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2006.05.30

ドイツWC開催記念カルトそっくりさん大会

暗黒の帝王ニック・ケイヴとブラジル代表ジュニーニョ・ペルナンブカーノ

Ncjuni

ミスター電球頭ロビン・ヒッチコックとフランス代表「第2」GKグレゴリー・クペ

Rhgc

以前minacoさんからジュニーニョはニック・ケイヴ似、というご指摘をいただいた時には心が震えたものです。どうりでスポーツ選手にしては目元が不健康だと思った。

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2006.05.29

【音楽】  Should we talk about the weather?

Greenここのとこ、PSGブログのパウレタ移籍関連のエントリタイトルを、REMのアルバム“Green”の曲名から取っていました。いや特に理由は。
先週の水曜にカイザックが「リヨンの横暴には屈しませんよ!」と“Stand”したものの、次のエントリは草木一本残らぬ“Orange Crush”になるのかなあ…と思っていたら、なんとその翌日パウレタ様が契約を延長なさってネ申になり(多分)、今の気分はいわば“You Are The Everything”。


エントリタイトル(天気の話でもしようか、政治の話がいいかな)を借用した“Pop Song '89”は、「ハロー久しぶり、えーと君誰だっけ…あれっ悪い悪い、人違いだったみたいね、じゃ天気の話でもしようか、政治の話にする?」みたいな馬鹿げた曲で、ポップ・シーンに対するアイロニーでもあるし、同時にポップの本質を突いてる。
この曲のビデオは確かマイケル・スタイプ自身が監督していたはずで、当時はまだ長髪(…)のスタイプと2、3人の女性が、上半身裸にスパッツという同じカッコで黙々と踊る(だけ)というヘンな内容だったと思う。性が微妙に交錯して、でも全然セクシーじゃない。

ちなみにこのビデオの奇妙な温度の後で、スタイプが撮ったもう1つのビデオ、“Finest Worksong”あたりを見ると、彼のセクシュアリティに関してはなんとなく、ははーん、と思える、というのは、80年代のイメージとして、ブルース・ウェーバーとかハーブ・リッツとかその元祖ハーバート・リストとかのメールヌード・フォトのイメージというのが1つあって、そのへんの美意識がモロなのね。
アート・ミーハーのスタイプがコンテンポラリーお洒落ゲイなイメージを流用しただけかも、なんて思ったけれど、彼はその後カミングアウトしたんだよね、確か。

“Automatic For The People”のアートワークで、海面から顔を出して目を伏せるスタイプの写真は、アメリカの写真家ハリー・キャラハンが奥さんエレノアを撮った作品※にちょっと似ている。
※ http://www.geh.org/ne/str085/l198111310003.jpg

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ア・ラ・カルト

毎年フットボールのシーズンが終わると、サイトの方も「来季はどうしようか」と考えるものなのです。正直この2月3月くらいは、アハハもうなんにも書けねーわ、って感じでした。時間をかけて書きたい方なんだけれど、それがニュースの即時性に追われてしまうとどうしても気持ち的にツラくなるし、何よりネットで何かを言うのはいつまでたっても難しい。まあ、ここで好き放題やってたのが、そこそこリハビリにはなった気がする。そのような事情でラグビー素人修行エントリは当面続きますが、サイトの今後については多少考えてみようと思う。

トップ14の最終節は終了しましたが、そうかラグビーというものはここから上位チームでトーナメントがあるのか…
準決勝は6月2日にモンペリエで、首位ビアリッツ対4位ペルピニャン。3日にリヨンのジェルランで2位スタッド・フランセ対3位トゥールーズ。

【今日の5枚】 クラブのショップのカタログでモデルを務めるスタッド・フランセの面々。鍛え抜かれたボディにシロウトなポーズがういういしくてよろしいです。

フッカーのカイゼル君パリ生まれ
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マミタスの宇宙的スケールには及ばずとも、スザルゼヴスキは大自然すなぁ。
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やっぱ濃イイ~。アルヘンティーナのコルレト
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イタリア代表みるこべるがますこ。彼はちょいナルな気がする。
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これはNo.8のラバダンかな。
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2006.05.21

アルヘン焼肉奉行伝説

トップ14は上位ビアリッツ、スタッド・フランセ、トゥールーズが各1ポイント差で、27日に最終節を迎えます。ビアリッツは10位ナルボンヌと、スタッド・フランセは11位モンペリエと、トゥールーズは5位ブルゴワンとそれぞれアウェイで対戦。

