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2007.06.28

 早撮りの軽妙

Raizo私のような遅筆には即時性の求められるブログは向いてない、というのは前からわかってることなんですが、記事をアップした後までも未練がましくダラダラ推敲を続けている自分にしてみれば、システィーナ礼拝堂の『最後の審判』製作に取りかかる時、「油絵なんぞという女々しい技法で描けるかッ」と言い放ってフレスコを強行したというミケランジェロはカッコイイ。
フレスコ画は下地の漆喰が乾かないうちに(約1日で固まってしまうため、1回の作業分の面積を“ジョルナータ”といいます)一気呵成に描き上げねばならず、もちろん描き直しもきかないので相当の実力、体力、気力を要する技法なんですね。


さて先週はNHK-BSの市川雷蔵主演映画特集を観ていたのです(三隅研次の『新撰組始末記』をうっかり見逃したのは鬱だ)。そのうちの一作、『若き日の信長』を撮ったのは『薄桜記』の森一生。
巨匠というよりは一プロフェッショナルとして坦々と数多くの娯楽映画を撮った。早撮りの監督だったそうですが、そこがいい。こね回していたらあの感じは出ないんじゃないかな。

森一生の映画のどこがいいのか好きなのかを説明するのはなかなか難しいんだけれど、強いて言うならとっても純粋に「映画だ」ってところでしょうか。余計な意味も感傷もなく、潔い。小沢栄太郎演じる「じい」こと平手政秀の切腹の場面はゼヒ観ていただきたい。
ある意味、ハワード・ホークスの映画が好きなように森一生の映画が好きだと、そういうことです。─と、今日は早書きに挑んでみた…けどやっぱり駄目だー。

来週はお昼にBSで雷蔵映画を続けてやります!特にオススメは『眠狂四郎 勝負』。加藤嘉がいいのヨ。ホークス映画のウォルター・ブレナンしかり、やっぱ映画は老け役じゃないか?

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2007.06.27

 最高のサポーター

Remydimitri

レミー・マルタンと、片時もブクリエ・ドゥ・ブレニュスのそばを離れたくなかったらしいスザルゼヴスキの優勝2ショットです。単に載せたかっただけ。
先日のテストマッチでラポルトはブリュノをとても誉めていて(特にラインアウトですが)、さらにワールドカップではイバネスが主将を務めるかもしれないなんて報道もあるから、負傷明けのスザルゼヴスキは現在フッカーの3番手。ワールドカップでどれだけあの強烈なフィールドプレーを見られるかは分かりませんが、後半60分前後にやる気満々で出てきたら、相手にとってはヤな選手じゃないかと思うなぁ。(ブライアン・ハバナにとっては、少なくともグラウンドではチーターより危険だったハズ)


先日、星の王子様時代(頭髪的に)のカステニエードが負傷でグラウンドを退くところ(だと思う)の画像を見かけたんですけど、あれは99年ワールドカップの時の画像なのかな…代表スタッフが「断腸の思い」と言うのは本当でしょうし、それでも決断はしなくちゃならない。私はこんな仕事絶対ヤダ。

結局追加招集からも外れたパペは、取材に答えて「本当のところ大して幻想は抱いてなかった」と語りました。デュソトワールが選ばれるだろう思ってたと。もちろんがっかりはしたけど、最初の時の方がはるかにショックだったと言っています。
「トマ(カステニエード)とは反対に、スタッフの誰も僕が外されるかもしれないことをほのめかさなかった。けれど僕達はニュージーランドで共に2週間を送った。テストマッチの2試合で主将に指名された分なおさら、ラポルトから信頼されていると思っていたんだ」
ラポルトとマゾを恨んでいるか、と質問された彼の答えはこうでした。
「いや全然。彼らには十分難しい仕事がある。メディアを介して戦争になるのは何の役にも立たない。僕は代表の大のサポーターのままだ。彼らが最後まで行ってくれればと思うよ。選ばれた選手の全員がそれに値する」


【追記:ラポルトの運命の出会い】
ラポルトの政界入りの話ですが、彼はサルコジとは3年前にアルカションで知り合って以来の仲だそうで、今回の任命はまず第一に彼らの友人関係に由来していると見られているようです。ああ、気が合いそうだよねェ。すでに1年ほど前に、サルコジがラポルトの入閣(ministreと言った)をほのめかしたことがあったらしい。アルカションは南西部の海辺のリゾート地ですが、何をまたそんなとこでロマンティックに出会っているんだろう。

