし日本代表はプール敗退はしたけれど、フランスの、というか世界の人々に鮮やかな印象を残したんだろうし、それは一国の代表としてはスポーツの文脈を超えてとても意味のあることだと思う。

Habanajda

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2007.10.22

 Au coeur des Bleus

フランス代表のワールドカップを振り返るドキュメンタリーです。30分近くあるのでお時間のある時に。

http://www.eurosport.fr/rugby/coupe-du-monde-exclusif/2007/mcplayervideo_vid54849.shtml

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2007.10.21

 これじゃフットボールじゃないか

アルゼンチンラグビー代表の国際試合を見ていると、「そうだよなー国歌なんだから歌もあるよな」なんて当たり前のことを再認識したりするのであります。アルゼンチンフットボール代表の国歌斉唱では大抵前奏部分が流される。ブラジルホームの試合とかだとさらに短縮バージョンがあったりする。南米フットの代表戦は基本的にはプチ戦争、相手国の国歌に対する敬意といったものはなさそうな感じである。(ミルトン・ナシメントとジルベルト・ジルが出てきて国歌を歌うなんて場面に遭遇することもあるのでブラジル音楽ファンは要注目)

フランスがスタメンの多くをターンオーバーして臨んだ3位決定戦(フランス 10-34 アルゼンチン)、前半20分くらいまではオッいいじゃん、と思ったんですけどねえ。選手達にモチベーションはあったと思う、でも戦術は一貫性を欠いていたし、ミシャラクの批判に表れたみたいにチームの核となるものが揺れていた。アルゼンチンはフランスのお株を奪う見事な展開で計5トライを挙げて、フランスは67分にポワトルノーが意地の1トライを返したのみ。(前のエントリの追記ですが、ポワトルノーの「アルゼンチンのプレーだってつまらない。彼らはモールとパントを上げることしかできないじゃないか」という発言は、フェリペ・コンテポーミの「僕達はこのワールドカップで、まだフランスのシャンパンラグビーにお目にかかってない。フランス人が僕達は手でプレーしてない、と言ってるのはよく聞いたけど、彼らのブラックス戦でもイングランド戦でも、そんなところは大して見かけなかったね」という発言に対するリアクションです)
内容的には見ごたえがあったけれど、あまり後味のよろしくないことも多々あったのは残念なことでした。この試合がドミニシ達の最後の代表戦になるだろうと思うとやはり悲しい。彼らはもっと敬意を払われてよかった。

イバネスは会見で、試合の間中繰り返されたアルゼンチンのオフサイドと、フランスをいらだたせるための挑発行為に対して、
「メダルを獲得した彼らにおめでとうを言う。しかし、彼らを誉めそやしすぎるべきではない。私にとって、彼らはグラウンドで真のラグビー選手には期待されない振舞いをしたからだ。80分間に2度、私はありとあらゆるスペイン語の侮辱の言葉を学んだ。彼らは勝った時には分別を持たなければならない。彼らはとても素晴しいチームだが、メンタリティはそうではない。またアルゼンチンとの対戦はあるだろうが、我々は金曜の夜に起きたことを忘れないだろう」、と怒りをあらわにしていたそうです。またミシャラクは、
「僕達にはたくさんのトライチャンスがあったけれど、できなかった。こんなふうに終わるのは悲しい。できることはしたんだ。ラックの球出しも何度も何度も遅らせられたけれど、ボールの上に寝ているヤツらがいても、審判は彼らを罰しなかった」と、無念のコメント。

試合の後、フランスの選手達がしんみりと記者会見をしているところに、アルゼンチンの選手達が大騒ぎしながらやってきて挑発した、なんてこともあったらしいです。やっぱりフランスはアルゼンチンとは相性が悪い。相性が悪いというよりは、「カモにされている」と言った方が正確かもしれない。
テクニックと情熱とマリーシアが渾然一体となったカオスのような彼らのラグビーは、やはりとてもフット的。しかしフットならともかく、「ラグビーがそれでいいんだろうか」という疑問も脳裏をよぎるわけです。つまりいわゆるラグビーの精神というやつです。

フットは純然たるスポーツというよりは、例えばスペインの牛追い祭りみたいな毎年死傷者を出しながらも続いていく年間儀礼、共同体のガス抜きに近い機能も果たしている。スーペルクラシコに沸き立つボンボネーラの熱狂的な映像はある種の畏怖さえ抱かせるものだけど、もし彼らからあのお菓子箱を取り上げたら、あの狂騒はどこへ行く?様々な国、様々な層の人々、混沌とした世の中を受け入れるフットにはそれなりの「幅」が要ります。
けれど私はラグビーを見始めた頃、ラグビーはもうちょっと理性的領域のスポーツのようだと思ったし、そこが気に入った。フランスのラグビーファンを見ていると、ここではいいスポーツ文化が育まれているんだろうなとうらやましく思う。世界中に広がったラグビーはますます変容していくだろうけれど、それでも守られるべきものは何だろう、そういう話です。私はまあとんでもなく荒くれなサポを抱えるフットクラブのファンでもあるし、フットの文化に半ばウンザリしてラグビーを見始めたから、なおさらそう思うのかもしれない。「これじゃフットじゃないか」

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2007.10.19

 勝つだけでなく

膝を痛めたトライユは結局3位決定戦を棄権することになり、足の指の怪我はどうやら大丈夫らしいマルティが代わることになりました。

イングランド戦でのフランスのどこか確信のないプレーぶりは、その前のニュージーランド戦の出来を考えればまったく不可解なものでしたが、今思うと試合開始直後、FBには不慣れなトライユがボール処理をミスってトライを許した、あれが心理面で大きかったんでないかという気もします。あの瞬間にフランスの選手の間には、漠然と(あるいはあからさまに)抱いていた戦術に対する不信感が黒雲のように広がったんではないかと。
ラポルト体制もこれでオサラバということで、大会終了後に南アフリカに旅立つミシャラクが週の半ばにあけすけにスタッフの戦術批判をして、ちょっとばかり物議をかもしました。彼は「僕達のラグビーはとてもプアだった」と断言しています。まあそのテの批判をする時はまず一人称でだね…というツッコミはおいといて、

「03年から07年の間、フランス代表は沈滞していた。僕達のプレーはいつも同じで進歩がなかった。あまりにステレオタイプで、誰もが僕達がどうプレーするかを知っている。アルゼンチンが僕達を破ったのはそのためだ。誰もが僕達のボールがラックで遅れれば自分達のプレーができないことを分かっている※。選手の間ではよくその話をしたけれど、4年間で形になったことを白紙に戻すのは難しかった」(ミシャラク談)

