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2007.03.27

 留置所の中

Port07年ラグビーワールドカップの最後の出場枠を賭け24日に行われたウルグアイ対ポルトガルは、18-12でウルグアイが勝ちましたが、既にホームで12-5で勝利をおさめていたポルトガルが歴史的出場権を獲得。ニュージーランド、イタリア、スコットランド等と同じグループCに入ります。その夜、喜びのあまりついついハメを外しすぎたポルトガル代表は、トラ化した6選手がモンテビデオの留置所で一夜を過ごした模様。

こちらは先日発表されたフランス代表のワールドカップ公式マイヨだそうです。モデルはニヤンガ君。

Cdmmaillot

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2007.03.26

 失調する週末 (Pavement)

Malk私のいわゆる「イケメン」の定義に「100キロ以上」というのがつけ加わったのは、まあ忘れもしない1年前のことで、今では入場するラグビー選手(特に前の方)に「イイ体キター!!」などと喜んでるのは事実としてもですね、実際のところ私は「僕はロックミュージックに蔓延するマッチョが嫌いだ」と言い放ったジーザス&メリー・チェインのウィリアム・リードに共感するものなのでございます。要は精神と思考にぜい肉や余分な筋肉が付いてないかどうかってことなのね。

さて、昨年出ていたペイヴメントの3rdアルバム“Wowee Zowee”の「デラックス・エディション」を買おうかどうしようかと考えているのです。豪華ボーナストラック入り2枚組全51曲(らしい)。というか実際、これほど「デラックス」という意味合いからかけ離れたバンドもないのだった。(元タイトルは“Wowee Zowee: Sordid Sentinels Edition ”という)
オリジナルアルバムの方も、18曲も入って全くお買い得感のない展開は相変わらずだったわけで、その蛇足感がたァまらない、というのがこのペイヴメントです。

デビュー当初は正直なところ「またザ・フォールかソニック・ユースのフォロワーか」、くらいに考えてましたが、この“Wowee Zowee”が出た時は「すごいじゃん」と思ったし、とてもオリジナルだと思った。実に、「素晴しくひどい」。←誉めています
フロントマンで今はソロでやっている痩身のスティーヴ・マルクマスの、音楽に対する距離感覚が好きだ。それをインテリジェンスと言い換えてもいいのだろうけど、彼には音楽へのある種の謙虚さがあって、それはしばしば実にヘンテコなユーモアとして表れる。歪んだギターのはざまに、落ちる夕陽を眺めるような詩情。そしてマルクマスはいつもいい歌を歌ってる。いいかげんで切実で。


そういえばスティーヴの“Jo Jo's Jacket ”のビデオを製作したシャイノーラの撮影ドキュメントがようつべに上がってたんです。ほー、こうやって撮ってたのね
http://www.youtube.com/watch?v=eMb5N2pofik
完成した映像がこれ
http://www.youtube.com/watch?v=3XwLxNT8svk

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2007.03.22

 おめでとうフランス

Tricolore

07年シックスネイションズは最終的に、ホームでスコットランドを破ったフランス(46-19)が得失点差でアイルランドを抜いて連覇。フランスは2節アイルランド戦と同じように終了間際に優勝をほぼ手中にする決定的なトライをもぎ取り、チームが示したこのメンタリティをラポルトは高く評価しています。ラポルトは特に、プルースに代わって立派に主将を務め上げたイバネスの素晴しい5試合をたたえたい、と語っています。

試合の方は見られなかったのでたいしたことは書けませんが、ジョジオン良かったそうですね。トゥールーズの今季前半の不振に引っぱられたんだかどうなんだか、、秋にリヨンでオールブラックスにチンチンにされた時にはロッカールームで完全茫然自失の態だったし、サンタンドレに厳しいことも言われたし、前節イングランド戦の出来もいろいろ言われたようだけど、やっぱりフランスはこの人がしっかりしてなくちゃ。そのジョジオンのトライにつなげたプレーが光ったミニョーニがマン・オブ・ザ・マッチです。
ネットで試合のハイライトは見ましたが、またポワトルノーがやらかしとるのですか。彼はたしか昨年夏のルーマニア戦でも面白プレーでトライを謙譲していたハズ。ネタ系なのか?ラポルトはワールドカップは彼とカステニエードで行くつもりらしいですが、さて。
この試合のトゥールーズBK陣はおおむねいい働きをしたそうで、今後のリーグ戦につなげたいところです。しかし怪我人続出のスタッド・フランセと、主力何人かを試合カンの鈍りきった状態で返されるビアリッツはキツそうだ。


