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2007.05.24

 皆さん、切手はどうでしょう

Timbreこの上オタと思われるのもせつないんですが、ワタクシ趣味として切手を集めております。フランスの凹版切手などはなかなか好きであります。さてフランスでは9月に迫ったラグビーワールドカップのアナウンスのため、先月半ばにラグビー切手が発行されました(画像)
フランスのスポーツジャーナリスト兼コメンテーター、Roger Coudercの名高い情熱的な応援コメントにちなんで、“Allez les petits”と題されたこの切手。イラストレーションを担当しているのはEric Fayolle、これまでにもフランスのスポーツ切手のデザインを手がけている方だそうです。
この記念切手第一弾には、スタッド・ドゥ・フランスらしきスタジアムで代表のマイヨを着てプレーする2人の選手がデザインされていますが、中心に描かれてる選手がどうもパッと見プロップのドゥヴィリエに見える(?)。渋!ワタシ的にはもちろん無問題ですが、プロモーション的に「それでいいのか」という気はしなくもない。

(そのドゥヴィリエ、週の初めのトレーニングでふくらはぎに肉離れを起こしまして一足早くシーズン終了です。スタッド・フランセはついにレギュラーの1列がいなくなりましたが、どうするよ)

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2007.05.23

 スター選手の光と影

Domibio2個人的にドミニシの半生記が興味深かったもので、自伝の中からメディアに公開されている部分(ならいいよね)をもう少し続けてみましょう。訳はとってもいいかげんです。

─少年の頃、母がある日霊媒に会ったことをよく僕に話していたのをはっきり覚えている。その霊媒は母に、大きな不幸が訪れると予言した。でも、彼はこうも言い加えた。「あなたの息子さんには天賦の才がある」
姉の突然の死の後、母はその「天からの贈り物」とはラグビーのことだと信じて疑わなかった。母は繰り返し言ったものだ。「いい?あなたはきっとフランス代表入りするわよ!」。僕はこう答えた。「だけどねママン、ママンは僕をずいぶん小さく産んだじゃないか!172センチ68キロの僕にフランス代表でどうしろっていうんだい?腕が太ももくらいあって足なんか丸太みたいな連中ばっかりなんだよ?」。母は答えなかったけれど、彼女には自信があった。
霊媒の予言の前半は不幸にして現実になってしまい、僕達家族にはぽっかりと大きな穴が開いたようだった。それを埋めるために母は、予言の後半が実現しないなんて考えられなかった。父は僕の一番の支持者になった。─


ドミニシは自伝の中で、1人の人間として自らの悩み苦しみをも赤裸々に語っています。まあ肉体的にも赤裸々な人ではあるんですが。17歳になってからラグビーでデビューし、でも最初は誰のため、何のためにプレーしているのか分からなかった、と言います。(観客のため?両親のため?それとも自分のために?)
最近ドミニシについていくつか記事を読みましたが、彼のお姉さん、パスカルは、両親が働いている間ほとんど1人でドミニシの面倒を見て、2人はいつも一緒にいたのだと。彼女の突然の死の後ドミニシはずいぶん荒れて、ケンカばかりしては拘留されていたそうです。

しかし、後の奥さん(当時15歳、一目惚れだったらしい)とマッサジスタのピエール・スサノとの出会いが、彼を荒れた状況から救い出します。スサノはドミニシが立ち直りラグビーで開花するのを助け、ドミニシは自分が選手として今あるのは彼のおかげだと語っています。が、2000年の夏にその友人でもあったスサノが亡くなり、さらに10年間共にすごした奥さんとも別れ、身も心もボロボロになって入院…というような壮絶な話が続きます。「パスカルが死んだ時僕は14だった。そしてまた14年後に今度はピエールが死んだ。この偶然の一致には混乱してしまう…」
日頃目にするドミニシのインタビューには、感受性の鋭い人特有の“癖”があるように感じます。BKにはわりとそういう人がいる気がしますね。たとえばカステニエードとか。