(※ まー確かに開幕戦のアルゼンチンはラックも含めて結構ギリギリであった。アルゼンチンフットボールは創造性あふれる足技と熱い闘志と洗練された「マリーシア」で動いているといっていいかと思いますが、競技文化は違えどアルゼンチンはアルゼンチン。潔さとか紳士性とかにこだわって見すぎると南米特有の濃い~滋味を見逃すことになるのではないかと思う。ちなみにデュソトワールはアルバセテを警戒しているようだ)

3位決定戦の前にこういう話が出るようでは、チームの意思統一という点でこの試合は難しいかナと思うけど、まあ選手がプロフェッショナルであることを祈る。ジオ・マゾはミシャラクがしゃべったことに対して、「ラグビーの精神に反する。フランス代表は30人の選手であってミシャラク1人ではない」と協調をアピールしている。実際、ドミニシを始め多くの選手のラポルトに関するコメントは、表に出ている限りでは、何だかんだ言いながらおおむね擁護的です。
ミシャラクの友人ポワトルノーの見解は、やはりミシャラク寄りかもしれない。「フレッド(ミシャラク)と僕はリスクを冒すのが好きなんだ。僕達を一緒に使うのは監督にとってはいつだってストレスさ」。たとえ3位決定戦であってもスタメン復帰で大いに意気が上がっているポワトルノーは、勢いで「ワールドカップの開幕から僕達のプレーはパッとしなかったけど、アルゼンチンのプレーだってつまらない。彼らはモールとパントを上げることしかできないじゃないか。シャンパンラグビーができるのはファン・マルティン・エルナンデスだけだ」なんてしゃべって、それがアルゼンチンのラ・ナシオンに見つかって記事になっちゃったりしたんだけどさ…

自国開催のフランスに出さなければならない結果があったことは分かるし、勝ちを意識したリアリスティックなラグビーで準決勝まで来ましたが、優勝の夢が断たれた後で、最後にフランスらしいラグビーを見てみたい気もするんだけどな。ラポルトに絶縁状を叩きつけたミシャラクだけど、グラウンドにはジョジオンもエマンスもいない。難しい試合になるだろう、でも少なくとも彼らには自分達のラグビーに葛藤するだけの理想があるのだと思う。
ピチョットは「本当に決勝でフランスと戦うのが夢だった」と言っていた。もし両チームにまだモチベーションがあって、決勝カードより素晴しい試合をしてくれたらそれでいいかなと思うのである。

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 JスポGJ

Maillot0708_2 4年に1度のワールドカップももうすぐ閉幕、しかし祭りは終わってなかったようなのである。
http://www.jsports.co.jp/company_info/release/release_20071012.html
まじすか。よーしワタクシことムチムチ系普及推進委員会は引き続き頑張っちゃうぞ。できればハイライト番組もオネガイシマス。
これはぜひともグアジニにはエルナンデスを死守してもらわねばならぬのですが(放映枠的に)、今季のスタッド・フランセはマイヨがビミョーすぎるのよね。スタッド・フランセといえば、Jスポのコラムでちょっと気になったのは、ホームスタジアムは今夜の3位決定戦の舞台パルク・デ・プランスではなく、パルクに比べるといささか見劣りのするお隣のジャン=ブアンなのです。2011年に新スタジアムができまーす。

(3位決定戦の話題は後ほど)

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2007.10.18

 引退宣言その後

南アフリカ戦後のピチョットの涙の代表引退宣言について付け加えると、実のところその模様を伝える記事のニュアンスはビミョーだった…つまりたとえば、

Les adieux de pichot?
Le capitaine argentin, Agustin Pichot, tres emu, a confirme qu'il etait en fin de carriere.

というこれはrugbyramaのベタ記事の一部ですが、つまり記者は「ピチョットが引退を認めてるけどかなり動揺してるみたいだし本気かな」と言わんとしているのであろう、と読めるわけです。

準決勝直後の会見でピチョットは、
「金曜にプレーするのに十分なモチベーションが自分にあるかどうか分からない。マルセロ(ロフレダ)とはそれについてまだ話し合っていない。でも僕にとってワールドカップは終わった。僕達は30人のチームだ。金曜には全員がプレーするのが当然かもしれない」
と語ったのですが、3位決定戦のスタメン発表があった水曜、トーンは微妙に変わっていたようなのです。
「僕はプレーしないとは決して言ってない。日曜、南アフリカ戦の後で『これが僕の最後の代表戦になるかもしれない』と言った時には、僕は率直だった。ボクスにワールドチャンピオンの夢を打ち砕かれたばかりで、ものすごく落ち込んでいたんだ」

まあ、アナタがいないとさびしいですよ。続けてくれないかな?あんまし対戦はしたくないけど!

Pumasboks_2

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 満身創痍

Pichotプルース、ミルー、ジョジオン、マルティが怪我で棄権、トライユはイングランド戦以来軽い捻挫、シャバルはトレーニングも軽いランニング程度。さらにアリノルドキとドゥヴィリエも怪我、おまけにチオンが風邪。ボロボロですなあ。
フランスのスタッフは3位決定戦に臨んでチームをターンオーバーしてきましたが、これは各選手のコンディションを見ての判断であり、また観客席の選手達に最後の機会を与えるためでもあると説明しています。確かに、ここ2試合チーム入りしなかった選手達(ナレ、ニヤンガ、スクレラ、ルージュリー、マス、ブリュノ、マルタン、ミニョーニ)には、自分のポジションは観客席ではないことを証明したいというモチベーションがあるでしょう。ともかくパルク・デ・プランスでのレ・ブルーの試合が見られるのはいいね。

一方のアルゼンチンも大会が進むにつれ疲労の色が濃くなってはいましたが、やっぱり開幕戦からいきなり飛ばしちゃった死のプールDのダメージは後々響いたんじゃないでしょうか。優勝を狙うようなチームは大会の後ろの方に合わせてコンディションの調整をするだろうけど、フランスもまたペース配分の難しいところがあったんじゃないかな。
準決勝の南アフリカ対アルゼンチン(37-13で南アフリカが決勝進出)のグラウンドでは、スプリングボックに振り切られる大型ネコ科という、アニマルプラネットのごとき光景が繰り広げられていたわけなんだけど、やっぱりハバナ君はチーターには負けたけどピューマより早かったのである。