散々だった秋のテストマッチ以降、今回のシックスネイションズをポジティブに終えたことは何よりですが、ワールドカップに向けたテストとしてはどうだったでしょう。「新(再)発見」の選手達もいたし、フィジカル的にキツくなる試合の終盤でスコアを取り戻すメンタルの強さは収穫といえそうです。
一方、ちょっとトライ取られすぎなんでないの?(9トライ、うちホームで6トライ)というディフェンスの問題、そして何よりイングランド戦でボールがキープできず、いくつかあったチャンスもトライに結びつけられなかったオフェンスの問題など、課題も多々ございます。やはりあまりコンスタントでないフランス。強力なFWが機能している時は試合を支配できるが、そうでない時にはイングランド戦のように勝つことができない、というような指摘もあります。グループリーグを勝ち抜けたとして、果たしてオールブラックスに勝てるのかどうか。

優勝の翌日、上機嫌のラポルトはワールドカップの30人のリストについても言及しました。どうやらミルー、イバネス、マルコネ、ドゥヴィリエ、ナレ、そしてプルースorパペはワールドカップ行きがほぼ確実なようです。残る課題はもう1人のプロップや3人目のフッカー、そして3列、センター、ウィング…

ポジション別に言うと、ラポルトの構想するセンターはジョジオン、トライユ、そしてマルティ。トライユはセンターとSO、FBでプレーできるポリバレンスが評価されているようです。フリッツは現時点では4番手だそうな。エー。彼がヘトヘトになってるならそれは代表のために2年半ほどぶっつづけにプレーしてるからじゃないかと思うのよ。
SHのレギュラーポジションを獲得するのはミニョーニだろうと見られています。SHは少し前までは最も競争の穏やかなポジションの1つと見られていたところですから分からないものです。しかしイングランド戦のヤシュヴィリはベストコンディションでなく、まだエリサルドもいます。ラポルトはミニョーニの起用はキッカーの存在次第だと言っていて、そのためか、先日リーグ戦で復帰したミシャラクがワールドカップでプレーするにはキッカーになる必要があるだろう、と言ってます。

そしてSO。ラポルトは今大会のスクレラとボクシスのパフォーマンスを誉めることしきりでした。スクレラはよくトレーニングして、もう昨季までの彼ではない、と。正確なキックとディフェンスの貢献、チームに安定感をもたらすことのできるSOです。代表スタッフにとってのもう1人の思わぬ収穫だったボクシスも、初スタメンのスコットランド戦で信頼に値することを示したそうですね。だからもっと早く呼べって。
フランスメディアは№8のアリノルドキも同様にワールドカップに近づいただろうと見ています。シャバルはイタリア戦、アイルランド戦で名をあげたものの、イングランド戦でその限界が見えたとの批評です。そうかなあ…。

考えてみれば、わずか1年前にやはり苦しみながらも団結して優勝を勝ち取った多くの選手…ミシャラク、プルース、カステニエード、フリッツ、ルージュリー、スザルゼヴスキ、ヤシュヴィリ、エリサルド、ニヤンガ、レミー・マルタン、マーニュ、等々のゴッソリいない(あるいはほとんどいなかった)このシックスネイションズ。ちょっと不思議な感じがしたのもホント。

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2007.03.17

 追記

レミー・マルタンは週末は、スタッド・フランセの親善試合でアルビに遠征するのね。すっかりよくなったようでよかった。

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 最終節を待たずして

ラポルトという人も軽いんだか狡猾なんだかつかみどころのない人ですが、今回のシックスネイションズで選手全員を起用すると言った「公約」を果たせなかったことについては「悔やんでいる」と会見で語ったそうです。