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2007.06.26

 今日の琴線

Fr2熱帯ペルーでペンギン化石発見=初期と最大級、2つの新種

熱帯の南米ペルーの太平洋沿岸で、約4200万年前の初期のペンギン化石と、約3600万年前の最大級のペンギン化石が26日までに発見され、ともに新属新種に分類された。
これまでペンギンは南極近くで進化し、800万~400万年前に赤道付近まで生息地域を広げたと考えられていたが、この見方が覆された。米ノースカロライナ州立大などの国際研究チームが、米科学アカデミー紀要の電子版に発表する。
(時事通信社)

推定体長1.5メートル。これは嫌ですよ。画像は息をのむほど可愛くない1999年発行フランス領南極のヒゲペンギン切手です。ペンギンは仏語では“manchot”といいますが、「不器用」といった意味の単語です。

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2007.06.24

 雲と天気

Tsuyuzora1

これはひつじ雲か鰯雲なのか、昨日の空はこんなでした。その前の日は夕方にお天気雨がキョーレツに降り、かの方々の盛大なお輿入れがあったようです。妙な天候ですね。

私が小学生の頃読んでいた図鑑に、「ひつじ雲(高積雲)が出ると晴れ、鰯雲(巻積雲)が出ると天気は下り坂」、と書いてあったのを覚えているんだけれど、そもそも私にはいまひとつ羊と鰯の区別がついてないし、形状はどう見ても羊にもかかわらず、たちまち空が羊の大群でぎゅうぎゅうに埋まって重たい雨が降り出すということもあったから、図鑑の内容の真偽はよく分からない。

画像の雲は鰯雲の方でしょうか。ともかく今日の天気は雨でした。鰯雲は秋の季語(たしか)ですが、鰯は今が旬ですね。

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2007.06.23

 世界のムキムキ切手(1)

(『300』リピーターになりそうな皆さんへ)
私の趣味嗜好は何事もライトで、切手にしても目打とか変種とか消印とかその種のディープな収集はしてません。ただ気に入ったものを集めるという感じです。
で、つい買ってしまうものの1つがプロパガンダ切手(変だから)と、男前切手(私も女なので)なんですが、両者の交点に位置するのがこの「共産主義プロパガンダ系ムキムキ切手」です。

労働賛美と古代ギリシア的肉体美の融合とでも言いましょうか、結果的にシスティナ礼拝堂の天井画が鍬を振るいツルハシを振るいがっすがっすと汗を流す、まことに独特な世界が現出しています。
画像はハンガリー、1945年発行の復興切手。

Hungary

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2007.06.22

 選手監督の人生設計

President1

以前からレミー・マルタンのブリーチした髪が何かにかぶっている(ヅラという意味ではない)ような気がしていたんですけど、先日『ハイランダー』の話をしていて思い出しましたよ、『サブウェイ』のクリストファー・ランベール(ランバート)ね。この映画、舞台もパリのメトロ。

ネタ夏枯れのこの時期、時ならぬ「ラポルトW杯後に政界入り」のニュースにメディアが色めきたってます。どう訳されているのか知りませんが、大雑把にスポーツ閣外相とかでしょうかね。ラポルトは元々サルコジとはお友達らしく、まったく政治家はスタジアムに何しに来てるのか…と、まあそれは置いといて、棄権のヴェルムランに代わる追加招集が木曜に発表されました。結局パペではなく3列のデュソトワールです。というか、冷静に考えたら2列は長期負傷明けのプルース主将に、ビアリッツとカストルで難しいシーズンを送ったチオンとナレ、3列からコンバートのシャバルというメンツでいくわけなんだね。

【マットフィールド、トゥーロンを選ぶ】
Top14のいくつかのクラブから誘われていたというマットフィールドが、Pro D2のトゥーロンと2年契約で合意したとのニュースです。サラリーは公表されていませんが、月5万ユーロ近い額じゃないかと言われてます。まあ、来季は一部昇格できるチームを構築しような。
マットフィールドを口説いていたいくつかのクラブの筆頭はスタッド・フランセだったわけなんですけど、以前公式のファンフォーラムで、スザルゼヴスキのスローインがアレすぎる件について「だったらいっそラインアウトに強いマットフィールドを取れば」みたいな苦しまぎれな流れになってたのをフト思い出しました。そういう問題じゃないだろう。