ロフレダ監督はレフェリーに対して非常に文句の多い方で、この試合を裁いたスティーヴ・ウォルシュ主審に対しても、「彼は一度もラックについて『手をどけなさい』とは言わなかった。我々はこの種の指示に慣れている。両半球の間には本当に違いがある。スティーヴ・ウォルシュは南半球に属していて、我々が聞き慣れたようなことは決して言わなかった」、と批判していたそうなんだけど、このコメントで興味深いのは、どうやらロフレダはアルゼンチンラグビーが南半球に属しているとは考えていないらしいことです。

さて、画像は、ブルーの服を着たドナルド&セレステ(空色)の服のデイジーに迎えられ、3位決定戦を前にディズニーランドで自由時間を楽しむアルゼンチン代表です。ピチョットは敗退の後会見で泣きながら、「僕にとってはこのチームの主将を務めることは名誉であり大変な特権だ。そしてこのチームと共にキャリアを終えたことも」、と事実上の代表引退宣言をした模様なのですが、この試合のスタメンに名を連ねました。

Le XV argentin: Corleto ; Aramburu, Tiesi, F. Contepomi, Agulla ; (o) Hernandez, (m) Pichot (cap) ; J. Fernandez-Lobbe, Longo, Durand ; Albacete, Alvarez Kairelis ; Hasan, Vernet Basualdo, Roncero.

Remplacants: Guinazu, Ayerza, Lozada, Leguizamon, Fernandez Miranda, Todeschini, Senillosa

Pumased

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2007.10.16

 再びアルゼンチン戦 スターティングメンバー

金曜の3位決定戦のスタメンです。罰ゲームとか言われないように頑張ってほしい。

Le XV de France
Poitrenaud - Rougerie, Traille, Skrela, Dominici - (o) Michalak, (m) Elissalde - Duasautoir, Harinordoquy, Nyanga - Thion, Nallet - De Villiers, Ibanez (cap), Poux
Remplacants : Bruno, Mas, Chabal, Martin, Mignoni, Beauxis, Clerc

プルース、ジョジオン、ミルーは負傷で棄権です。アルゼンチンではマリオ・レデスマが欠場になるかもしれません。
イングランド戦でのサイモン・ショーへのタックルが危険と見なされ、規律委員会に呼び出されてしまったシャバルの件ですが、潔白と判断されサスペンションをくらわずに済んでます。

【呪いのホテル】
先週末の準決勝の結果で、レイモン・ドムネクがニュージーランド戦で儲けた賭け金のかなりを失ったであろうことは想像に難くないわけですが、昨年のフット・ワールドカップを見れば、彼の星占い(多分そんなとこだろう)が最後の最後で大外れする理由も分かろうというものである。まあそれでもスポーツ界にはげんを担ぐ人が多いのも事実で、それは彼らがスポーツはいかに多くの部分が偶然性によって左右されるかを知っているからではないかと思う。そんな前置きをしながらですね。
フランス代表が現在宿泊しているホテルは○フィ○ル・パリ・ポルト・ドゥ・セーブル(バレバレ)だそうです。今回のワールドカップでこのホテルを使ったのは、既に大会を去ったアイルランド代表とスコットランド代表。ちなみに彼らが敗退した試合の相手は…

【王子様と準決勝】
イングランド戦の反応その他はまた後日にまとめようと思うけれど、カステニエードはラポルトに責任がある、とキッパリ批判してるみたいです。「フランスは準決勝で力尽きた。しかしフランスは好きなようにすべての武器を使わなかった。というのは試合前に決められた戦術が選手達の道を妨げていたから。私にとっては、ステレオタイプなゲームプランで試合に入るのは難しい」
ここまでワールドカップを見てきて、ラポルトが彼のチームプランからカステニエードを外した理由はなんとなく推測できるし、この代表に何が欠けていたのかも分かるような気がする…

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2007.10.15

 C'est le sport

ワールドカップのような大きな大会は勝ち進むに従って慎重になる傾向があるためか、手堅い試合運びを得意とするチームが往々にして最後に強さを見せる。決勝の試合はしばしば凡戦になる。グラハム・ヘンリーは「最高のチームが勝つ」と言い、レイモン・ドムネクは「いや勝ったチームが最高なのですよ」と言うのだけれど、実際のところは単純に、「ビッグ・コンペティションに強いチームがある」ということなんじゃないかと思う。
以前のエントリで、テストマッチが文字通りワールドカップのテストになってしまうような状況はいかがか、みたいなことを書いた記憶があるけれど、ワールドカップに弊害があるとすれば、その権威が高まるにつれワールドカップで勝つことにこだわりすぎてラグビー全体が退屈なものになりやしないかということで、それは実際あまり「ラグビー的でない」気もする。

フランスはかなり早い時点でイングランドのダウナー系ドラッグ(よろしくない喩えだということは承知している)にハマっちゃったようだった。DGひとつでひっくり返せる点差が続いて、これ最後の最後にウィルキンソンのドッカンでキマリっていうシナリオでしょうか?と思っていたら案の定だったのである。フランスは自滅と言っていいと思うし、肝心な場面でなぜイージーにキックに頼ってしまったのかよく分からない。それが戦術だとしたらラポルトはやはり4年前のトラウマに飲まれたのかと思う。残念なことだけれど、胸を熱くするような高揚はこの試合にはなかった。

試合の前にドゥヴィリエだったか、イングランドにはもう失うものがない、難しい試合になると言っていたけれど、逆に言えばフランスには相当の重圧があったということだと思う。いくら鉄のディシプリンを導入しようがフランスはフランス。良くも悪しくも。ニュージーランド戦のテンションを2試合連続でキープすることは難しいだろうと思ってたし、その意味では実にフランスらしい結果だった。おそらくは彼らが本当にやりたかったんではないだろうラグビーで敗退したのは残念なことだったし、彼ら自身も無念だったんじゃなかろうか。

ここまで観客も含めていい大会運営をしたと思うフランスにご褒美をあげたかったな、というのが正直な気持ち。準備も含めて楽しい3ヶ月余だったし、いい試合も見せてもらった。心より感謝。これが最後のワールドカップになるだろう選手もいるけれども、金曜には開幕戦の相手アルゼンチンとの3位決定戦があり(モチベーション残量勝負)、試合が終わればクラブに帰ってリーグ戦が待っている。それがトゥールーズのコーチなのか、セール、スタッド・フランセ、ビアリッツのコーチなのかは分からないけど、ともかく代表は監督が代わり新しいチームが組織されるだろう。冒険はまだ続くのである。

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2007.10.14

 終了です

皆さんどうもありがとうございました。

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 ハーフタイムです

6-5フランス1点リード。
イングランド国歌のとこで微妙な顔して映ってたのフランスのイングランド人コーチだよね。

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 ひとつ気づいたこと

イングランドFWはイマイチ萌えない。何が違うんだ肉質か。

現時点のFW萌ランキング1位
グルジア

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 ハジマタ

こ、これが藤島さん!!