Q: スコットランド戦でプレーしない選手達は木曜にマルクシを去りますが、その前に彼らに何と言いますか?
「私はまず彼らに礼を言うつもりだ。彼らの貢献に感謝している。何よりプレーしなかった選手に。7週間たっても試合に出られない状況は難しいものだ。ああもちろん、正直に言って、選手達に1試合はプレーできると言い、それができなかったことをすまなく思っている。彼らがバーバリアンズの試合に出ることを我々が望んだのはそのためだ。しかし彼らはそれでもワールドカップの候補なのだ。だから希望を失ってはいけない。まだチャンスはあるだろう。クラブでも、ニュージーランドでの2試合でも」

マルクシを去ることになった選手達の中にはスクレラもいます。イングランド戦で負傷したスクレラは、最終的にスコットランド戦を棄権することになりました。SOは代わってボクシスが務めます。今大会チームを牽引した1人である彼が、優勝のかかった最終節でプレーすることは残念ながらかないませんでした。チームはというと最近ちょっとスクレラに依存しすぎなんでないの、という気がしなくもなかったわけで、選手の皆さんにはここで初心にかえって頑張っていただきたいです。

これまでスクレラのプレーはネットのハイライトなどでほんの一瞬見るくらいでしたが、今回のシックスネイションズで見た彼はインテリジェントで存在感のあるSOで、なんで今まで呼ばれなかったんだか不思議です。
そういえば先日、イングランド戦でスクレラとヤシュヴィリのどちらがキッカーになるかという話題になった時、ラポルトが「あの2人は頭が良くて、監督に強制されてやるような選手じゃない(から彼らに任せる)」みたいなことを言ってた記憶がありますが、それはつまりひょっとして「使いづらい」と言いたいのかしら監督?

そしてまあどうでもよろしい話が多くて恐縮なんですけど、スクレラについて1つ気になっていたのは、「ジョジオンとキャラがかぶっているのではないか」ということでした。彼らは出身地も近いし、コロミエで一緒だったのね。
スクレラは地元だし、当日の中継でスタッド・ドゥ・フランスの観客席にいる姿が抜かれるかもしれないですね。試合を見に来るといえば、もしもなんですがスザルゼヴスキやレミーが来てるのが映ったら、ぜひコソッと様子を教えてください。どうしてるか気になるのよ…

Skr3_1

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2007.03.16

 ゴメス・ザ・ジョーカー

Gomezまあクマ!マルコネたん長期離脱につき、スタッド・フランセがシーズン末までメディカルジョーカーとして契約したアルゼンチン人プロップ、ファン・フランシスコ・ゴメス選手です。えっウソ22歳?モミアゲと一体化したヒゲがなんとも見事なゴメス選手、これは相手1列はイヤですよ。
さてジョーカーは獲ったが今度はベルガマスコ兄がウェールズ戦で4週間のサスペンションをくらったそうで(Sジョーンズになんかしたの?)、どうなってしまうのだスタッドフランセ。


イングランド戦の敗戦に関してラポルトやマゾや選手や評論家がどう言っているのかはまた後日として、週末の最終節スコットランド戦のメンバーについてのラポルトとマゾの説明は以下のようなものです。
イングランド戦からスタメンに何人かの変更はあるが、それはターンオーバーの継続であるとのこと。特に3列、アリノルドキの№8起用は、彼には開幕以来あまり出場機会がなかったから。それはドミニシに代わったエマンスも同じ。また、アリノルドキをやはり空中戦に強いボネールと組ませることで、ラインアウトに強いスコットランドに対抗しようという意図もあるようで、ヴェルムランは今回その戦術的選択の犠牲になったと言えます。

SHにはヤシュヴィリに代わってミニョーニがポジションに戻ります。ラポルトは怪我から復帰したエリサルドをプレーさせようとも考えたようですが、結局ベンチスタートになりました。バーバリアンズやウェールズ戦でのエリサルドやヴェルムランのパフォーマンス、あるいはイングランド戦でのヤシュヴィリのパフォーマンスを見たラポルトとマゾは、1ヶ月半ほど試合から遠ざかっていた選手達がコンディションを落としていることを認めざるをえなかったようです。
「我々はヤシュヴィリのプレーには少しばかり興をそがれた。我々にも責任はあるのだが。というのは、彼は試合カンが鈍っていたから。我々は彼をとがめたいのではなく、擁護したい。ミニョーニは3試合いい試合をした。だから改めて彼をスタメンで起用するのは当然だ」