ところで1列にアダム・ジョーンズ、2列にマットフィールド、3列にシャバルを配した異種格闘技FWというのを考えてみました。残り5枠を埋めてお楽しみください。

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2007.06.19

 選ばれた人達

Maillot0506バスケットボールに疎い私でもトニー・パーカーは知っている。時々PSGの試合や新シーズンのマイヨのプレゼンテーションに来てます。優勝おめです。


ラグビーワールドカップのフランス代表の30人のリストに入った選手の中では、やはり最大のサプライズは若きボクシスです。「ワールドカップで優勝するためにはインターナショナルレベルのキッカーが必要だ」というラポルトは、ボクシスのキックのクオリティを大変高く評価しています。結果リストには3人のSOがいますが、スクレラがセンターもできることも考慮に入っているらしい。ニヤンガに関しては、走れる3列がほしかったとのことです。

その3列ですが土曜になって、ヴェルムランが椎間板ヘルニアのためワールドカップ棄権を表明しました。なんてことでしょう。シャバルが3列に戻ってパペが呼び戻されるのか、それとも新たに他の3列が入るのかはまだ分かりません。代表スタッフは木曜までじっくり考えるつもりのようです。


カステニエードはメディアの取材に答えて、30人に選ばれなかったことには驚いていないが、なぜリザーブリストにも入らなかったのか理解できないといったことを話したそうです。
「まあ本音を言えば、納得してない。何より、君がフルバックの№1だよなんて言われているような時にはね。ちょっとバースデーケーキをもらったみたいなものだな。いざロウソクを吹き消そうという時に、それはさっと運び去られてしまうんだ」

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2007.06.15

 大いなる不在

Castaリアリスティック?というのが30人の顔ぶれを見た感想でした。キックの巧いボクシスをあえて入れてきたあたり、なんとなくラポルトがやりそうなことは…。まあそれはいいとして、今回のワールドカップのメンバー30選手のリスト、代表スタッフの決断の鍵は「ポリバレンス」です。

ほんの数日前にはテストマッチで主将を務めていたパペがリストを外れることを予想した人は少なかったんじゃないでしょうか。あの2試合は結果的にはほとんど罰ゲームでしたなァ…。3列の候補が多すぎたため、結局2列が1枠犠牲になったようです。ラポルトとジオ・マゾは、パペを外すのはつらいが、彼は背中の手術以来なかなかトップフォームを取り戻せていないし、シャバルを入れるためにはしかたがなかったと説明しています。

「それがポリバレントだ。シャバルは木曜の朝、私に2列でプレーするのを受け入れたと認めた。彼はほぼこう言った。『自分がプレーすべきはそこだ』。それで3列のポジションが1つ空くし、彼のポテンシャルをより有効に使うことができる。3列では、シャバルはアリノルドキに比べて少しラグビー本来のテクニックが足りない。2列では自分の好きなことに専念できるだろう。つまり、ファイトやラックといったものにだね」


戦術の犠牲になったのはカステニエードも同様。当初は3人の予定だったウィングの枠に4人が入ったため、フルバックはポワトルノー1人に。ウィングのドミニシとエマンス、センターのトライユがそれぞれフルバックもこなせるという事情があります。つい先日まで代表のリーダーの1人とみなされていたカステニエードでしたが、オールブラックス戦のパフォーマンスはラポルトの厳しい批判を受けました。いろいろあってここまでワールドカップの舞台を踏む機会にあまり恵まれなかったそうだけれど、トロフィーを掲げて引退することを夢見ていた彼にとっては気の毒な知らせです。

「ドミニシ、エマンス、クレール、ルージュリーは4人ともハイレベルな選手達だ。それに、我々のチームにはウィングでプレーできるセンターやフルバックがいない。それがカステニエードの不在の説明にもなる。断腸の思いだが、彼は怪我が多すぎてクラブでほとんどプレーしていなかった。バックスが13人しかいない時に、ポリバレンスは最も重要だ」


一方で、コンディションの不調を理由に30人を外れた選手もいます。たとえばビアリッツで不本意なシーズンを送ったヤシュヴィリや、昨季は41試合出場という過酷なスケジュールで疲労が激しいというフリッツです。

「ヤシュヴィリはクラブでも代表でも難しいシーズンを経験した。我々は今はヤシュヴィリよりエリサルドがいいと考えている。より活発で機敏。よりコンスタントかもしれない。ヤシュヴィリは2年前には優位を占めていたが、現在のフォームがより重要だ。フリッツのパフォーマンスは、クラブでも代表でも我々が期待したレベルにない」