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 全国3000万のラグビーファンの皆さん起きてますかー

はい、ザ・サン。

Sun

さて、イングランド主将のヴィッカリーは、会見でシャバルのタレントを誉めることしきりであったそうです。「とんでもないラグビー選手だ。その点については疑いようがない。あいつはアニマル、まったく有能だ。絶対に目を離してはいけない」
…誉めてるんだよな多分。

そのヴィッカリーらイングランドのごっついFW陣に対し、軽量フランスがどこまで対抗できるかはこの試合の重要なポイント。なんかイングランドのスクラム勝率ものすごいんですけどまじですか。シェリダンと対面のドゥヴィリエも、「イングランドは強力なスクラムでオーストラリアを苦しめ、結局相手にファウルを犯させた。イングランドは彼らからボールを奪った。戦いはスクラムで始まるだろう」

一方、3列でウィルキンソンとの対決が期待されているベッツェンですが、それについては、
「グラウンドでは我々は15人、それぞれが重要な目的を持っている。私であれ他のチームメイトであれ、我々の仕事はイングランドのアクションを食い止めることだ。それがウィルキンソンでも誰でも。我々は彼には集中しない。重要なのはチームの組織だ」
シドニーの敗戦から四年目の対戦、よりいっそうモチベーションが湧きますか?という質問に対しては、「いや特には。遠く過ぎ去ったことだ。私は雪辱とかには関心がない。あの経験で我々は成長することができた。チームとしても、個人としても。我々は教訓に学んだことを示すよう努めるつもりだ」

Rester humble.ニュージーランド戦ではどうやらデュソトワールにタックル記録を破られたらしい(「ヤツとは同室なんでね、そのことについてはじーっくり話した」)ベッツェンの奮起に注目。

頭働いてません。すみません。

Wcrugby

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2007.10.13

 それぞれのワールドカップ

Pcesarなんかみんな疲れてるみたいだけど大丈夫かなフランス。

【ジダンさんは楽観的】
ワールドカップのフランス戦ではお見かけしないけどベロドロームのオールブラックス戦では目撃されたらしいアディダスのイメージキャラクター、ジネディーヌ・ジダンさんですが、現在ユーロ予選でグループ3位のフット代表に対し、「私はもうプロフットボーラーではないので彼らにアドバイスできることはないが、内容はどうでもいいから勝ち点3を取れ、以上」というありがたいお言葉の後、ラグビー代表にも言及したそうです。

「代表チームがブラックスに勝った後で舞い上がっていなければ、98年の我々と同じことを成し遂げるだろう」

【ブラジルラグビー事情】
ブラジル人フットボーラー、パウロ・セザールは以前スタッド・フランセの本拠地パリのPSGでプレーし、現在はラグビーの町トゥールーズのトゥールーズFCに所属しています。ということで、何かラグビーについていいコメントが取れるのではないかという記者の淡い期待に対し、「ブラジルではラグビーなんてやらないしルールも知らない」
それでも一応ワールドカップは追っているらしいセザール。もしも仮に決勝がフランス×アルゼンチンになったら…「そりゃあフランスを応援するよ、当たり前だろ」

【真・異種格闘大戦 南半球ネコ科VSウシ科】
つまりブラジルとは大変仲の悪いアルゼンチン代表と南アフリカ代表の準決勝の試合は日曜。しかし早くもバトルは始まっているのだった。皆さん、ラグビーなんですから。

「ピチョットってヤツはいつでも相手をカッカさせようとしててむかつくんですけど」(スプリングボクスSHデュプレアさん)

「南アフリカの欠点はゴーマンなことだ。連中はいつでも自分達が最高だと言ってる。俺達はまだ一度もヤツらに勝ってないがこれはワールドカップだ。統計には何の意味もない。俺達が勝つ」(ロス・プーマス、コルレトさん)

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2007.10.12

 Should we talk about the weather?

「週末の天気はどう?」、今週のフランスではもっぱらそんな会話が交わされていたのかもしれない。というのはもちろん土曜の準決勝フランス×イングランドの話。

ごく個人的な話をすると、私が意識的にラグビーの試合を観たのは03年のワールドカップが最初です。まったくの初心者でルールも見どころも分からず、特に贔屓チームもなく、それほどたくさんのことを覚えていませんが、それでもフランスとイングランドの準決勝は印象に残ってます。フランスは予想外の豪雨の中でウィルキンソンのキックの前に敗退したのだけれど、ど素人の私が「ラグビーってこういうのアリなの?」(と、詳しい人に訊いた記憶がある)と驚いたんだからそれなりに異形な試合だったんだろうし、実際私の心に残ったのは敗れたフランスの方でした。

それから継続してラグビーを見ることもなく、3年後にたまたまチャンネルを合わせている途中でシックスネイションズの試合に当たったわけです。あの時のドミニシはまだ代表でやってるのかなー、と思い、見始めたらこれがオモシロイ。前半圧倒的な試合展開のホーム・フランスが、後半アイリッシュ魂の猛反撃をくらうというあの一戦です。ラグビー実はかなーりオモシロインジャナイノ?今見直せばそれほどの内容ではなかったのかもしれないけど、スポーツの高揚感は確かにあった。私がラグビー好きになったのはそれからで、だからフランスとアイルランドが今に至るまで贔屓のチーム。

それはそれとしてあのシドニーでの敗戦以来、雨がフランス代表とラグビーファン(とメディア)のトラウマになっていることは間違いない。そしてイングランド戦のたびに天気の話が繰り返される。「どうしてそんなに土曜の夜の空模様の話ばかりしてるんだい?」「スタッド・ドゥ・フランスに屋根を作ってる時間がなかったからさ!」。さいわい今のところの予報では、週末のパリの天気はまずまずな模様。


ドーピング検査の話に付け加えると、IRBは、ワールドカップで既に開催された44試合で行われたドーピング検査について、計176の検査結果はすべて陰性だったと発表しました。もっともこれは「クラシックな」尿検査に関するもので、月曜にフランスと南アフリカ、少し遅れてイングランドとアルゼンチンの各5選手について行った20件の血液検査の結果は含まれていません。いずれにしても今回のワールドカップはとても良い大会だと感じているし、何事もなく終わってほしいものだと思う。