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2007.03.14

 二兎を追うもの

このところ個人的にちょっと更新どころではない状況だったんですが、ひとまず落ち着いたので何か書きます。その間にマー負けたのねフランス。ニュースサイトで試合の経過を見ましたが、予想通りのツマンナイ展開に思わずワラタ。スクレラの負傷と交代が痛かったとか、ヤシュヴィリのプレーがアレだったとか書かれてはいるけど、あまりヤシュヴィリを責めないであげてほしいね、彼はもう1ヶ月以上もプレーしてなかったのよ。

土曜のスコットランド戦のメンバー発表です。SHはミニョーニ。バーバリアンズ対アルゼンチンでプレーしたエリサルドとヴェルムランが、ヤシュヴィリとシャバルに代わってベンチに入ります。怪我のスクレラがプレーできるかは木曜の発表待ちですが、彼が出られない場合はトライユが呼び戻されることになります。が、その場合のスタメンはボクシスになるでしょうと。23人に入らなかったシャバル、カステニエード、フロッシュはそれぞれのクラブに帰りました。成績もテストも中途半端に終わらなければよいのですが。

(どうでもいい話だけど、将来的にフランス代表SHを目指す選手はひとまずラインアウトのスローイングでも練習してみたらどうだろう。いいオプションだと思うお)

La composition du XV de France :

Poitrenaud (Stade Toulousain) - Clerc (Stade Toulousain) Marty (Perpignan), Jauzion (Stade Toulousain), Heymans (Stade Toulousain) - (o) Skrela (Stade Français) ou Beauxis (Stade Français), (m) Mignoni (Clermont) - Bonnaire (Bourgoin), Harinordoquy (Biarritz), Betsen (Biarritz) - Thion (Biarritz), Nallet (Castres) - De Villiers (Stade Français), Ibanez (Wasps/ANG, cap.), Milloud (Bourgoin).

Remplaçants: Bruno (Sale/ANG), Mas (Perpignan), Papé (Castres), Vermeulen (Clermont), Elissalde (Stade Toulousain), Beauxis (Stade Français), Dominici (Stade Français).

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2007.03.09

 イングランドの「黒いけもの」たち

しばらくインフルエンザが流行していたマルクシのトレーニングセンターですが、今週はドミニシがガストロ、ポワトルノーがアンギーナで水曜のトレーニングをお休み。エマンスとアリノルドキも怪我をしたようですが、どうやら大事なさそうで、4人とも木曜のトレーニングは普通に出てくるでしょう、とのことでした。また、ルージュリーは背中の痛みでトレーニングを休んでいます。
(追記:ドミ様、ポワトルノー、アリノルドキの3人は木曜のトレーニングに戻りましたが、膝を打撲したエマンスはランニングにとどめた模様)

「ヤシュヴィリはイングランドにとっての“黒猫”である」というタイトルの記事があったんだけど、そういえば彼はプレーを見た感じも黒猫っぽいですね。昨年のシックスネイションズで相手のディフェンスをヒラリとかわして抜いていこうとした、ああいう身の軽さとかがね。
週末のイングランド戦では初めてスクレラと組むことになりますが、プレイスキックを蹴るのはどっち?というのはやはり注目されるところ。ラポルトはその判断は2人に任せるつもりのようで、どちらが蹴るかは今日には決まるはず。利き足も違うしケースバイケースでやればいいんでナイの?ってわけでもないのね。
「キッカーの役割については僕達はまだ決めてないけど、キッカーは1人だけになるだろう。僕としては、蹴りたいよね」、とヤシュヴィリ。元イングランド代表SHのAndy Gomarsallが、ヤシュヴィリのことを「フィジカルはそれほど強くないがすごくインテリジェントな選手」と評したそうだけど、タイプの違う2つの知性、このハーフバックのコンビネーションはどうでしょうか。


さて、現在セール・シャークスに所属しイングランドのリーグでプレーしているシャバル。見た目もワイルド系(でもセクスィ~)の彼は、勝手知ったる対戦相手を前に実力を証明して、イングランドの“bete noire”(黒い獣。嫌われ者の意)の仲間入りができるかどうか。
ラポルトは、「これはシャバルのための試合だ。だから、彼が戻ってくるのはまあ当然だ。我々は彼とは何ら対立はなかったが、シックスネイションズの前には彼はあまりよくなかったし、なかなか力を発揮できなかった。彼はイタリア戦とアイルランド戦でいいプレーをして、ヒエラルキーをひっくり返した」と、これはシャバルの大活躍にちょっと言い訳がましいコメント、かな?