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 リザーブの11人

このペースのままコパ・アメリカが始まったら死ぬ(別ブログの関係で)。今のとこ誤訳を出さないだけでせいいっぱいっス。


30人のリストと同時に、リザーブリストも発表されています。Top14の準決勝・決勝で、交代で出場しそのパワーで試合の流れを変えるのに貢献したスタッド・フランセのリーベンベルグが入りました。ヤシュヴィリ、パペの名前はここにあります。しかしやはりカステニエードやフリッツの名前はありません。たしかに先日のオールブラックス戦でのカステニエードのパフォーマンスが良かったとは言えないけど…

リストの発表を受けて、ヤシュヴィリがコメントしました。
「がっかりだ、それだけ。選手だれもと同じように、このワールドカップでプレーするのを夢見てた。人生そんなものさ。僕は今季、リストに入るためにすべきことをしなかったのかもしれない。これは代表スタッフの選択、僕はそれを尊重する。それでも世界は回り続けるんだ。僕はこのフランス代表の一番のサポーターだし、彼らは、もし彼らが僕を必要とするなら僕はいつでもそこにいるってことを分かってる。僕達はクラブで苦しいシーズンを送ってきたばかりだ。今は再起しなくちゃ。何もあきらめたくない」

Piliers
Nicolas Mas (Perpignan)
Laurent Emmanuelli (Clermont)

Talonneur
Benjamin Kayser (Stade Francais)

2eme ligne
Pascal Pape (Castres/Stade Francais)
Gregory Lamboley (Toulouse)

3eme ligne
Thierry Dusautoir (Toulouse)
Olivier Magne (London Irish/ANG)

Demi de melee
Dimitri Yachvili (Biarritz)

Demi d'ouverture
Benjamin Boyet (Bourgoin)

Centre
Brian Liebenberg (Stade Francais)
Jean-Philippe Grandclaude (Perpignan)

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2007.06.14

 リスト発表

ワールドカップの30選手です!パペじゃなくてシャバルが2列に入ってるとか、SOで若手ボクシスが選ばれたとか、ええーっヤシュヴィリとカステニエードは?とかいろいろありますが、とりあえず名前だけ。

Piliers
Pieter De Villiers (Stade Français)
Sylvain Marconnet (Stade Français)
Olivier Milloud (Bourgoin)
Jean-Baptiste Poux (Toulouse)

Talonneurs
Sébastien Bruno (Sale, ANG)
Raphaël Ibañez (Wasps, ANG)
Dimitri Szarzewski (Stade Français)

2eme ligne
Lionel Nallet (Castres)
Fabien Pelous (Toulouse)
Jérôme Thion (Biarritz)
Sébastien Chabal (Sale, ANG)

3eme ligne
Serge Betsen (Biarritz)
Julien Bonnaire (Bourgoin/Clermont)
Imanol Harinordoquy (Biarritz)
Rémy Martin (Stade Français)
Yannick Nyanga (Toulouse)
Elvis Vermeulen (Clermont)

Demis de mêlée
Jean-Baptiste Elissalde (Toulouse)
Pierre Mignoni (Clermont)

Demis d'ouvertures
Frédéric Michalak (Toulouse/Natal Sharks, Super 14)
David Skrela (Stade Français)
Lionel Beauxis (Stade Français)

Centres
Yannick Jauzion (Toulouse)
Damien Traille (Biarritz)
David Marty (Perpignan)

Ailiers
Vincent Clerc (Toulouse)
Christophe Dominici (Stade Français)
Cédric Heymans (Toulouse)
Aurélien Rougerie (Clermont)

Arrières
Clément Poitrenaud (Toulouse)

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 スタッド・フランセの48時間

Brennus2決勝の後、ドミニシがパンツ一丁、頭に青いベレー帽というカッコで観客席のご両親を探していた…という記事をどこかで見かけた気がするんですけど見間違いだったかしら。(ドミニシ…)
この試合で高く評価されたのがガルティエとFWコーチ・ランドローのコーチングです。今季、怪我人続出のチームをよく指揮したガルティエ。指導者としてはこれが初めてのタイトルになりますが、ガルティエ自身は、タイトルを勝ち取ったのは選手達で自分は裏方だといったようなことを語った模様。


