« すみませんでした | Main | ラグビーニュース 7月17日 »

2006.06.27

ラグビーテストマッチ 南アフリカ×フランス

Southafricafrance

寝不足のせいか、何だか最近目が回るんですけど、テストマッチは見る。何をおいても見る。口を開けばラ・マルセイエーズかアイルランズ・コールです。重症です。過去のテストマッチの再放送やってくれないかなー。昨年末のフランス対南アフリカとか。さらに言うならハイネケンカップの放映権買っていただけないものだろうか。これでしばらく見られないと思うと死にそうです。
フランス代表のテストマッチ第2戦は、26対36でフランスの勝利。スプリングボクスのホーム13連勝はこれでストップ。この夏の欧州勢の南半球テストマッチでは唯一の勝ち、だったはず。

Southafricafrance22「このチームに支えられていると感じた。友情、それはラグビーの基盤だ」、と、試合の後でドゥヴィリエは語ったそうです。いいなそういうの。ある種、ビルや化学工場の火災に命がけで突っ込んでいく消防隊みたいな連帯というかね。ラグビーにはまだ、敬意やスピリットといったものが生き残る余地があるように思う。秩父宮はガラガラかもしれないけど、かといって添加物のイーストフードで無理矢理膨らませたみたいな人気もどうかと思うよ。
ケープタウン出身で、試合の数日前に故郷の弟さんを亡くしたドゥヴィリエについては、いつも一緒にスクラムを組んでいるスザルゼヴスキが、試合前に「僕達は彼のためにプレーしている。彼にとってそれはとても重要だ」と言っていたんだけど、このテの共通のモチベーションがある時のフランス代表は滅法強いのだった。

Safy開始早々、クレールのキックをキャッチしたエマンスが、タッチライン際を走って鮮やかにトライ(4分)。FW陣は魂のスクラムで50キロも重いスプリングボクスFWに押し勝ち、18分にはフリッツがDGを決めるなど多彩な攻撃を見せます。しかしそこはやはりフランスなので時間帯というものがあり、20分を過ぎるあたりからポコポコとペナルティを取られ、スプリングボクスFBモンゴメリが4PGを決めて、南アフリカ1点リード(12-11)で前半終了。

後半も南アフリカペースで始まり、50分にラッセルのトライを許すなど一時は12点をリードされたフランス代表ですが、その3分後、トライユの裏へのキックをジョジオン、フリッツが繋いでクレールがトライ。さらに58分にトライユのトライ、64分にトライユのDG、73分にはまたもトゥールーズBK陣がオシャレにつないでクレールの2トライ目を追加。最後は、この日はいくつかキックを外したヤシュヴィリがきれいにPGを決めたところでノーサイド。

Sfajoieこの日、代表で初めてSOを務めたトライユは、勝利の立役者の1人として高く評価されました。このテストマッチはラポルトにとって実り多いものだろうという論調です。その他選手については、
「代表に復帰したクレールは、2トライのおかげであっさりマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。素晴らしいコレクティブ・アクションの後の2トライ目は強い印象を与えた。完璧に戦闘開始したエマンスは、見事な前半を戦った。フリッツ-ジョジオンのペアは再び、センターで支配力を示した。その反面、デュソトワールの負傷交代は惜しまれたことだろう。今後トゥールーザンになるこの選手が(注:シーズン終了後にビアリッツからトゥールーズに移籍の予定)、この100%ビアリッツの第3列で伸び伸びとプレーするのを見たかった人は多いに違いない。彼の交代で少なくとも、レミー・マルタンはとてもいい出場ができた。プルースとチオンはソリッド。1列目もまったく同様。特にスザルゼヴスキは良かった。最後に、弟を亡くしたにもかかわらず、よく彼のポジションを務めたドゥヴィリエに敬意を表する」
(Sport365)

Safmシックスネイションズの低調なパフォーマンスで、「ワールドカップの候補からは外れた」みたいなことを書かれたレミー・マルタンが張り切ってました。6Nの時は体調最悪だったんだよね。頑張れよレミー。
JスポーツさんにはSzarzewskiの表記を統一してもらえるとありがたいのです。セザルゼヴスキーでいくのか?ポーランド系だと発音はシャルゼヴスキ…とかになるのかな。そういえばサッカーW杯のポーランド代表もあのテの顔が並んでた。
そのスザルゼヴスキは久々に2番のマイヨで登場し、59分にイバニエス兄貴と交代するまでプレーしました。前半に一度、ラックの脇でマットフィールドに思いっきり顔をどつかれてキレ、ヒグマのようなでかい5番ロックに突っかかっていくところをカメラはしっかりとらえていましたが、こういうとこ気が強いよねえ。スマートにやりたがる選手が多い気がするフランス代表の中では、結構異色に見えます。
日本代表のエリサルドコーチは、彼がベジエの時のコーチですよね。そういえば、シックスネイションズの最終節ウェールズ戦でノーサイドの笛が鳴った時、エリサルド息子が真っ先に駆け寄ったのがスザルゼヴスキのところだったなんてことも思い出します。

冷凍マグロのような足だが、そこがいい。
http://www.stade.fr/docmulti/information/image/image-grand/afs_fr_szarzewski-060624_bi.jpg

|

« すみませんでした | Main | ラグビーニュース 7月17日 »

Comments

>ある種、ビルや化学工場の火災に命がけで突っ込んでいく消防隊みたいな連帯
>敬意やスピリットといったものが生き残る余地がある

いいですね、確かに。「スクールウォーズ」の再放送を見て、いいんだよこれは!!とウチで毎回力説されるんですが、ドラマも実話ですし(・・ややアレですけど)、今年の正月の高校ラグビー優勝校もそんな気概に感動した気がする。

1人は皆の為に、皆は一人の為に!
ある種祭りのようなトランス感に突き動かされているようにも見えます。ラガーマンは神輿の担ぎ手みたいな(それもチームワークだ)。身体から立つ湯気!とか。たまんないな。

サッカー・ロボットに置き換えられそうな昨今のフットボール界・・・私もツール・ド・フランスにそろそろ逃げようかなという気分です。

Posted by: minaco. | 2006.06.27 at 01:58

例えばラグビーのFWは地味な役割だけど、きついスクラムやラインアウトでボールを取ってくるFWに敬意をはらうというのがちゃんとあって、それがないと成立しないとか…チームのスポーツだという哲学がしっかりしてるんじゃないかと思います。

フットはいろんな意味で大きくなりすぎて、ちょっとリアリティというか人間的な面から乖離しちゃってる印象を受ける時もあるんですよね。見る側もマスコミの情報に頼りすぎるし、TVをつければ家に居ながらにして簡単に世界中の試合が見られるわけだし。

ポルトガル対オランダの試合の後で、実際にスタジアムで試合を体感したオランダのお客さんは、選手に拍手を送ってましたよね。こういう感覚をおろそかにしちゃいけないんじゃないかと。

Posted by: つき | 2006.06.28 at 23:13

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91018/10694185

Listed below are links to weblogs that reference ラグビーテストマッチ 南アフリカ×フランス:

« すみませんでした | Main | ラグビーニュース 7月17日 »