そのシャバル、イングランド戦について話してます。
「グランドスラムを達成したいなら勝たなければいけない、とても重要な試合だ。イングランドは今あまりうまくいっていない。ダブリンでは40点以上くらっているが、彼らも不本意な成績では終わりたくないだろう。ワールドカップまで残された試合は少ない。彼らは何もあきらめないだろう。フランスが相手ならなおさらね。俺達を倒すために何でもするはずだ。イングランドは03年のワールドカップ以来難しい時期にある。選手達には解決策がない。彼らは監督の交代を期待して、そのとおりになった。それから3試合しか一緒にやってない。彼らには築くべきことがあるし、自分達のプレーとリーダーを見つけなければならない。ウィルキンソンは日曜の試合には出ないだろうが、彼は開幕以来チームにいい効果を与えた。イングランドの長所は強力なFW。だが俺がいつもプレーしてるイングランドのリーグでは、卓抜したテクニックを持ったスリークォーターは見かけない。今彼らに欠けているのはそこなんだな」

Cha2

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2007.03.08

 アーティストの帰還

Yach2住環境的な不測の事態により4月末までスカパーが見られなくなり、一足お先にシックスネイションズ終ワタ。夢も希望もございません。
マルコネの骨折は大変重傷で、最終的に復帰まで少なくとも5ヶ月かかるという診断です。スタッド・フランセではオラドゥ主将も肩の手術で2ヶ月半~3ヶ月の離脱だそうです。というか、こんな時に「マルコネはワールドカップに間に合うでしょうか」とか、「トップクラスのスポーツマンのスキーを禁じるべき?」なんて不謹慎なアンケートやってんじゃネーヨフランス人。

イングランド戦です。過去3季、シックスネイションズのこのカードで計53点をたたき出しているヤシュヴィリさんがスタメン復帰です。シャバルとドゥヴィリエも。

Poitrenaud (Toulouse) - Clerc (Toulouse), Marty (Perpignan), Jauzion (Toulouse), Dominici (Stade Francais) - (o) Skrela (Stade Francais), (m) Yachvili (Biarritz) - Bonnaire (Bourgoin), Chabal (Sale/ANG), Betsen (Biarritz) - Thion (Biarritz), Nallet (Castres) - De Villiers (Stade Francais), Ibanez (Wasps/ANG, cap.), Milloud (Bourgoin)

Remplacants : Bruno (Sale/ANG), Mas (Perpignan), Pape (Castres), Harinordoquy (Biarritz), Mignoni (Clermont), Beauxis (Stade Francais), Heymans (Toulouse)


【ディミトリ・ヤシュヴィリ、英国キラー伝説】
・04年 フランス×イングランド(24-21)
この年のシックスネイションズの最初の3試合(対アイルランド、イタリア、ウェールズ)ではベンチスタートでしたが、エリサルドの負傷によりスコットランド戦(31-0)からスタメン復帰。続く最終節、イングランドとの大一番では、フランスの24点のうち19点を挙げ(1トライ、1コンバージョン、4PG)、アリノルドキのファーストトライでも決定的な仕事をするなど全得点にからむ大活躍でグランドスラムに貢献。

・05年 イングランド×フランス(17-18)
2戦目のイングランド戦でミニョーニに代わってスタメンに。フランスはイングランドのディフェンスを崩せず前半は17-6とリードされますが、ヤシュヴィリが6PGを決めてイングランドのファウルを確実に点に結びつける。

・06年 フランス×イングランド(31-6)
この年もやはり大会はベンチスタートのヤシュヴィリ。3戦目のイタリア戦で前半終了直前に負傷のエリサルドと交代し、よいパフォーマンスを見せる。続くイングランド戦で、そのキックとゲームをスピードアップする能力で勝利に大きく貢献。(2コンバージョン、4PG)