さて、試合後のロッカールームでは有無をいわさずシャンパンシャワー

Champagne

、のかたわらで、この試合の後でクラブを去る選手とのお別れの光景も。ブランをはさんで左は引退するカナディアンのマイク・ジェームス、右は来季はラシン・メトロでまたピチョットとチームメイトになる予定のオラドゥ主将。あ、前のエントリで「観客席にいる選手達の後押しで勝った」というコメントをしていたのはピチョットでなくオラドゥ主将です。訂正しましたスミマセン。

Mikemomobibi

そこからご一行はとりあえずスーツに着替えてドラノエ市長の待つパリ市庁舎のソワレへ。この時点で午前1:30。
「飛び跳ねないヤツはチャンピオンじゃな~い」

Sd01

アルゼンチンのお三方。どっちかというと盛大にアサードがやりたいかも

Champion3

午前3時を回ってさらにクラブに繰り出し、その勢いで日曜の昼前にはシャンゼリゼで優勝パレードを決行。約5,000人に歓呼の声で迎えられた模様。その後、全仏オープン男子シングルス決勝の会場、ローラン・ギャロスにブクリエ・ドゥ・ブレニュス(優勝楯)をお披露目に行ったそうで。中継で映ったかのな?私は見られなかったけど。(テニスの大会では全仏の雰囲気とクレーコートの死闘が一番好きですハイ)

Bouclierschamps

月曜、会長と選手達は地元パリジャン紙の編集局を訪問。楯を運ぶ“inseparable(いつも一緒)”のレミーとディミトリ。どうでもいいけど、フッカーっていつも何となく雑用を回されているような印象がある(?)。さすがにチトお疲れ気味の顔ですが、この時点で41時間寝てません。

Sd02a

でも笑顔。

Bouclier

動画はこちらね。
http://www.leparisien.com/home/info/dossier/l_article.htm?dossierid=276103611


【大統領の事情】
新大統領がスタッド・ドゥ・フランスの観客から拍手で迎えられたのか、またもブーイングをくらったのかは知らないが、とにかく決勝にはサルコジが優勝チームに楯を渡しに来ました。先月のフットのフランスカップ決勝には出席しなかったそうなので(それどころじゃなかったか)、大統領として初めてトロフィーを授与したことになります。同じ旧東欧系のスザルゼヴスキと笑顔で握手。よく働く移民はお好きな様子。

T14

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2007.06.13

 Top14優勝パローレ・パローレ

Champions2

代表のテストマッチのことも書かなきゃ、なんですけど、せっかくのお祭りなのでしばらくリーグ優勝がらみのエントリが続きます。ワールドカップのリスト発表は木曜でーす。

今季のトップ14決勝は、終了10分前までクレルモンにリードされていたスタッド・フランセが、ピチョットとサモのトライで土壇場で試合をひっくり返し(23-18)、13回目のリーグ優勝を飾っています。喜びのあまりゆでダコみたいになってたスザルゼヴスキ(会長の話によると完全に壊れていたそうだ)が、取材にはちゃんと答えてたので彼に総括してもらおう。

「ハーフタイムに僕達を元気づけてくれたのはモモ(負傷で欠場したHOマチュー・ブラン)なんだ。彼は僕達に頭を上げろ、絶対あきらめるなと言った。僕達は前半少し臆病だったけれど、後半にはもう何一つあきらめなかった。コーチングも効いた。今季は怪我人も多かったけど、それでも僕達はシーズンの始めから終わりまで首位だった。僕達が戦ってきたシーズンのすべてがタイトルに値する。この夜のことを心から誇らしく思うよ。これが僕の初めてのリーグタイトル。これまで4ヶ月グラウンドから遠ざかって、迷いもあったけれど、幸せだよ」


T14b前半終了の時点では、0-9でクレルモンがリード。クレルモンはスクラムとラインアウトで優位に立ち、スタッド・フランセはエルナンデスの苦しい時のDGも外れるなど、いいところがありません。後半開始直後に新たにクレルモンにPGを取られ、ここでガルティエが早めの勝負に出ました。リーベンベルグ、パリセ、オラドゥ、サモ、スザルゼヴスキを次々と投入し、この采配が当たった。チームは徐々に流れを取り戻し、後半立ち直ったエルナンデスのPGでじりじりと差をつめる。ドミニシが素晴しいスピードでゴールライン手前まで迫る惜しいチャンスなども作りつつ、70分、スタッド・フランセが押し込んで、ピチョットが間隙を突いて自らトライ。逆転に成功します(16-15)。
が、その4分後、クレルモンがPGで再びリード(この時はさすがに終わったぽと思いました)。しかし勝負は蓋を開けるまで分からない。終了2分前、左大外にいたサモが長いパスを受け、ガスガスと走ってコーナーに飛び込み、これが決勝トライに。