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2007.10.11

 ニュース拾い読み

ニュージーランド戦の時点ですでに「4年に一度のオッパイ祭りもこれで見納めなのね」と思ってましたので、あとの試合はまあいわばボーナスです(ワタシ的に)。フランス代表の中には主将をはじめイングランドでプレーしている選手が数人いることもあり、両代表の間では対戦前の称え合いが始まっていますが、まあ、ラグビーは戦争でもなければこの世の終わりでもない。あなた方はシックスネイションズの矜持をお示しになればそれでよろしいのである。

・そのフランス代表に鉄のディフェンスを指南したイングランド人アシスタントコーチ、デヴィッド・エリスがニュージーランド戦でのフランスのタックル数を改めて数え直した結果、なんと299回(うち失敗は15だけ)に達した模様。

・扱いは小さいんですがコレ実は結構ニュースかしら、と思ったのが、これまでワールドカップで血液ドーピング検査をためらっていたIRBが、月曜に初めて検査を行ったという記事です。今回の対象になったのはフランス代表と南アフリカ代表。
少し前にラポルトが「フランスはキッチリ検査(血液検査も)をやってるが他の国は知らん」、みたいなこと言ってちょっと物議をかもした件が記憶に新しいところですが、まあ難しい部分もあるんだけど、問題はドーピングが健康を害したり時には命にかかわることもあるという点ですね。

・「星占い」という斬新な選手起用法で知られるフランスフット代表監督レイモン・ドムネクのいらぬコメントです。
「私はいつもラグビーフランス代表は決勝に行くと言ってきたし、ブラックス戦ではずいぶん賭けに勝たせてもらった。13-0でリードされている時でさえ。君達は私に『彼らは優勝する』と言ってほしいのだね。いやまあ、私はそうは言わない」(おい)

・宿泊ホテルはソフィテルだそうです。

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2007.10.10

 ホテル暮らし

めでたく帰国したフランス代表ですが、決勝トーナメント以降は主催国も他の出場国と条件を同じにしなければいけないというようなIRBの規則があるみたいで、マルクシが使用できないためここからはパリのホテルに宿泊です。617室の豪華ホテルだそうで(寝に帰るだけだけど)、主将のイバネスと副主将のプルースと、…いびきが超絶うるさいシャバルに関しては個室がもらえる。後はマルクシ同様2人部屋のようです、が、そのホテルの部屋を紹介するのにこんな画像を使わないでほしい。

Chambre

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 イングランド戦スターティングメンバー

ニュージーランド戦とまったく同じ布陣で臨む模様。

LE XV DE FRANCE :
Traille - Clerc, Marty, Jauzion, Heymans - (o) Beauxis, (m) Elissalde - Dusautoir, Bonnaire, Betsen - Thion, Pelous - De Villiers, Ibanez (cap.), Milloud.

Remplaçants: Szarzewski, Poux, Chabal, Harinordoquy, Michalak, Dominici, Poitrenaud.


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 Choc! (2)

「序盤はとても難しかった。僕達はオールブラックスと対戦する時、彼らが最初の20分間僕達よりずっと活発なことに気づいている。その時間帯に失点を最小に抑えるようにしなければならない。僕達はへばらなかったし、後半に立ち直ることができた」(ジョジオン談)

耐えに耐えた前半がどこまで想定内だったのかは分かりませんが、いずれにせよフランスは後半に勝負に出ます。開始後まもなくニュージーランド陣内の深い位置でラインアウト、モールから、ボクシスがインゴールに上げたキックに走り込んできたジョジオンに対し、マカリスターが危険なオブストラクションを犯してシンビン。ボクシスのPGで6-13。
数的優位になったフランスですが、なおも自陣での防戦が続く。これではイカンというわけで、折りしもそろそろアレとアレ投入の時間帯です。ヒゲとボインキタコレ。シャバルがラックでからんでボールを奪取すれば、スザルゼヴスキは出どころ出どころを潰しに行く。フランスは55分、展開からデュソトワールがついにトライを挙げ、コンバージョンもなんとか成功で13-13の同点に追いつきます。

ハーフ団を入れ替えたニュージーランドは64分、ラインアウトをターンオーバーし(おいおい)ピックアンドゴーでプレッシャーをかけ、ソーイアロのトライで再びリードを奪う。が、ここでコンバージョンを決められなかったことが後々響いてきます。(13-18)
5点のリードを追うフランスは67分、真打ミシャラク頭を剃り上げついに登場。そのミシャラクが入った早々いきなりゲイン、えーとまばたきしててよく見えなかったトコがあるんですけど(とぼける)、ミシャラクは一気に裏に抜け出して走り、追ってきたジョジオンにパス。このスピードと敏捷さはスクレラとボクシスにはないものですネ。そしてジョシオンがそのまま飛び込んで2トライ目を挙げ、コンバージョンも決まってなんとなんとの逆転です。(20-18)
最後の数分間はほぼフランス陣内での壮絶な攻防になりました。しかしこの試合フランスのタックル数が197、うち178成功(ニュージーランドは47)という数字に表されるようにフランスの守備は固く、集中を切らさない。PGを与えることなく猛攻をしのいだフランス、最後はエリサルドがボールを拾って全速力で逆走し、タッチに蹴り出したところでノーサイド。優勝大本命オールブラックスに対して、1999年を再現するかのような勝利を収めたフランスが準決勝進出でイングランドと対戦です。

「アルゼンチン戦が僕達のためになった。あの敗戦のことはいつも頭の隅に置いておかなければね。僕達はレッスンを受けたのさ」、とはデュソトワール。選手個々について言えば、SOのスタメンを務めた若いボクシスはやや固かったものの、トライユは落ち着いてFBのポジションをこなしたし、フランスの1トライ目を挙げたデュソトワールは、試合開始早々に脳震盪で退いたベッツェン(さいわい怪我はなかった模様)の不在を見事にカバーした。激しい攻防で左目を真っ黒にはらしたジョシオンの努力は報われ、エリサルドは的確な判断でチームを救った。そして鮮やかなフレアーで決勝トライをお膳立てしたミシャラクや、チームにパワーとダイナミズムをもたらしたスザルゼヴスキ、シャバルら試合途中に入った選手全員が勝利に貢献したのは大きかったかと思われます。
「ニュージーランドは確かに我々よりずっとボールをキープしていた。しかし試合後グラハム・ヘンリーが我々に言ったように、我々のディフェンスとディシプリンは強力だった。この試合中いつもと変わったことは何もしていない。いつも通り試合のほぼ定刻にフッカーと2列を替えた。我々スタッフではなく選手達を称えるべきだ。コーチングというものは、勝った時にはいつでもトレ・ビアン、だ」(ラポルト談)

