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2007.09.18

 HUUUMMM!!!

フランス国内のTV視聴者1,224万人が見守ったというフランス対ナミビアは、13トライを挙げたフランスが87-10でナミビアを圧倒し歴史的勝利を収めてます。フランスの大勝記録だそうな。試合の方は前半の早い時点でナミビア10番が負傷で退き、20分にナミビア№8が退場になったということもあって、本当にフランスが立ち直ったのかどうかはよく分からないところもあるんですが、ともかく選手達(多くは開幕戦のスタメンと入れ替わった)は敗戦の後で「勝ってボーナスポイントを取る」という使命感を持って試合に臨み、それを完璧に遂行したと思う。
ナミビア№8のレッドカード(ハイタックルでシャバルを沈める)でゲームとしての面白みは損なわれたけれど、彼はその前にもクレールの首に行ってもめているので、気の毒ではあるけれども仕方ない判断だったかなと思う。グラウンドに這わされたとあっては沽券にかかわるシャバルさんとしては、「あれはヤツが来るのを見てなかったんだ」だそうな。「ヒゲがあったのは幸いだったよ。でなければまともに顎にくらってただろうさ」

そしてバラ色の町トゥールーズでもシャバルは大人気。観客はシャバルが目立つたびウーウー大騒ぎである。そういえば“Rugby or not to be”でミシャラクがシャバルのカッコをさせられてるシーンがあったな…。この試合でもハーフウェイ手前からナミビアディフェンスをなぎ倒し鬼神のごとき走りでトライを挙げている(もういっこのトライはゴールライン際にいてエリサルドの機転のキックパスをキャッチして寝ただけ)。味方がポロポロこぼすのでやたらとスクラムを組まされましたが、2列で組んでなおこのスサマジさ。さすが体脂肪率7%の男。
昨季のハイネケンカップ、スタッド・フランセ対セール・シャークス@パリでの活躍がラポルトと国民の目に触れることがなければ、彼がまた呼ばれる機会があったかは分からないなあと思うし、その頃は秋のテストマッチでオールブラックスにチンチンにされた直後で「何かを変えねば」という空気があった。その意味ではツイてた、シャバルもフランスも。
ラポルトは、2年前(トンガ戦)は野次られたシャバルが今では誉めそやされている、喜ばしいことじゃないかみたいなことを言ってますが、シャバル本人は「声援は嬉しいが、俺は何より観客がフランス代表を応援するためにそこにいてくれたら嬉しい。それが一番大事なことだ」、だそうです。

主将のエリサルドは1トライとコンバージョンで計27ポイントを挙げ(もうちょっとで得点記録だったらしい)、局面局面のいい判断でその務めを果たしていた。どっちかというとひょうきんというかミョーな存在感の人という印象だけど、こういったナーバスな状況下ではある意味適度に力みが抜けてチームにとってはよかったのかも、結果的に。
全体にハンドリングエラーの多さは気になるところですが、マルティは固くなっていたのかトゥールーザンのリズムに乗れなかったのか、はたまた国歌斉唱で隣のクレールのすっとんきょうなラ・マルセイエーズで調子が狂ったか。地元の観客の声援を受けて8人のトゥールーザンはノリノリ。むしろスタッド・ドゥ・フランスよりココで試合した方が地の利がありそうな気がした。
週の半ばにインタビューで「オレ的リーダー論」をぶちかましたスザルゼヴスキは、イバネス主将に代わる自覚を持ってプレーしていたように思う。低ーく刺さるタックルが見られてシアワセだ。ハワード・ホークス西部劇のリッキー・ネルソンしかり、物語には「年は若いが親父より早撃ち」な若造が必要なものなんである。

最後の最後にナミビアにインターセプトからトライを許すフランスの集中力の持たなさというかツメの甘さは相変わらずですが、すぐ調子こいちゃうところがフランスのカワイイところ。ジョジオン調子イマイチかしらね。まあ、引き続き気を引き締めていってもらいたい。

Francechabal

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