スザルゼヴスキは、「このチームは何よりもまずメンタル。1つの家族みたいなものだ」という印象的なコメントをしています。また、オラドゥは「これはチームの勝利。僕達はこの試合に出なかった選手のおかげで勝った。彼らは観客席から僕達を後押ししてくれた」と語り、レミー・マルタンは「オラドゥ、ピチョット、カイゼル、ジェームズといった大勢の選手がこの試合の後でスタッド・フランセを去る。僕達は彼らのために全力を尽くしたかった。それが僕達が後半にやったことだ」と言っています。
クレルモンは0-12、6-15と点差が開いた時、まだ時間はあるにもかかわらず間違いなく勝ちきれると考えてプレーをやめた気がした、といった批評もありました。最後の最後に勝負を分けたのは、チームの結束と勝利への執念のほんのわずかな差だったのかもしれません。タレントをそろえながらロッカールーム内外のゴタゴタで毎度自滅しているチーム(PSGだ)を日頃見てますので、なおさらそう思…


私はかつてPSGでガブリエル・エインセのプレーを見た時、アルゼンチン人選手の「勝者のメンタリティ」のなんたるかを了解したわけですが、たとえば昨年秋にラグビーアルゼンチン代表がトゥイッケナムでイングランドを破った時のように、彼らはしばしば見る人の心を熱くさせるような魂のこもった試合をします。
スタッド・フランセでの最後の試合になるこの決勝で、アルゼンチン代表同様のキャプテンシーで主将を務めたピチョットのお別れコメントです。

「僕達のプレーは良くも悪くもあったけれど、それがラグビーというものさ。人生と同じようにね。すべては一瞬にして変わるかもしれない!トライを挙げた時、ここからは何も僕達を止めることはできないと感じた。これが僕のスタッド・フランセでの最後の試合。このクラブですごした4年間の集大成だ。僕はこの勝利を一生忘れないだろう」

ブーン

T14c

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2007.06.10

 Stade Francais - Clermont : 23-18

ピチョットが最後に大きな贈り物をくれたのヨ。ディミトリもお帰りー!

Top14finale3_1

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2007.06.09

 シャバル大人気

Fsport_1

ニュージーランドDominion Post紙の、金曜のスポーツ紙面のトップをどーんと飾るシャバル。まー、セクスィーなシャバルたんをケイブマンだなんて。セール・シャークスの同僚でもあるブリュノによれば、シャバルはクラブの本拠地マンチェスターでも人気者なんだそうな。やっぱりエインセが大受けした土地柄だ。

今週は、グラハム・ヘンリーがテストマッチ1戦目の時のフランス代表の「ネガティブな態度」を批判して、それが大きく報道されたりしたわけなんだけど、同紙はヘンリー監督の批判に対するラポルトの反応も面白がって採り上げているようです。つまりラポルトはこのように答えたらしい(原文AFP。うまく訳せてない気がする)。フランス人の監督はまったく煮ても焼いても食えませんナ。

「グラハム・ヘンリーとスティーブ・ハンセンに言いたいことがあるとすれば、彼らはウェールズを指揮していた頃はずっと口数が少なかったということなんだね。今彼らはちょっと幸福感に酔っている気がする。だからニュージーランドの雰囲気が彼らを景気づけてるというわけだ。結構なことだ。ロコゾコ、カーター、マコウ、アリ・ウィリアムスは成功をつかみつつあるのだからね…。我々がカーディフで36対3でウェールズに勝った時には、彼は試合の前も後ももっと静かだったものさ」


リーグ決勝をひかえたフランスでは、ピチョットがこの試合を最後にスタッド・フランセを離れることを認めた模様。うひーんさびしい。今のところPro D2のRacing Metroに加入すると見られていますが、同じパリのクラブだしマイヨはほぼアルゼンチンだしで、さほど抵抗はなさそうな気もします。
その他では、ワールドカップ後の引退の意を表明しているカステニエードが、カナルプリュスの解説の仕事をするんじゃないかといった話。