この試合はフランスの1670万人が視聴し、ピークの22時26分には1870万人に達したらしい。これは今年度のTV視聴者の最高記録だそうです。
(もうちょっと続くかも)

Francenz2

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2007.10.09

 Choc! (1)

試合の前にイバネスは、「ニュージーランドの精密機械のような組織も小さな砂粒で狂ってしまう。我々にはそれができる」といったようなことを話していたのですが、その砂粒とは…。開幕戦で大コケしながらも立て直してきたフランスと、優勝候補大本命として順当に勝ち上がったニュージーランドによる2007年ラグビーワールドカップ準々決勝@カーディフは20-18でフランスの勝利です。

この一戦にかけるフランスの並々ならぬ決意のほどは試合開始前から表れました。試合当日まで引っぱったマイヨ事件の後、フランス代表は全員がジャケットを着こんでの入場で、「何かあるナ」と思ったら中の人は青・白・赤のTシャツ姿。そしておなじみのハカ…というところで、トリコロールの列は肩を組みハーフウェイラインぎりぎりまで前進。超至近距離でメンチの切りあいです!

Hak_2

「フランス国旗を作るためにチームを3つに分けた。僕達はブラックスから1メートルのところまで行った。彼らに挑もうとする気持ちを見せるためにね」(トライユ談)。あんまりすごくてクレールはブルブルしてちょっと涙出ちゃったらしいですが、もちろんビビタという意味ではありません。ハイパー・エモーショナルだったってことです。いつにも増してシャバルの目の色が違います。他人のにらみ合いにまでぐいぐい割って入ります。でも彼にはひとまずベンチで落ち着いてもらう。
イバネス主将によれば、これは2、3日前に選手みんなで決めたことで、「挑発の意図は全くなかった」とのこと。「我々はニュージーランドの文化であるハカをとてもリスペクトしている。我々の存在と、母国のカラーを身にまとう誇りを示したかったんだ」
最終的に両チームのマイヨは、フランスがブルーのシャツに白のパンツ、ニュージーランドがグレーというIRBの決定どおりのものでした。

「ウ~」

Chabalhaka

「もし安定したキックがなかったら、我々は絶え間なく自陣でプレッシャーにさらされるだろう」(ラポルト談)。ボクシス、トライユというラポルト自慢のキッカーをSOとFBに配したフランス。試合が始まってみれば大方の予想通りのキッキング・ゲームでしたが、しかし正直フランスはいいとこなし。キックもセットプレーも劣勢、2度のPGのチャンスもボクシスとエリサルドがはずす※などキビシィ~展開が続き、マカリスターのトライとカーターの2PGでニュージーランドに0-13とリードを許します。
が、前半終了5分前くらいから突如フランスが回し出し、ハーフタイム直前にボクシスが今度はキッチリPGを決めて3-13で折り返した時には、「アレッこの内容で10点差?コレひょっとしたら結構いけるんじゃネ?」みたいな奇妙な楽観が一瞬私の頭をよぎったのはホント。ベンチにはまだあいつらがいる。そしてフランスは決してあきらめなかったのだ。(つづく)

(※ この試合のプレイスキッカーはボクシスでしたが、35分にエリサルドが蹴ったのは、最初のPGを外したボクシスが「蹴ってくれ」と合図したらしい。やっぱりまだちょっと若いかな)

【ニヤンガ二態】
抱っこしてるのは一目瞭然ディミトリのとこの長男。男の子なんです。

Nyan3

鳥頭

Nyan2

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2007.10.07

 なにやってるのw

Chabalnz

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 ラグビーワールドカップ準々決勝 ニュージーランド 18-20 フランス

おじいさんフランスが勝った!!フランスが勝ったわァ~!!!

Dimitrinz

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 どうでもよい速報が入りました

(前の前のエントリをご参照ください)rugbyramaによるたった今入った情報ですと、ニュージーランド×フランスのマイヨについての「闇取引」は、試合開始の3時間前になってもいまだ続行中らしい。IRBの決定にもかかわらず、フランス代表は結局白のマイヨでプレーするかもしれないと。なんじゃそりゃ。

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 今からでも遅くない

イングランドのブックメーカーが、ニュージーランド×フランスのファーストトライは誰かで賭けをやってるそうで。フランス側の本命はエマンスとクレールで16対1。そしてプロップ、ミルーの倍率が100対1らしいです。ミルー超がんがれ。

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 なるようになるのよ

ロテンは1999年の例を引いて「フランスはニュージーランドに勝てる」と言ってましたが、この時のメンバーの1人であるイバネスは、"過去を振り返っていては駄目だ、それぞれ別の試合なんだから"、と言います。見識ですね。

この大一番に臨んでスタッフはいくつか博打を打ってきました。ラポルトは「我々の最高のキッカー」であるボクシスの起用については心配していないとのこと。経験不足を懸念する声もあるけれども、ボクシスは既にU-21のワールドチャンピオンで、シックスネイションズでも優勝を勝ち取った、それに「彼は考え込むようなタイプではないから」。
トライユはここまで代表では一度、数分間しかFBでプレーしたことがありませんが、スタッフはこの位置にトライユのキックプレーが必要だと考えているようです。

ボクシス、トライユともにラポルトがインターナショナルレベルのキッカーとして評価している選手。展開はおして知るべし…かな。FWについていうと、プーマスのレデスマはナレがチームを外れたことに驚いているようですが、私もまあそう思う…。いずれにせよフランスのFWはニュージーランドより62キロ軽量です。

                        Laceg_2

さて今週は、このクォーターファイナルで両チームのどちらがどの色のマイヨでプレーするかでもめにもめたわけですが、発表は延びに延び、結局試合当日の朝8時になって決定が伝えられました。

ことの発端は火曜の朝。試合で着用するマイヨの色を決めるために両代表のマネージャーがコイントスを行い、フランスが勝った。フランスはもちろん青のマイヨを選択し、ニュージーランドは明度の近い黒ではなくグレーのセカンドジャージを着るだろうと思われた…が、負けた側のニュージーランドがグレーを着るのを断固拒否したことから事態はややこしくなる。
トスに勝ったジオ・マゾの反応は、「我々は青のマイヨでプレーするつもりだ。それが我々のカラーなのだから。私はコイントスに行くためにわざわざ早起きしたんだ」


さらに事態が混迷したのは水曜。ITVのカメラを入れてミレニアム・スタジアムでテストを行ったところ、ニュージーランドのジャージが黒でもグレーでも、フランスのナイトブルーとは見分けがつきにくいことが…分かった。
2週間前にスコットランドとニュージーランドの対戦で、視聴者がグラウンドの両チームの選手を見分けるのに神経を集中しなければならない事態を招いたことから、このテのトラブルには多分に過敏になっていると思われるRWCは、
「スコットランド対ニュージーランドの後、我々がこのセカンドジャージで問題を抱えるのは2度目です。少なくとも言えるのは、我々のテクニカルチームがこのジャージの使用を認めたのはまずかったということです。決して認められるべきではなかった」