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最終節を前に、スタッド・フランセは水曜の午前のトレーニングの後、選手の家族も招いてバーベキューを催し、ひとときのリラックス。食うんだろうなァ…。バーベキューを仕切るのは肉のエキスパート、アルゼンチン人プロップのパブロ・エンです(画像手前)。シルヴァン・マルコネ(画像奥)と、コーディネイター役のファブリス・ランドローFWコーチを従えて本場の腕を振るい、バーベキュー台の前で肉の焼き加減に厳しい目線を走らせるその風格はマエストロのごとし。
スタッド・フランセには現在ピチョット、エルナンデス、コルレトら7人のアルゼンチン人選手が所属していて、PSG時代のエインセもスタッド・フランセの試合を観に行ったりしていたみたいです。そこに肉と網状のもの(それが工事現場の鉄柵でも無問題)があればとりあえず焼肉の体勢に持ち込むアルヘンティーナ、ここおフランスでもやはり仕切っている模様。

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婿にするならプロップ。重量級シェフコンビのもう一方マルコネと、ワイン片手に肉の焼き方も監督するガルティエ。当日はガルティエ宅のカーブの秘蔵ワインを、飲み物担当のオラドゥ主将(LO)が入念にセレクトしました。しかしやっぱりFWが焼いてBKが食うのね。

【今日の一枚】 スザルゼヴスキとアルゼンチン代表PRロンセロ。スクラムで右プロップのドゥヴィリエ待ちの場面だと思いますが、一瞬セクハラの現場に見えてしまったのは私の心が歪んでいるからに違いない。
http://www.stade.fr/docmulti/information/image/image-grand/sf_pau_szarzewski060513_big.jpg

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2006.05.13

ラ・ヴィ・アン・ローズ

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「バラ色」のマイヨのパリジャン。フランスの画家の歴史画みたいでカッコいいっスなー。
ラグビーって群像表現的に絵になるスポーツではありますなあ。こんなポスター貼ってあったら、フラフラスタジアム行っちゃうよきっと。

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2006.05.10

故あってテレビを観ている

日本人はもともと「間」の感覚に敏感な民族性だとはと思うけれども、たまに民放の番組の空間恐怖的なセット、ひたすらしゃべり続ける芸能人、窮屈なバストショット、隙間なく充填するBGM、企業CM─などを見ていると、その「間」を恐れるかのような強迫的な空気になんとなくグッタリしてしまい、つまりそんな時にはNHKの自然ドキュメンタリー番組なんかをボーっと眺めたりするわけです。

日頃「クラウチの高さが」「スザルゼヴスキのボリュームが」などと騒いでいますが、要は絶景好きだというだけのことで、ドーム○個分とか、東京タワーがすっぽりとかいう形容が大好きです。世知辛い日常の合間に、壮大な大地の地形とその形成、生き物の生態を考えるのはとても楽しい。というわけで、今週は「プラネットアース」を見ています。


映像のセンスとノウハウはいかにもBBC的なものです。初回の、巨大なスクラムを形成して南極の冬の極寒に耐えるコウテイペンギン(雄)の、とても声をかけられない雰囲気の背中。凄い規模の黙祷のようです。
吹雪の中、時々「やってらんねー」「もうマジ勘弁」という表情でポジションをチェンジし、粛々とスクラムの外側に回るペンギンを見ていると、隙あらば順番待ちの列に割り込もうとする霊長類ヒト科のわたしたちが恥ずかしい。いや抜け目ないペンギンもいるのかもしれないけど。

そしてホオジロザメの凄絶なオットセイ捕食、リカオンのインテリジェントでシステマティックな狩りの模様など驚くような映像が続き、さらに合間には、外国人撮影スタッフのプロフェッショナルかつストイックな男の絆に萌えることができるなど、至れり尽くせりと言えます。
皆様の受信料はこのように使われておりますみたいに鼻高々になられるとそれもムカつくんだけど、これはいいよ。

昨日の放送のコウモリのフンの山とゴキの有象無象(ギャー)に関しては、なんとなくやばいヴァイブを感じて反射的に目の焦点をぼかしたため事なきをえましたけど、スタッフがフンとゴキにまみれて撮影した映像も、あそこで思わずチャンネルを変えた視聴者は結構いそうな気がするし、学術的な価値は必ずしも市場の評価に繋がらないという点で、なかなか報われないことの多い仕事であるなあと思う。

余談ながら中華の高級食材、蚊の目玉はまさにこのコウモリのフンから採取されるのであり、アナツバメの巣も含め、「プラネットアース」のこの回は戦慄的な中国食文化ドキュメントとしても楽しめるのではないでしょうか。