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2007.06.08

 その他の話題

Roug

ユーロピアン・チャレンジカップも獲ってイケイケのクレルモンとのリーグ決勝を目前に、クレルモンの爆発力を警戒するドミニシは、守備においてスペースを与えてすぎてはいけない、連帯と何より謙虚さが大事であると語りました。
クレルモンといえば、準決勝のトゥールーズ戦でスーパートライを挙げたルージュリー主将(50メートル以上走ったんじゃないかな)について、現地メディアのアンケートで、ほぼ10人に9人が「ワールドカップに出るべき」と回答したという話です。

今週の話題としては、土曜のテストマッチ2戦目に出場するであろうオールブラックスのSHケラハーがトゥールーズに移籍したという報道がありました。2季+オプションであと1季という契約のようです。本人がブラックスの宿舎で、レキップの特派員のいる前で「水曜の夜にサインした。書いちゃっていいよ」とコッソリ明かしたらしい。まーアジャンは降格しちゃったからねェ。でもエリサルドは?

その他、今週は両代表の監督がいろいろと前座試合を繰り広げたりしていたわけなんですが、まあその話はいいか…

以上斜め読みでした。

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2007.06.07

 シーズン大詰め

Sfavant

「決勝でプレーするかはまだ分からない。マチュー・ブランの検査の結果を待たないとね。たとえ僕がプレーしたくても、マチューが試合に出られればと思うよ。彼はこの決勝の舞台に立つのにふさわしいシーズンを戦ってきたんだから。この1ヶ月余り、僕はランニングを続けていた。もちろん試合感は鈍ってる。でももし僕に、この決勝で復帰する万に一つのチャンスがあるのなら、すごいことだね」

といった事情で、フランスラグビー界のクロクロ(クロード・フランソワ)、ディミトリ・スザルゼヴスキが、ワールドカップのリスト発表を前にグラウンドに帰ってくるかもしれません。土曜にスタッド・ドゥ・フランスで開催されるトップ14決勝スタッド・フランセ対クレルモンでは最終的に、肩の手術以来初めてベンチに入ります。
上の画像ですけどロンセロがやっぱりもう忍び寄ってるw スクラムの取り組みは誰よりも早いが、無防備なディミトリにイソイソと手を回す姿がいつもなんとなくセクハラの現場に見えなくもないロンセロなんですが、しかしてその実体は、ジオ・マゾも「アルゼンチンはプロップのロンセロまでパントを蹴ってくる」と警戒をおこたらないテクニシャンであります。さすがボケンセ、アルゼンチンのラグビー選手と言えましょうか。

Frereアルゼンチン人選手といえば、この試合でやはり注目されているのがマリオとペドロのレデスマ兄弟の1列対決です。兄マリオ・レデスマはクレルモンのフッカー。弟ペドロはスタッド・フランセのプロップで、決勝ではロンセロと左右を固めることになります。外国人選手の兄弟がフランスリーグの決勝で対決するのは初めてのことなんだそうな。
スタッド・フランセはピチョット-エルナンデスのアルゼンチン・ハーフバックで臨むそうで、スクレラがセンターをやるということでしょうかね。このエルナンデスには、これがパリでの最後の試合になるんじゃないかなんて噂がまことしやかにささやかれている。んまー、レスターUzeeeeee!


一方その頃南半球では、代表の面々がウェリントンでオールブラックスとテストマッチ2戦目を戦います。週のはじめに発表された時点でのエキップは以下のとおり。ラーラグ兄がウィングやります。ハーフバックは結局ペルピニャンのWニコラ(デュランドとラーラグ弟)ではなく、引き続きSOをボイエが務める予定。

Castaignede (Saracens/ANG) - J. Laharrague (Sale/ANG), Mignardi (Agen), Mazars (Narbonne), Coux (Bourgoin) - (o) Boyet (Bourgoin), (m) Durand (Perpignan) - Magne (London Irish/ENG), Chabal (Sale/ANG), Chouly (Brive) - Pierre (Bourgoin), Pape (cap, Castres) - Sourgens (Bourgoin), Bruno (Sale/ANG), Califano (Gloucester/ANG)

Remplacants : Ibanez (Wasps/ANG), Mas (Perpignan), Olibeau (Perpignan), Ouedraogo (Montpellier), Forest (Bourgoin), N. Laharrague (Perpignan), Thiery (Bayonne)

