クラブ会長の事情(2) 金と理想とフランスラグビー
ずいぶん間が開いてしまったけれど、メトロのマックス・グアジニ・インタビューの続きを。今回はラルジャン、お金についての話。はなはだ奇抜な戦略でラグビー人気の普及に貢献(?)しているスタッド・フランセですが、グアジニ会長自身は当初プロ化には反対の立場だった、というのはちょっと意外でした。
リーグの外国人選手に関しては、つい最近の記事で記者がセルジュ・ブランコに「外国人選手の殺到はフランスラグビーの将来を脅かすものですか?」なんて質問をしていたのを見かけたけれど、国内に漠然とそういった危機感もあるのかもしれないですね。多少言葉のきつい部分もありますが、一ラグビークラブ会長の見解としてお読みください。
Q: あなたはこのスポーツをよりグラマラスでモダンにし、観客層を広げもした。あなたはラグビー界が金まみれであることを悔やむ純粋主義者たちの懸念を分かっていますか?
「ラグビーはプロ化を望んだ。私自身はもちろんこの動きには好意的ではありませんでした。しかしいったん選択がなされたら、うまく進行中の列車に乗らなければならなかった。なぜかって?我々は選手がもっぱら彼らの仕事に専心するために彼らに金を払っている。財力が必要なのです。そうは言っても、スターは依然としてチームでなければならない。個人の成績に重きが置かれるフットボールとは反対に、ラグビーにおいては常にチームとクラブがプライオリティだった。他の14人がいなければ、どれだけ才能があろうと選手は何にもならない」
Q: ラグビー選手はまだごく普通のヤツらですか?
「ええ幸いにしてね。いずれにせよフランスの選手達は。彼らはカネのことしか考えないわけじゃない。今季、我々の補強の1人はパスカル・パペという名の選手です。ワールドカップにあたってベルナール・ラポルトから忘れられた選手の1人だった彼ですよ。本当のところ、パリに来たいと言ったのは彼です。私自身はそれほど熱心ではなかった。そして実際、私は彼が素晴しいメンタリティの持ち主であることが分かりました。このクラブに加入するために、彼はサラリーの30%減額に同意した。考えてみてください。彼はそれでも2度レ・ブルーの主将を務めたんです。イタリア代表のセルジオ・パリセは残留を選んだ。彼に大金を積んだイングランドのクラブから口説かれていたのにね」
Q: ワールドカップの後に、大勢の南半球のスター選手が大金を支払われてフランスにやってきます。不安はないですか?
「それは主に2部のいくつかのクラブにかかわることです。トゥーロンとラシン・メトロのようなね。それらのクラブはすぐにでも存在を示したいのです。これらのチームと契約したオーストラリアやニュージーランド、南アフリカの選手達は、スポーツのプランのためにそこに行くのではない。彼らの多くはもう若くはない。彼らにやる気を起こさせているのは金の力です。スタッド・フランセでは、それは決して我々のやり方ではありません。まず我々には財力がない。それに、いつかフランス代表入りするような若手に賭ける方がいい。私はこの方針で動いている。我々のリーグで輝かしくキャリアを終えたがっている外国のスター選手には関心がないのです」