あくまで私個人はですが、ラグビーにせよサッカーにせよ、それは脆くも弱くも不完全でもある「人間の」スポーツと考えてます。いつでも調子がいいわけじゃないしミスは常に起こる、それをいかに11人なり15人なりでカバーしていくか、という競技じゃないかなと。完全ではないからこそ人は真にそこに共感したり、人生において何かを得ることができるんじゃないかと思う。ミスをことさらにあげつらう批評(と呼べるものなら)が好きじゃない、というのはそういうこともあるんだけれど。
(この項続くかもしれない)

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2007.05.21

 ドミニシ半生を綴る

Domibio「これが最後かもしれない。9月にワールドカップを戦えば3度目になる。そして最後にもなるだろう。僕はこれまでノスタルジックになったことは一度もない。いつだって、前進しなければならないことも後ろを振り返ってはいけないことも分かっていた。でも35歳になって、僕は突然歯車の回転を止めたくなった。ここまでの人生を打ち明けるために、心の奥深く探しに行こうと思う。他のことに移る前にね」
(クリストフ・ドミニシ自伝“Bleu a l'ame”から)

最近来シーズンもキャリアを続けることを決めたというドミニシが、レキップのジャーナリストとの共著で自伝“Bleu a l'ame”を出版しました。みんなが知ってるドミニシの、でも意外と知られていない素顔がつづられた本です。
14歳の時に妹さんかお姉さんか(追記:お姉さんのようです)を自動車事故で亡くし、20年たった今、この本を書く過程でようやくその心の傷がいやされつつあるんだと、ドミニシは出版に際して語りました。「書くことが僕に受け入れさせた。でも、まだ自分の本のこの部分を読み返すことができない」

その悲しい出来事があった頃、彼はフットボールをやっていたそうだけど、ディシプリンの個人主義に嫌気が差してラグビーに転向し、そこで彼にとっての救いを見出したようです。ラグビー選手としては決して体格に恵まれているとはいえないドミニシ。「僕はそもそもこの仕事をするべく生まれついてはいなかった。でも人間、やりたいと思えばできるものさ!」。それが彼の人生を貫く精神なのかもしれません。

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2007.05.17

 眠れない映画

ふとNHK-BSをつけたらタルコフスキーの“ノスタルジア”をやっていて、ついつい見てしまったら眠れません。タルコフスキーの映画はいつでも、圧倒的な映像の洪水を半ば唖然としながら見守るというような体験なのね。そして今日(17日)の深夜には、ブレッソンの“ラルジャン”キタ。トルストイ原作の、1枚の偽札によって運命を狂わされる青年の話。
この映画はかなり前に初めて見た時、何だか「見てはいけないものを見た」という気がしました。「映画とは何か」という危うい問いを口にしてしまいそうになるけれど、あるいはその問いから一番遠いところにある映画なのかもしれません。映像(写ったもの)だけがすべて、という…。繰り返しあらわれる印象的な青い色をもう一度確認しようかとも思うけど、怖いね。ブレッソン82歳、恐るべき老人による何かの奇跡のような最後の作品。

ところでこれ↓は、タルコフスキーの“鏡”の1シーンで、8分近い長い映像なんですが、3分30秒付近からの髪を洗う母親の映像、どうも日本の某ホラー映画の元ネタになってるような気がするのよね。
http://www.youtube.com/watch?v=-pu49SYGRnk

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2007.05.16

 テストマッチ このようなメンツですけど

Sfusap昨日あたりは雨上がりに風に乗ってフワフワした綿毛がずいぶん飛んでいて、あれはプラタナスか何かなのか、海外のフットボール中継のスタジアムでも時折こんな光景を見かけるけれど、見てるだけで目がカユイヨ…

日曜のスタッド・フランセ対ペルピニャン@スタッド・ドゥ・フランスは12-11というちびれるスコアでスタッド・フランセが辛くも勝利。スタッド・フランセの得点はスクレラの4PG。終了間際のラーラグ弟のPGが外れて助かっターってところでしょうけど、その前日にビアリッツがモンペリエに敗れた時点でスタッド・フランセの準決勝進出は確定。週末はフットボールのリーグ戦が国内カップのためお休みだったので、PSGのロテンがこの試合を見に来てたそうで。