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2007.06.04

 勇気と決意で

Studiohttp://grandirensemble.net/
こちら↑、両親の愛情や教育に恵まれない子供たちが家庭的な環境で成長するのを支援するLa Fondation Mouvement pour les Villages d'Enfantsが製作したPR用クリップです。“GRANDIR ENSEMBLE”(共に育つ)。リエブルモンのファミリーが活動を後援している関係で、およそ30人のフランスのラグビー選手が誘いに応えて参加してます。
撮影はパリ、ビアリッツ、トゥールーズで行われていて、スクレラ、レミー・マルタン、チオン、ドゥヴィリエ、ボクシス、エリサルド、ベッツェン、スザルゼヴスキ、トライユ、ドミニシ、オーギュスト、エマンス、ブリュスク、マルコネ、ヤシュヴィリ、ポワトルノー、ランボレー、ニヤンガ、デュソトワール、フリッツ...といった代表選手たちが歌ったり、子供たちとラグビーを楽しんでいる姿が見られます。途中に映る美女は、スタッド・フランセの始球式に登場したこともあるミス・ヨーロッパのアレクサンドラ・ローゼンフェルドさんです。
画像はスタジオのスクレラ、ブラン、レミー。ブランの足元の踏み台にもご注目。

ついついディミトリのオッパイ胸筋に手が伸びる。そーだよなまずそこに行くよな!
Dim6_2

さてそれはともかく週末のテストマッチ、オールブラックス戦です。トップ14の準決勝と重なったため、上記のクリップに映ってた面々はもちろんゴッソリ欠けています。妙な判定もあったとはいえオールブラックスに5トライを許し、フランスのトライは6人の初招集初スタメン組の1人、クーによる1トライのみでした。彼は遅刻で罰をくらったラーラグ(兄)に代わって出場したんだそうで。クーのトライにつなげたマーニュらベテラン復帰組は、このようなチーム状況の中で責任感を持ってプレーしていたように思います。
最終的にスコアは42-11でニュージーランドの圧勝。しかし見たところフランス国内の反応はおおむね、あの状況にしては結果以上によくやったんでないの、という感じでした。攻め手はなかったしスクラムもかなり苦しんだけど、特に序盤のディフェンスは頑張ったと。シャバル!!

個人的にSHのデュランドがどのくらいやるのかを見たかったのです。相手がいきなりオールブラックスじゃ気の毒でしたが、その「情熱的な性格」は垣間見られた、かな。ミシャラク、ポワトルノーらと同じくトゥールーズユースの黄金世代の1人で、どうもいろいろあってトゥールーズを放出されたらしいんだけれど、ベジエでプレーした後ペルピニャンに移って04-05シーズンにブレイク…という、そこはかとなく日陰道なキャリア。彼の招集は国内でもちょっとしたオドロキだった様子です。

この試合はイバネスが温存されたため、スタッド・フランセに移籍したばかりのパペが主将を務めました。お疲れです。そういえば、今回の招集で話題になった18歳のバスタロー君もパリと3季の契約を結びました。こんな子だったお
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Demifinale一方「代表の95%」がいるフランス本国では、ビアリッツを破ったスタッド・フランセ(18-6)と、トゥールーズを下したクレルモン(15-20)がリーグの決勝に駒を進めております。リーグタイトルはここへきて突如フッカツしたトゥールーズで決まりかと思いきや、分からないものです。
怪我人続出のスタッド・フランセはさらにセンターのメッシーナが離脱するなどボロボロで、試合前はどうなることかと思われました。ボルドーのホーム、スタッド・シャバン・デルマスで行われたこの試合は、ヤシュヴィリとスクレラが交互にPGを重ねる展開が続きましたが、後半55分と74分のサモ、リーベンベルクのトライのおかげでスタッド・フランセが勝利。よく連帯し、決勝のチケットにふさわしい良い試合をしたようです。しかしこの対戦でもまた大勢の怪我人を出してしまい、特にフッカーのブランが負傷してしまったため、決勝では負傷明けのスザルゼヴスキが戻ってくるなんて話になってるみたい。


かつての精神主義的育成の反動なのか、最近の日本のスポーツはメンタルの話題を避ける傾向がある気もするんですけど、海外のプロ選手や監督は一様にメンタルの重要性を口にします。疲労で足の止まった最後の最後に前に進ませるのは意志の力なんだ、というわけですネ。

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