【ヤシュヴィリさんイングランドを語る(06年、レキップ)】
「イギリス人のことは好きだったよ。01-02シーズンにグロスターでプレーして、言葉も覚えた。彼らは僕達に対して、僕達が彼らに抱くのと同じ敵意を持っている。でも、彼らはそのことは口に出さない。というか、僕の前では言わなかったってことかな!彼らが尊大だっていうのは本当。でもそれは彼らが必死になって働くからだ。イングランドで僕は、ラグビーに対するまた違ったパッションの重要性に気づいた。彼らはまったく献身的で、かたやフランスはもっと放任主義だ」

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2007.03.05

 追記

ギャー、ロンセロたんまでバーバリアンズ戦で肋骨骨折だとォ。フレンドリーマッチで何をマジになってるざんすか。いやほんとにスタッド・フランセ1列いなくなりますよ…

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 ガチな親善

Barbarian【マルコネ、シーズン終了】
あああーマルコネたん。よりによってスキーで骨折だなんて。脛骨とひ骨を骨折する重傷で3~4ヶ月の離脱です。というかスタッド・フランセ1列やばいんじゃ…
そんなスタッド・フランセですが、先日スコットランド代表の3列サイモン・テイラーと3年契約を結びました。

【バーバリアンズ対アルゼンチン】
画像は青がバーバリアンズ、赤がアルゼンチンですが、こうして見ると改めてフランス代表のマイヨのピチピチさが分かりますナー。

いまだかつてバーバリアンズの試合がこれほどのメディア的関心をかきたてたことがあったでしょうか、というこの一戦。例のフランス代表12人がスタメンにずらりと顔をそろえたバーバリアンズですが、序盤からいきなりアルゼンチンペースに持ち込まれてキビシい展開。好調アルゼンチンは4分のピチョットのトライを皮切りにデュランドの2トライ(16分、24分)とエルナンデスのキックで着実にリードを広げます。バーバリアンズはようやく前半終了直前にヴェルムランがトライ、この時点で7-25。
後半に入って持ち直したバーバリアンズ、しかしアルゼンチンのディフェンスは固い。バーバリアンズはアルゼンンチンの2つのシンビン(46分、48分)による数的優位をなかなか活かせません。60分にリエヴルモンがトライを挙げますが、その5分後エルナンデスがDGを決め、14-28で試合終了です。

そんなバーバリアンズの中にあって、ヴェルムランのプレーぶりは光っていた模様。メッシーナもいい突破を見せ、リエヴルモンも正確なプレーをした。SOを務めたボクシスのキックも正確。あとのメンバーに関してはとりたててどうということもありません、というつれない評でございました…
一方のアルゼンチンは、イングランドのクラブに所属している選手をリーグ戦に取られ、スターティングの12人がTop14でプレーしている選手、という布陣でした。スタッド・フランセで通常フルバックを務めているエルナンデスが10番をつけてピチョットと組みましたが、このハーフバックの出来が大変よろしかったようです。

試合の翌日に週末のイングランド戦の22人が発表されましたが、12人の中ではボクシスの名前だけがあります。試合の後で選手と話し合ったスタッフは、選手達はイングランド戦を戦うのにフィジカルコンディションが整っていないと判断したようです。ジオ・マゾは、「1ヶ月もプレーしてない選手もいれば怪我明けの選手もいるのだから、序盤に調子が出なかったのは分かる。全員がワールドカップの可能性を残している」と言います。それにしても、ここまでクラブの過密日程をぬって代表戦を戦ってきた選手が、ワールドカップまで半年というところで一から信頼をつかみ直さなければならないなんて厳しいことですね。

Avants (12) : Ibanez (Wasps/ANG, cap.), Bruno (Sale/ANG), Milloud (Bourgoin), Mas (Perpignan), De Villiers (Stade Francais), Nallet (Castres), Pape (Castres), Thion (Biarritz), Betsen (Biarritz), Bonnaire (Bourgoin), Harinordoquy (Biarritz), Chabal (Sale/ANG)
Arrieres (10) : Mignoni (Clermont), Yachvili (Biarritz), Skrela (Stade Francais), Beauxis (Stade Francais), Jauzion (Stade Toulousain), Marty (Perpignan), Heymans (Stade Toulousain), Dominici (Stade Francais), Clerc (Stade Toulousain), Poitrenaud (Stade Toulousain)