さて6月は南北テストマッチツアーですね。フランスは2日と9日にニュージーランドでオールブラックスと対戦しますが、トップ14の準決勝・決勝の日程と重なるため、上位4チームからは招集できません。代表スタッフの延期の交渉もむなしく、テストマッチはスケジュールどおり開催されます。で、月曜に発表した(今のところ)33人のリストには、大方の予想通り久々復帰のベテランとオドロキのニューフェイスが名を連ねております。下のリストのouというのは英語のorで、ビアリッツとペルピニャンのどちらが上位4位に食い込むかで最終メンバーが決まります。

現代表レギュラーからはイバネス、パペ、カステニエードらが招集。ビアリッツのチオン、ヤシュヴィリ、アリノルドキはそんなわけでツアーに参加するかはまだ分かりません。ナレ、ミルー、ボネールは怪我で今回はお休み。
復帰組の話題はベテランのマーニュ、カリファノ。ワールドカップ行きのサブリストに載っていると言われていたお二方で、このツアーに呼ばれるものと予想されていました。カリファノに関して言えば、ラポルトはずっとマルコネ、ドゥヴィリエ、ミルーに続く4人目、5人目のプロップを探していて、シックスネイションズではマスとプクスが呼び戻されエマニュエリが初招集されたのが記憶に新しいところです。マルコネたんも長期離脱中ですし、プロップのポジションはまだツアーの間にテストされるものと思われます。

リストには現在7人のニューフェイスの名前があり、中でも最大のサプライズはFederale1(3部リーグ相当)のアマチュアチームでプレーする18歳だか19歳だかのセンター、バスタロー君(正確な読み方は知らない)でした。ラポルトによれば、来季はアジャンでプレーすることになるだろう前途有望な若手であり、ぜひ彼を見たいものであると。ところがこのバスタロー君、日曜のリーグのプレーオフで右膝を痛めて、リスト発表のその日に棄権を表明。アラ。
さらに初招集で注目されているのはPro D2の優勝チームであるオーシュのプロップ、モンタネラで、彼は来季はスタッド・フランセに移籍が決まっている模様。その他兄弟選手の名前もチラホラと。


Avants : Ibanez (Wasps/ANG), Bruno (Sale/ANG), Attoub (Castres), Califano (Gloucester/ANG), Montanella (Auch), Mas (Perpignan) ou Lecouls (Biarritz), Pape (Castres), Olibeau (Perpignan) ou Thion (Biarritz), Pierre (Bourgoin), Chabal (Sale/ANG), Chouly (Brive), Magne (London Irish/ANG), Mat. Lievremont (Agen), Harinordoquy (Biarritz) ou Le Corvec (Perpignan)

Arrieres : Durand (Perpignan) ou Yachvili (Biarritz), Barrau (Agen), Boyet (Bourgoin), N. Laharrague (Perpignan) ou Petitjean (Brive), Bastareaud (Massy), Marty (Perpignan) ou Cabannes (Biarritz), Valbon (Brive), Grandclaude (Perpignan) ou Mignardi (Agen), Elhorga (Agen), J. Laharrague (Sale/ANG), Thiery (Bayonne), Castaignede (Saracens/ANG)

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2007.05.10

 女性の皆さんラグビーワールドカップを見ましょう

Thomas今回のラグビーワールドカップの視聴率に、日本でのラグビー中継の今後がかかっているといっても過言ではありません。おそらく呆れられていることと思いますが、ワタクシ自身はワールドカップまでラグビー並びにムチムチ系男子の魅力をしつこく書き綴っていく所存です。ほんとは更新日記なんだけどなこのブログ…

