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2007.06.13

 Top14優勝パローレ・パローレ

Champions2

代表のテストマッチのことも書かなきゃ、なんですけど、せっかくのお祭りなのでしばらくリーグ優勝がらみのエントリが続きます。ワールドカップのリスト発表は木曜でーす。

今季のトップ14決勝は、終了10分前までクレルモンにリードされていたスタッド・フランセが、ピチョットとサモのトライで土壇場で試合をひっくり返し(23-18)、13回目のリーグ優勝を飾っています。喜びのあまりゆでダコみたいになってたスザルゼヴスキ(会長の話によると完全に壊れていたそうだ)が、取材にはちゃんと答えてたので彼に総括してもらおう。

「ハーフタイムに僕達を元気づけてくれたのはモモ(負傷で欠場したHOマチュー・ブラン)なんだ。彼は僕達に頭を上げろ、絶対あきらめるなと言った。僕達は前半少し臆病だったけれど、後半にはもう何一つあきらめなかった。コーチングも効いた。今季は怪我人も多かったけど、それでも僕達はシーズンの始めから終わりまで首位だった。僕達が戦ってきたシーズンのすべてがタイトルに値する。この夜のことを心から誇らしく思うよ。これが僕の初めてのリーグタイトル。これまで4ヶ月グラウンドから遠ざかって、迷いもあったけれど、幸せだよ」


T14b前半終了の時点では、0-9でクレルモンがリード。クレルモンはスクラムとラインアウトで優位に立ち、スタッド・フランセはエルナンデスの苦しい時のDGも外れるなど、いいところがありません。後半開始直後に新たにクレルモンにPGを取られ、ここでガルティエが早めの勝負に出ました。リーベンベルグ、パリセ、オラドゥ、サモ、スザルゼヴスキを次々と投入し、この采配が当たった。チームは徐々に流れを取り戻し、後半立ち直ったエルナンデスのPGでじりじりと差をつめる。ドミニシが素晴しいスピードでゴールライン手前まで迫る惜しいチャンスなども作りつつ、70分、スタッド・フランセが押し込んで、ピチョットが間隙を突いて自らトライ。逆転に成功します(16-15)。
が、その4分後、クレルモンがPGで再びリード(この時はさすがに終わったぽと思いました)。しかし勝負は蓋を開けるまで分からない。終了2分前、左大外にいたサモが長いパスを受け、ガスガスと走ってコーナーに飛び込み、これが決勝トライに。

スザルゼヴスキは、「このチームは何よりもまずメンタル。1つの家族みたいなものだ」という印象的なコメントをしています。また、オラドゥは「これはチームの勝利。僕達はこの試合に出なかった選手のおかげで勝った。彼らは観客席から僕達を後押ししてくれた」と語り、レミー・マルタンは「オラドゥ、ピチョット、カイゼル、ジェームズといった大勢の選手がこの試合の後でスタッド・フランセを去る。僕達は彼らのために全力を尽くしたかった。それが僕達が後半にやったことだ」と言っています。
クレルモンは0-12、6-15と点差が開いた時、まだ時間はあるにもかかわらず間違いなく勝ちきれると考えてプレーをやめた気がした、といった批評もありました。最後の最後に勝負を分けたのは、チームの結束と勝利への執念のほんのわずかな差だったのかもしれません。タレントをそろえながらロッカールーム内外のゴタゴタで毎度自滅しているチーム(PSGだ)を日頃見てますので、なおさらそう思…


私はかつてPSGでガブリエル・エインセのプレーを見た時、アルゼンチン人選手の「勝者のメンタリティ」のなんたるかを了解したわけですが、たとえば昨年秋にラグビーアルゼンチン代表がトゥイッケナムでイングランドを破った時のように、彼らはしばしば見る人の心を熱くさせるような魂のこもった試合をします。
スタッド・フランセでの最後の試合になるこの決勝で、アルゼンチン代表同様のキャプテンシーで主将を務めたピチョットのお別れコメントです。

「僕達のプレーは良くも悪くもあったけれど、それがラグビーというものさ。人生と同じようにね。すべては一瞬にして変わるかもしれない!トライを挙げた時、ここからは何も僕達を止めることはできないと感じた。これが僕のスタッド・フランセでの最後の試合。このクラブですごした4年間の集大成だ。僕はこの勝利を一生忘れないだろう」

ブーン

T14c

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