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2007.03.04

 息子の災難

Eli_1現在バーバリアンズ対アルゼンチンの前半が終わったところで、5-25なのです。

そんな経過ですが、シックスネイションズで出場機会に恵まれていないフランス代表の12選手が参加したこの試合に関しては、ジオ・マゾは「彼らに自らの価値を証明するチャンスを与えたかった」と語っていました。親善とはいえフランスがワールドカップ開幕戦で対戦するアルゼンチンとの試合。観客席からは当然ラポルトがばっちり視察し、それから日曜イングランド戦のチームが発表されることになるでしょう。
多くの代表選手の存在により、純然たるラグビーのスピリットに基づくはずの試合が事実上のテストマッチになることも懸念されましたが、ルージュリーは「たとえそれがフランス代表にとって重要な試合であっても、バーバリアンズの精神を損なってはいけない」と言います。

それもこれもこの期に及んで代表スタッフが選手に厳しい競争を強いているからですが、試合を前にルージュリーはこのように。
「この試合に何を期待するかって?出場機会さ。それが重要なんだ。僕達はもう1ヶ月プレーしてなくて、ちょっとじれ始めてる。僕達は競争者だ。走りたいし、グラウンドにいたい。それが僕達の仕事なんだ。この1試合だけに僕の今後がかかっているとは思わないけど、ヴァンサン(クレール)とドミ(ドミニシ)はとてもいい試合をしたし、セドリック(エマンス)もいいプレーをしている。僕はといえば、もう一度いい車両に乗りこむために列車を追いかけている。最高のプレーをする、それだけだよ」

(Q: ウィングの1人はワールドカップに行けないのでは、と考えるのは恐ろしくない?)
「恐ろしいさ。でもそれがゲームというものだからね。苦しい選択になるだろう。僕はポジションは望まない。代表スタッフをわずらわせてしまうかもしれないから。僕達はトレーニングに励み、スタッフは難しい選択をしなければならない。確かに失望もあるだろう。でもそれもゲームの一部だし、僕達はそのことは分かってる」


さて、やはり今ごろこの試合に出場しているはずのジャン=バティスト・エリサルド。言うまでもなく前日本代表ヘッドコーチの息子さんですが、父の就職活動は息子に思わぬ影響を与えている、というお話です。バーバリアンズ対アルゼンチンはビアリッツのホームスタジアム、アギレラで開催されましたが、ジャン=バティストは昨年末のビアリッツ対トゥールーズ(16-21)の時、ここでビアリッツサポーターの一部が彼を侮辱したことを嘆いています。

「もしフットの世界のようなことになりたくないと思うなら、彼らはやめなければいけない。スタジアムを出て家に帰るべきだ。僕は自分が×××野郎扱いされてショックだった。というのは、僕の父は隣のクラブ(バイヨンヌ)にいるからね。馬鹿者はどこにでもいる。バイヨンヌにさえだ。あそこではビアリッツに移籍したある若いフルバックの車にブロックを投げつけた者もいる」

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2007.03.02

 シロウトの書くことなので

週末のフランス代表は、イバネス、ブリュノ、シャバルの3選手はクラブでのリーグ戦のためにイングランドに戻りました。一方、シックスネイションズ開幕以来出場機会に恵まれていない12選手(フロッシュ、ルージュリー、メッシーナ、トライユ、ボクシス、エリサルド、ヴェルムラン、デュソトワール、プクス、オーギュスト、エマニュエリ、ランボレイ)は土曜ビアリッツで、バーバリアンズのアルゼンチン戦に参加する見込みです。
この試合で、1月のスタッド・フランセ対トゥールーズの時怪我したニヤンガもプレーできるんじゃないかと言われていたけれど、間に合わないみたいです。それからスザルゼヴスキはというと、先月9日に上腕骨が外れないように肩の骨を固定する手術(ってことだと思う)を受けて、そろそろ吊り包帯が外れる頃。順調に回復すれば今月半ばには軽いトレーニングを始める予定だそうで、みんな元気で戻ってきてほしいね。


