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2006.11.14

ラグビーテストマッチ フランス対ニュージーランド

Bleusabたとえば何人かのキープレイヤーの不在とか、選手のコンディションとか、トゥールーズの不調とか、やっぱSOは本職もお試しになってみては…とか、試合前からなんとなく「大丈夫かなあ」という気は多少していたし、しかも試合当日の天気はフランス代表のトラウマである、雨。
そんなこんなでスタッド・ジェルランで一敗地にまみれたフランス代表(3-47)、得点が前半22分のフリッツのDGだけではどうにもなりませんナ。

試合開始早々の6分にオールブラックスのトライを許し、11分にペナルティを取られ、22分にフリッツのDGで3ポイントを返すも(3-8)、その2分後になんとプルース主将がラインアウトでのチャージでシンビン。14人のフランスは30分にペナルティを得ますが、ヤシュヴィリはこのキックを外してしまう。後はブラックスの怒涛の6トライ…と、そのような経過だったらしい。トライユも困難な状況下でスプリングボクス戦のようなパフォーマンスができず、チームを救うことはできなかったようです。
プルース主将は「ボールをキープすることはできたし多くの時間を相手陣内でプレーしたが、カウンターにやられてしまった」と言い、イバネスは「我々が差をつけられているのは、ボールを持った時にスピードアップするブラックスの能力だ」と言い、ヤシュヴィリは「試合の間中フィジカルで圧倒されてしまった」と言い、ルージュリーは「僕達は自分達のミスのつけを払った」、と。

一方ラポルト監督の敗戦の弁はというと、
「04年と同じ無力感を覚えている。選手たちはよくやっていた。しかしオールブラックスはもっと強い。単に、ニュージーランドが我々や他のどのチームより強いというだけのことだ。彼らは100メートルを10秒で走り、我々は今のところ12秒で走っている。我々は(ミスによって)彼らの仕事を助けてしまったとも思う。1トライ目についてはルージュリーがタックルをミスし、それから2つのペナルティで11ポイント、さらにプルースのシンビンだ。ファビアン(プルース)のイエローカードは厳しいが、それも試合の一部だ。私はファビアンに対して怒っている、というのは我々は10分間14人でプレーせざるをえなくなり、へとへとになってしまったから。前半の終わりには、このエネルギーの消費の代償を払うことになってしまった。試合の入り方はよかった。しかし最初のトライとペナルティがすべてを変えた」
プルースのシンビンについては、試合の前にパリジャン紙かどこかで見かけた「オールブラックスは審判に有利な判定をされているのか」というような見出しを思い出したりするけど、そのへんの事情は私にはよく分からない。


大敗にもかかわらず、ラポルト監督は土曜にオールブラックスとの2戦目を戦うチームに多くの変更はしないようです。追加招集されたのはベッツェンとアジャンのフルバック、エルオルガの2選手。
「我々は他の変更も検討したが、怪我人の関係(アリノルドキ、チオン、ミシャラク、リエヴルモンら)で難しかった。デュソトワールやラーラグを罰したくはなかった。しかし、ベッツェンもエルオルガも同じくチームの一員だ」
さらに月曜になって、肋軟骨を痛めたプルース主将が棄権を表明し、クレルモンのジャケが追加招集され、スタッド・ドゥ・フランスでのオールブラックス戦はイバネスが主将を務めることになりそうです。

さらに代表に衝撃が走ったのは、先週金曜のリーグ戦で怪我から復帰したばかりのミシャラクがその試合でまた負傷し、右膝の内側靭帯断裂と診断されたことでした。少なくとも3~4ヶ月の離脱が予想され、シックスネイションズでプレーするミシャラクの姿を見るのは難しいかもしれない。内側は彼がずっと痛めていたところだったと思うんだけど、代表戦でトゥールーズの主力が抜けるので復帰を急いでしまったのかどうか、むごいことです…

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Comments

おはつです。

CSの放送が無く、試合内容が分からなかったので助かりました。
それにしても、ミシャラクの怪我はビックリです!!
グラウンド・コンディションが悪かったせいもあるのでしょうか。
W杯には、ベストな状態で帰って来て欲しいですね。。。


PS.
フランスのラグビーに、これほど精通されてるサイトは初めて見ました。
また勉強させて頂きに伺います。
宜しくお願いします。

Posted by: ひろどん | 2006.11.15 at 09:14

ひろどんさんはじめまして、読んでいただけて嬉しいです!
フランスにとってはヒサンな結果になりましたが、それでも見たかったですよねー。ハイライトならフランス2のサイトでもご覧になれますヨ。

ミシャラクはタックルを受けた時に膝をひねってしまったみたいですね。100%でないのに復帰を急いでしまったようで、結局手術を受けることにして4ヶ月の離脱、シックスネイションズも無理ですね…。ようやく復帰してきた試合だったのに本当に気の毒です。

私は今年のシックスネイションズからラグビーを見始めた、まったくのニワカファンなもので…(汗)記事を読んだりブログを書いたりしながら勉強しているような状態で、こちらこそ教えていただきたいことばかりです。よろしくおねがいします。

Posted by: つき | 2006.11.15 at 19:21

つきさん。

ところで、「マーニュ」が代表に居ないのは何故でしょう??
年なんですか??

早速、フランス2のハイライトを見ました。
編集者が意図的なのか、7番のミスしたシーンばかり集めてあるような気がしました。
以前に見たフランスは、攻守にマーニュが光っていただけに、マーニュが居れば止められたトライも多かった気がします。

フランス代表は、良く分かってないのですが、第三列とくにFLの動きが良い時、ポジショニングなどに余裕がある時は、たいがいフランスが勝っている気がしており、TV中継を見る時もボールよりFLがどこに居るのかを見てます。。
ワラビーズも、第三列に問題を抱えているだけに、お互い頭が痛いですねぇ・・。

Posted by: ひろどん | 2006.11.15 at 21:12

マーニュは、クラブでコンスタントにプレーしてないという理由で招集リストを外れたみたいですヨ。シックスネイションズでのパフォーマンスが批判されたことも関係しているのかも…。たしかにあの大会では判断の良くない場面もあったように思います。

フランスは3列をまだ模索中で、今回はテスト的な色合いが濃いのかなと思います。ニヤンガあたりも呼ばれてないし…。オールブラックスの3列も強力な選手が複数ひかえてますね。次は3列に注目して見てみます!

Posted by: つき | 2006.11.16 at 18:58

そして見始めたキッカケはカレンダーのスザルゼヴスキ君ですか~?

Posted by: erika | 2006.11.16 at 20:44

なるへそ~。

勉強になりました。
マーニュには、そういう経緯があったのですねぇ。。
でもW杯では、何だかんだありながらも、フランスは結構やりそうな気がしてます・・。
ABsが、大会前は毎回絶好調なのと正反対に。。。

Posted by: ひろどん | 2006.11.16 at 21:17

>erikaさん
いやそれがね、私がいちばん最初に「ラグビーってすっごくおもしろいんじゃないの?」と思った試合は、スザルゼヴスキは怪我で出てなかったんですよ。しかし彼はいろんな意味で衝撃…

>ひろどんさん
シックスネイションズも、不安定ながらもそれなりに勝ちましたしね。フランスは主催国だから、やらないと。オールブラックス戦の後ロッカールームでボーゼンとしてる選手の映像を見て、改めて責任重大なんだなあと思いました…

Posted by: つき | 2006.11.17 at 00:22

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