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2006.05.09

ラグビー(&フット)ニュース5月9日

Ds12ラグビーフランスリーグ・トップ14はその後勝った負けたがいろいろあって、リーグ戦は残り2試合で首位ビアリッツ、2位スタッド・フランセ、3位トゥールーズが各1ポイント差で並んでいます。先週末スタッド・フランセはバイヨンヌと対戦しましたが、先行する試合でビアリッツが13位ポーにまさかの敗戦を喫したのをハーフタイムに聞いたか何かで気でも緩んだのか、後半の始めにポコポコッとやられて28-11で負けています。12位のチームに。

チームはアルゼンチン人フルバックのコルレトが新たに負傷者リスト入りするなど、怪我人が多め。スザルゼヴスキはこのバイヨンヌ戦は欠場しましたが、その前の週のブルゴワン戦ではまたトライを挙げたワー。なにげに今季は13試合で8トライを挙げてチーム最多トライの模様です。HOだけど。


ところでバイヨンヌと聞いて先日のコメント欄での話を思い出し、以下フットボールの話になるけど、04年の2月にフランスカップベスト8で、PSGがバイヨンヌのCFAのチームと対戦したことがありました。その際、バイヨンヌのスタジアムが基準を満たさないことから、バスクのチームであるバイヨンヌは、提携しているスペインのレアル・ソシエダのホームスタジアム、アノエタで試合を行うことを希望。「スペインでフランスカップ??」なんて話題になりました。が、試合は結局規定どおりPSGホームのパルク・デ・プランスで開催。

試合は2-0でPSGが勝ちましたが、この日スタンドの一角にはバスクの旗がはためき、キックオフの前にはバスクベレーをかぶって入場したバイヨンヌの選手達が、彼らのベレーを首都のチームPSGのペナントと交換するといった、メッセージ性の強いパフォーマンスも見られたそうです。
ラグビーでは、近年同じバスクのビアリッツがアノエタでヨーロッパカップの試合を行っています。3月にバスクの分離独立運動組織が停戦を宣言したりして、こういう動きも進んでいくのかもしれませんが、その前にアノエタの芝が持たないか…


スタッド・フランセの最近のもう1つの話題は、ホームスタジアムに関してです。ビッグマッチはスタッド・ドゥ・フランスに8万人近い観客を集めるスタッド・フランセも、通常のリーグ戦はキャパシティ1万強のスタッド・ジャン=ブアンで行っています。でパリでは、スタッド・フランセがパルク・デ・プランスへ引越し、PSGはスタッド・ドゥ・フランスにホームを移しちゃどうよみたいな話もあったらしいのですが、つい先日パリのドラノエ市長が、2012年までに現在のジャン=ブアンのスペースに1万5千~2万人規模の新スタジアムを建設する構想を明らかにしました。

さて3月4日のスタッド・フランセ対ビアリッツ@スタッド・ドゥ・フランスは7万9604人という動員を記録し、「ラグビー人気はフットボールを超えた?」といったニュースにもなったのは記憶に新しいところです。この種のスタッド・フランセの試合は花火やカラオケやショーなどで、老若男女家族連れも楽しめるような「お祭り」の雰囲気も演出している様子。まあ、ここの会長さんはやり手なんではないかなと思う。
フットの方はというと、なにかと(不名誉な)注目を集めたフランスカップ決勝、PSG対OMを観るために、スタッド・ドゥ・フランスには7万9061人が詰めかけた模様。いずれにしても首都の潜在的な観客層をいかに継続的にスタジアムに呼び込むかというのが問題で、まあヌードカレンダーを出せとは言わないけども、リーグアンも最低限タイトル争いが白熱しないとマズイ。ついでに言えば、このようなお話を拝見すると、フットボールファンがラグビーファンに比べていささかお行儀が悪いのはホントのようで、その辺のイメージもやっぱアレか…


バイヨンヌ戦の後ションボリ公式サイトに行ったら、スザルゼヴスキとガルティエコーチの2ショットで一気に盛り上がる自分もつくづく単純だと思う。ガルティエやっぱカッコヨスなあ。

Galthiedimitri

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2006.05.06

5月に来た猫

長かった冬が過ぎてなじみの野良猫と久々に顔を合わせたりすると、ああ何事もなく冬が越せたんだ、と思う。2月の頃には、見かけない猫があちこちからわらわら湧き出し、雄猫が発情期のトんだ目をしてアアアアと小走りに駆けていくのを見かけ、それから桜が咲き、サツキが咲いた。もうすぐ、そこここに春仔が溢れる。