先週のフランス×ウェールズは、自分でも意外なことにまったり見れてしまったというのがあって、それがアイルランド×イングランドの後で疲れてたせいなのか、他に理由があったのかは分からないんですけど。フランス代表自体も何かスクレラの落ち着きが伝染した?みたいな感じで、正確なキッカーの存在はチームのメンタルその他にも影響するのかしらんなんて思った一戦でした。
ただ、スクレラ-ミニョーニのハーフ団は堅実だと思うけれど、スピード感や創造性といった面でもうちょっとこう…(スミマセンにわかが生意気言いました)。まあどのペアにも得手不得手はあるし、彼らが優れた選手であることにかわりはないです。これだけ毎試合選手が入れ替わっているわけだから、チーム全体としてはあまりリスクは冒せないというのもあるのかなぁ…。チームが完成しているからこの戦術なのか、それとも未完成だからこの戦術なのか。ウーン。

スポーツにおいてワールドカップみたいな大会で勝ちを意識するあまり凡戦になるのはよくあることで、なにしろフランスは今回の開催国だから、やっぱり手堅く勝っていこうってことになるのかな。ワールドカップの存在は実際、いろんなことを複雑にしますね。キックで確実に得点を重ねるフランスがフランスらしいかどうかは別としても、シックスネイションズさえワールドカップのテストになってしまう状況はちょっとさびしい気もする今日このごろ。私個人は「どこが世界最強か」にはそれほど興味がないし、一ファンとしては1試合1試合いい試合が見たいものだと思うのです。

さてイングランド戦のアイルランドは、「この雨の中でもキッチリつなぐのかスゲーナ」と思いつつ見ていたわけなんですが、考えてみればあの辺の国はもともと雨がちな気候なのね。雨の話で思い出したのが、昨年のシックスネイションズの時の記事です。ラポルトはイングランド戦当日の天気(パリは春先に急に激しい雨が降る)を気にしていて、もしもの雨の場合どう戦うかみたいな内容だったと思うんですけど、それはもちろんフランスには03年のワールドカップで大雨の中イングランドのキック戦法に敗れた苦い思い出があるから。昨年のシックスネイションズでは、ラポルトはイングランド戦でキックの巧いヤシュヴィリをスタメンに復帰させたのよね。
03ワールドカップのフランス×イングランドは私も見ていて、そもそもフランス代表びいきになったのはこの試合がきっかけだったんですが、最近のフランスがいくぶんリアリスティックなラグビーを志向しているとするなら、それにはこの試合のトラウマが少なからず影響しているのかも。それがあくまでも「雨の日仕様」なのかどうかは分からないけど。

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 紅梅・白梅

Koubai_1

Umenohana

それで思い出しましたが、尾形光琳の代表作たる紅白梅図の屏風、あれは両岸の梅の木が男で真ん中の川が女、つまり「嬲(なぶる)」という字を図化しているのだ、なんて説をとなえる方もいらっしゃるそうですね。
図像の解釈には時々「いくらなんでもそれは」なケースもあるけど、「キニナル絵画」のエントリは、まあいわばそのテのパロディのつもりなのです。

先日のデューラーのことを言うと、あれはまあ、つまりアダムの左側にある木がズバリ「自粛なし」の男性のヌードの形をしてるみたいなんですけどこれどうですか、って話なんでして、最低の下ネタで反省しています。やりすぎると※ウィルソン・ブライアン・キイみたいになっちゃう。
(※ 「○○社のクラッカーの表面には性的な文字が埋め込まれている」とか、広告におけるサブリミナルについていささかトンデモな著書を何冊かものした方)


トンデモといえばですが、少し前に話題になった 『ダ・ヴィンチ・コード』ってあれはどうだったんでしょう。私は小説も映画も見てませんが、内容を伝え聞くところによるとどうもネタくさい。
ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』 でイエス・キリストの左にいる中性的な人物がマグダラのマリアとか、それは普通にヨハネだから。レンヌ・ル・シャトーの話自体は、それよりずいぶん前にコリン・ウィルソンのオカルト本経由で読みました。

エンタテイメントというものは別にそれでもいいんですけど、説得力が失われるギリギリの線というものがあって、『ダ・ヴィンチ・コード』の著者が1つマズかったのは、あの小説が「事実に基づいたもの」と書いちゃったことじゃないかな。狙ってるんだろうけど。

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