解決策の1つはどちらか一方のチームが白を着ること…しかしセカンドが白だったのはトスに勝ったフランス。
木曜の一日中交渉が続き、いらだったラパセFFR会長は、「我々はルールに従ってカーディフに行き、ホテルを変えた。あなた方がルールを変えたいのならご自由に!」


一方、選手の側は論争を避けました。「はっきり言って、僕達が黒を着ようが白や緑を着ようが、試合に出る以上そんなことはどうでもいい」(チオン談)。

「グラウンドでは僕達には見分けがつくと思うんだけどなあ。ことがややこしくなってるのは、どちらかというとTVのためでしょう。TVはますます影響力を持ってきてるから」、とはエマンス。
「僕達のオフィシャルなマイヨはブルーで、僕達はコイントスで勝った。そういうことさ。それから見るべきはマイヨの色じゃなくて中の人。あなたたち(記者)の記事のネタにはなるだろうけどね。なんで論争になってるの?ルールがあるんだからそれを尊重すべきだよ。僕達は規則に従ってマルクシを出ざるをえなかったんだ」


最終的に伝えられた決定は、フランスはブルーのシャツに白のパンツとソックス、ニュージーランドはグレーのジャージを着用、というものでした。妥協点ですかナ。視聴者に区別がつきやすくすると同時に、密集でのジャッジのこともあるんでしょう。
↓エリゼ宮にてマイヨを交換して笑顔のネイビーブルーのスーツのサルコジと、黒を着たニュージーランド首相ヘレン・クラーク。エスプリのつもりか。

Sarko1

【妻たちの事情】
選手にとっていちばん身近なサポーターはなんといっても家族です。
FFRは選手の奥さん達のためにカーディフ行きの40人乗りの飛行機をチャーターはしたものの、往復の旅費500ユーロは選手持ち。しかも現地のホテルはどこもいっぱいで、日帰りで往復しなければならない。

「飛行機に乗ってパリのホテルで寝るためだけにそんな大金は払えないわ」ということで、結局この飛行機に乗るのはトライユ、チオン、ミルー、ボネール、スザルゼヴスキの奥さん達とアリノルドキの彼女だけ。
ドゥヴィリエ夫人とイバネス夫人はロンドンの友人を頼るようですが、その他の奥さん方はTVの前からの応援です。そこで、「他の奥さん達と一緒に試合を見られるよう準備するつもりよ」、とクレールのガールフレンド、ヴァレリーさん。
なおFFRは、「決勝に関しては我々が勘定を持ちますよ」

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2007.10.05

 丸いボールも応援します

ルージュリーをはじめ代表の選手達は、カーディフまで見に来られないサポーターのことを何より残念がっているけれど、クォーターファイナル当日は2万人のフランスサポーターが代表を応援しにミレニアム・スタジアムを訪れると予想されています。
国内では土曜に予定されているリーグアンの6試合が、時間を繰り上げて19時から開催されることになりました。それに関して、前から「リーグは試合開始時間を検討してくれないかな」みたいなことを言っていた1人が、この日にレンヌとの試合をひかえたPSG所属のジェローム・ロテンです。

「僕は試合時間を早めてほしいと言ったけど、大勢の人がそう考えていたんだ。僕の最優先はもちろんレンヌ戦。この試合には絶対勝ちたい。でもそれは僕のためでもあり、サポーター、選手、幹部のためでもあると思ってる。つまり、僕達はみんなフランス代表のサポーターなんだ。ラグビーワールドカップはスポーツの価値をたたえる美しいイベント。僕達がそれを楽しむために、リーグが試合を繰り上げることが重要だった。それはフットボールとラグビーの歩み寄りを示している。きっといい兆しだよ」

自らも磨きぬかれた左足の持ち主であるロテンは、若きキッカー、ボクシスにも大いに期待しているようです。
「フランスがニュージーランドに勝てるかって?心からそう信じてるよ!このチームには何人か友達がいる。スタートは厳しかったけれど、彼らはブラックスに勝てる。フランス代表はもう1999年にそのことを示したわけだし、たとえ難しくてもまたすごいことができるさ!若いボクシスがスタメンだというのも嬉しいね。勝利の鍵を握っているのは彼かもしれないよ」

最近好調で9月のプレイヤー・オブ・ザ・マンスにも選ばれたロテンは、ランドローと一緒に今度の代表の欧州予選にも招集されたそうで、パリジャンがいるならワタシはフランス代表を応援しちゃうわけだ。やっぱWOWOW入るべきかな…。
またPSG対レンヌの終了直後から、会場パルク・デ・プランスではカーディフのクォーターファイナルの模様がスタジアムの大スクリーンで放映される予定。

怪我しないでね
Rothen1

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2007.10.04

 めくるめくFWの世界

今日のエントリはムチムチ系普及推進委員会が更新しまーす。

Francegeorgia_010_2

フランスとグルジアの対戦といってワタシが期待するのはもちろんFW戦しかないわけですけど、グルジアはナミビアとの壮絶な押し相撲から中3日ということもあってか、軽量のフランスが終始優勢でした。
それにしてもグルジア×ナミビア。なんか違う競技みたいだったけどまあいいや。雨の中グルジアFWのにくにくしたシルエットからから湯気がもうもうと立ち上る映像は圧巻であった。ラグビーのグラウンドが牧場に見える。いい肉質だー。

これは迷惑

Francegeorgia_011

フランスはというと、馬鹿力だけど加減を知らないディミトリが入るとFW戦が(いろんな意味で)俄然楽しくなります。エリサルドに尻をはたかれモールを押す押す。ばんえい競馬のようである。この直後、敵味方入り乱れての下敷きに。

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この試合一番の萌え時間帯。あまりの重量にボールが引っぱり出せません!