15年生きた実家の猫が春の手前で死んだ。何日か前からほとんど眠っているような状態だったのが、その前の晩、飲みから帰った父を戸口でキチンと座ってお迎えをした。最期の時は、母親がヒーターの温度を調節してやろうと後ろを向いた時に、寝ていた猫が子猫の声で3度鳴き、振り返った時にはもう駄目だったそうだ。

思えばまだ片手に乗るくらいの大きさで、ちょうどこの5月の頃に家に来たのだった。異様に足の太い子猫で、これはやばいなと思っているうちに最盛期には7キロ強、米袋1.5袋分の大猫に育った。
まあ子猫といったものは、小指くらいのシッポにぶるぶる力を入れ小般若顔でご飯を!ご飯ををを!なんて鳴いて、食べれば食べた分だけポコっと腹が出るし、さておなかもくちいので眠いんですということで、時々ビビビビなんて痙攣しながら眠ってるなと思ってふと気がつくと、一丁前に難しい顔をしてトイレで踏ん張り、ニクキュウをいっぱいに開いてゆるめのウンチに砂をかけようとするので必然的にこね回す形になり、その足ではりきって飛び出してくるものだから気が遠くなった。
合間合間にはボールと渾然一体となってそこいらを転がり回っていたりする。子猫の日常はシンプルだ。大人猫の日常も基本的にはシンプルなのだけれど、その狭間になんとも形容しがたいじんわりとした味わいがにじんでいたりする。

子猫を見てると、所詮人間だって1本の管とその流通みたいなもんだよな、なんて思ったし、その管に何やらいろいろとややこしく煩わしいものがやるせなく付着しているのだ。
いきものはいきものらしく潔く逝ったが、人間はといえば、まだ何かもっとしてあげられることがあったのではないかという思いにとらわれている。母は最期の時にあの子猫の声でどこかに生まれ変わったのだと信じたがっている。私はといえば、5月にやってきた猫が、鯉のぼりに乗って、というかかぶりついて、ゆっくり空に上っていく様を夢想したりする。

Kaikai

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2006.05.02

パンクロッカーは解放されたいのか、束縛されたいのか

春の手前で実家の猫が大往生して、ともすればぼうっとする毎日でしたが(‘冷静部隊’が出動していた)、すっかり暖かくなり、道で見かける猫たちも、ホラもう足が冷たくないよ!という顔をしています。

雑誌『猫びより』5月号の注目は、やはり遠藤ミチロウの「私と猫」インタビューでしょう。もちろんあの元スターリン、「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」の遠藤ミチロウさんです。かまいすぎて飼い猫に嫌われるミチロウさん、家での序列が一番下なミチロウさん、ポケットにカリカリをしのばせて野良猫に近づき、逃げられてさみしくその場を立ち去るミチロウさん、といった話が読めるわけです。
過激なライブ・パフォーマンスで鳴らしたパンクロッカーが、そんな、猫とデレデレしてる写真を猫雑誌に出しちゃっていいのという気もするんだけど、ミチロウさんも55歳、そういった振幅を楽しんでおられるのかもしれません。もっとも猫を飼うということは、こちらの意思にかかわりなく、ほぼ自動的に猫の下僕になることを意味するアイ・ウォナ・ビーユア・ドッグな経験と言え…ないか…

そういや元・町蔵さんである町田康も猫エッセイを出してたよな、なんてことも思い出し、考えてみれば、猫とのかかわり合いはそれ自体が文学じゃなかろうか。内田百閒宅の猫っ可愛がりぶりなどを引きながら、金井美恵子がやはり愛猫トラーにめろめろなエッセイの中で「猫について書く小説家は、やはり愚かしい」と書いたのはそのとおりだとしても、猫にあの目でヒタと見つめられると、人間はいともたやすく「文学的に」混乱してしまうのだ。
パンクロッカーの傍らには、このカワユスで天然で笑えて泣けて、そしてどこか「でも死ぬ時は1人よね」というような潔い顔をしている小さい生きものが、案外似合っている気がします。

近年は全国を回ってアコースティック・ソロ・ライブを行い、訪れた土地で楠の木と野良猫と川と美味しいラーメン屋を探す遠藤ミチロウの今の音はどんなものだろう、なんて考えながら雑誌に紹介されていた公式サイトに行ってみると、スターリンでのデビューから四半世紀、「もうこうなれば、やぶれかぶれじゃないけど、全部さらけ出さずにはおれない気分だ」とおっしゃる。というか、ミチロウさん、顔文字…

遠藤ミチロウ公式サイト
http://apia-net.com/michiro/

Cat3ap

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