さてその4年に一度の大イベントですが、大会後の去就の話などもチラホラと上がってきています。最近ではベルビジェがワールドカップ後にイタリア代表監督を辞するなんて記事も見かけましたし、アルゼンチン代表監督のロフレダは、レスター・タイガースの監督就任の話があるそうですね。レスターの会長がロフレダを高く評価している模様です。
昨年秋にトゥイッケナムでアルゼンチンがイングランドを破った試合は、イングランドにとってはよほど衝撃的だったのかどうか。それに関連してか、レスターは長期離脱のハリー・エリスに代わるSHとして、契約の満了するスタッド・フランセのピチョットに声をかけているとかいう報道もありました。アルゼンチン人の監督がイングランドでやるというのはなかなか大変なことだろうとは思うんだけど、良きスポーツファンは国籍などにとらわれないものだと思いたい。
選手の方では、カステニエードが大会後の現役引退の意志を明らかにしました。このところ怪我の多かったカステニエード、引退のことはかなり前から決めていたそうで。32歳ですか…

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2007.05.08

 今月は映画

最近シネフィル・イマジカを契約してみたら、今月はイタリア映画の特集なんですね。もう一度見たい映画がいろいろあります。タヴィアーニ兄弟の映画は好きなものもそうでもないものもあるけど、今夜と明日の「父 パードレ・パドローネ」、「サン☆ロレンツォの夜」はわりと好きですね。
「サン☆ロレンツォの夜」は、第二次世界大戦の末期に連合軍の保護を求めて村を逃れた人々の話なんだけれど(たしか)、小さな女の子の視点(回想)で見た戦争なので、ちょっと不思議な感じで。当然のことながら、やはりドイツ軍占領時代を描いたロッセリーニの「無防備都市」とはずいぶん趣が違います。あのお天気雨のシーンがまた見たいな。

今夜は「パードレ・パドローネ」を見て寝るか、続けてサム・ライミの「XYZマーダーズ」でスッカリ台無しにするか。悩みどころだ。

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2007.05.07

 サルコジかよ(本文関係なし)

反サルコジ派の抗議デモが相次ぎ暴徒化 - フランス
http://www.afpbb.com/article/1573893

イングランドあたりからヨーロッパカップを見に来るサッカーファンに一言忠告するとすれば、フランスのスタジアムで不穏な行動なんか見せようものなら、フツーに機動隊に警棒でボコボコにされて催涙弾をぶちこまれて即撤去ですよ、ということでしょう。選手が催涙ガスで泣きながら試合続行、という場面も今さら特に驚くような事態でもありません。警官だって命がけなんですから。
(ちなみにフランスリーグに優秀なGKが多い理由は、試合中に背後から飛んでくるペットボトル、ブロック片、コイン、爆竹等々に集中を切らさないタフなメンタルが求められるからではないかと常々思っている)


Aprilhスタッド・フランセのリーグ戦今季ホームでの最後の試合となるペルピニャン戦(13日)は、パルク・デ・プランスの使用をお願いしたところ、1部残留争いでそれどころではないPSGにアッサリ断られてしまったため、スタッド・ドゥ・フランスで開催されます。今回のアトラクションはこちらのオッパイ、あ、いや、アメリカのトップレスラーによるプロレスやジプシー・キングスのミニコンサートが催されるそうです。画像は女子プロレスラーのエイプリル・ハンター嬢。

そのスタッド・フランセですが、先日ドミニシが手を手術してまたしばらく試合に出られません。スザルゼヴスキの復帰は本人によれば「遅くとも6月半ば」。しかし今季中の復帰はちょっと無理そうで、目標はワールドカップに切り替わっている模様。4月半ばの段階ではまだ腕を上げたり回したりが不自由だそうですが、リハビリは順調にいっているらしい。それと2人目のお子さん(女の子)が生まれたそうです。
そういえばイバネスのとこは私が確認した限りでは子供が4人いるんだけど、女の子が父ちゃんそっくりなんだよ…

残り2節でトップ14の順位は、首位スタッド・フランセ(79pts)に何だかんだでいつのまにかトゥールーズ(77)がつけており、以下クレルモン(75)、ビアリッツ(70)。

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