Francegeorgia_007

だいじょぶか

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その2分後、ナレを引きずりFW一丸でトライを取りに行く。これぞ男の電車道。

Francegeorgia_005_2

アレッ、ベロドロームってこんなだっけ、と、冷静に考えてみたら私は夜のベロドロームしか見たことがなかった。しかもフランスダービーの。さすがにラグビーのお客さんたちは平和である。

Mars

試合終了後はマイヨを交換…

Dom_8

…するのも大変だ

Francegeorgia_0011

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2007.10.03

 まあフット代表もアレだしなあ

2つ前のエントリの記事は、フランス×アルゼンチンの後のインタビューを今まで載せそびれていたものなんですけど、現在のアルゼンチン国内はこのような状況↓なんだそうです。(mikiさんありがとう)

http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2007/10/post_913.html

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 ニュージーランド戦スターティングメンバー

うはーホントにボクシスですよ!そしてトライユがFB。こりゃドッカンかなー。

Le XV de France pour la Nouvelle-Zélande
Traille - Clerc, Marty, Jauzion, Heymans - (o) Beauxis, (m) Elissalde - Bonnaire, Dusautoir, Betsen - Thion, Pelous - Ibanez (cap), De Villiers, Milloud

Remplaçants : Szarzewski, Poux, Chabal, Harinorodoquy, Michalak, Dominici, Poitrenaud

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 この方なら気づくだろう

Gallardo=ラグビーワールドカップ2007フランス大会 ~準々決勝-4~
アルゼンチン VS. スコットランド
解説:小林深緑郎 実況:土居壮 開催日:2007年10月7日
会場:サンドニ/スタッド ドゥ フランス

実況はフット・アルゼンチンリーグの伝説的中継でおなじみの土居さんです。塩ホルモンの話が出るかどうかは分かりません。そういえば、チキンな私はアイルランド×アルゼンチンはかなりの時間目をふせていて見逃したシーンも多いんですが(落ち着いてから見直したいと思います…)、パルク・デ・プランスにガジャルドとジェペったん(PSG所属)が観戦に来てたみたいですね。ガジャルドは「旗持って見にいく」って言ってましたが映ったんでしょうか…スルーですか?

ガジャルドは同じパリにいるピチョットとは親しくしていてよく話すらしいです。あらピチョットはボケンセなのに。そのガジャルドにアルゼンチンにおけるラグビーの普及度を尋ねると、
「いや、あまり人気のあるスポーツじゃないな。いずれにせよフットボールとは無関係だ。それでもアルゼンチン人は、どんなスポーツであれ、国際大会の時には全国民が全力で代表を応援するんだ」

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2007.10.02

 charniereの選手達

フランス国内では「なんで主催国がカーディフでクォーターファイナルなんだよ」ってことで、当然ながら協会に批判が集中している模様。グルジア戦のマン・オブ・ザ・マッチ、若きボクシスのキックに奇跡のシナリオを期待してしまう向きもあるらしい。ミシャラクは創造性のあるSOだけどキックはちょっとツラい。スクレラはいい右足を持っているけど思わぬところで代表経験の少なさが出た。ボクシスはある種天才的なキッカーだし若いわりには度胸もすわっていそうだけど、ミシャラクほどの展開力やスクレラほどの守備力はない。なかなかうまくいかないものなんですが、だから15人なり22人なりでやるんだとも言えるのか…

ボクシスは昨季ポーからスタッド・フランセに移籍して1年でU-21から正代表に駆け上ったのだけど、会長のマックス・グアジニは、基本的には国外のスター選手を連れてくるより後々代表入りするであろう若手を育てたい方針らしい。今季は話題のバスタローを補強した。それに関して言えば、私個人はトゥールーズがケラハーを獲得してさらにラーカムの噂がちょくちょく出るのにはちょっとだけアレッと思った。トゥールーズはあのセクターにはもうちょっと自国の選手にこだわりがあるんじゃないかというイメージを、なんとなく勝手に抱いていたので。そういうわけでもないのネ。このワールドカップでエリサルドが大奮起してるのにはそのへんの意地もあるのかもしれないけど、その意味でもニュージーランド戦は注目の一戦になりそうです。

負傷のミニョーニは結局ニュージーランド戦を棄権しました。本当にツキがない。やはり右ももに軽い肉離れがあるようです。復帰まで10日ほどかかるであろうということで、彼は代表に残って治療を続け、来週の初めに再検査を受けます。ラポルトはエリサルドとSHもできるミシャラクを信頼するつもりのようで、したがって今のところ追加招集の予定はありません。
1999年のワールドカップでもやはり負傷であまりにも早くポジションを譲ったというミニョーニ、もしこのクォーターファイナルでフランスが敗退すれば、再びこのまま彼のワールドカップが終わってしまう。そのことがニュージーランド戦を戦う選手達の何らかのモチベーションになるんじゃないかと思います。

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2007.10.01

ああ、こうして見ると確かに…

Mat


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 フェアウェル・トゥ・エリン

Bod4オドリスコル様…   _| ̄|○

64-7でフランスが大勝したグルジア戦のことはもう一度試合を見直してからちゃんと書こうと思うのですが、そのような事情でプールは2位通過。クォーターファイナルは10月6日、カーディフでニュージーランドとガチ勝負です。ここでいきなりメインディッシュなのかヨ。まあ会場がどこであれ、ニュージーランド相手にホームアドバンテージなど無い、というのは昨年のテストマッチで身にしみているのだった。勝てる気がしませーん。というかこのカードをあのツルツルすべるスタジアムでやるのホントに?

グルジア戦は国内の940万人のTV視聴者が見守ったそうで、おめでたい話題としては、2トライを挙げたドミ様がフランス代表のワールドカップ最多トライをマークしました。通算8トライ。ラポルトは「ジョジオンとドミニシに決意を見た」と、開幕戦以来のスタメン復帰となった両者を称えてました。ジョジオンも調子戻りましたかね。
ジョジオンのアイルランド戦スタメン落ちについてはいろいろ騒がれましたけど、大体スタッフが「練習量が35%足りない」なんてわざわざ具体的数字を持ってきて説明する時は何かをとりつくろってるに決まってるわけで、ジョジオン自身は、「7月1日以来トレーニングを休んだのは全部で10日、それが35%だって?違うよ…。スタッフは僕がアルゼンチン戦でベストなレベルのプレーをしなかったと言いたかったんだろう」。ウェールズとのアミカルの前にあった「個人的問題」とは、彼の一番の親友と、ガールフレンドの兄弟をわずか2日のうちに立て続けに亡くしたようです。時々、この人はプロのスポーツ選手としては知的すぎるし優しすぎるんじゃなかろうかと思う時があるけれど、彼は頑張るだろうと思う、ニュージーランド戦。

グルジア戦の前半にももを痛めたミニョーニは検査を受けなければなりませんが、結果次第ではヤシュヴィリが呼ばれるかもしれない。中継で見た感じではアチャーハムストリングかな…と思ったのですが、ラポルトは「そんなに重傷ではないと思う。筋を伸ばしたかもしれない」と言ってます。

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