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2006.03.30

やっぱり怪童

Ds9時間があれば時々、今日はクラウチの高さでも堪能してみようかとリバプールの試合を観ます。彼はジョナサン・ボロフスキーの立体作品※“優しい巨人”に似ている。あるいはジャコメッティか。
(※ 原題The Friendly Giant。この作品はばかでかいんだけど、透明なビニールの梱包材、いわゆるプチプチでできていて、重量感とか実在感が薄い。うずくまった人型がモーターで動いてアートを主張しますが、人によっては廃物と見るかもしれない)

しかし個人的に、最近取り返しのつかない勢いで高さからボリューム方面に志向がシフトしています。
結局表記は「スザルゼヴスキー」で決まりなのかどうか(画像)。立ち姿は充実のmasseであります。スクラムで1番3番と組む時のはちきれそうな腕がイイ。

Jスポーツでは、未放映分も含めたシックスネイションズ全試合を一挙放映中です。チンチンにされた初戦の対スコットランドを今更観るのも順番的にはどんなものかという話なんですが、この際贅沢は言えない。スザルゼヴスキは「最初の20分間チームは本当に苦しかったしその代償は高かった、あんなに多くのボールを簡単に失っていては勝てない」みたいなことを言ってたけど…
(ノ∀`)


Ds10スザルゼヴスキが交代で下がる場面、まあああいった場面はいつ目にしても痛々しいものだけど、彼はこの試合が終わった後できちんと取材に答えてチームの敗戦処理をやって、若いのにエライと思いました。この交代のシーンがあるから、怪我から復帰してきたイングランド戦で、イバニエス先輩の鼓舞に迎えられてフィールドに戻ってくる映像が意味を持つわけですね。やっぱりライブで観たかった。
「スザルゼヴスキはまだ若く、チャンスは必ずある」「パリのフェノメノはまだ向上しなければならないが、彼は将来の2番だ」、フランスのメディアはそんなふうに言ってました。彼は経験から学ぶことができるだろう。フェノメノ、確かにあれは異形の系譜…

今季のシックスネイションズを観れば、どこのチームもそう安定した強さは見せていませんが、フランス代表が優勝したとはいっても、あの内容では当然本国の批評は辛め。「フランス代表には‘2つの顔’がある」というやつです。
チームは依然としてフィジカル戦に依存しすぎていて、イングランド戦のようにフィジカルで優位に立てれば、相手を圧倒して勝つ。しかし優位に立てなければ、スコットランド戦のようにプレッシャーを受けて負けるか、ウェールズ戦でのようにまぐれに頼るしかない。で、ワールドカップの準決勝を戦った後で、一週間で2度目の決勝の試合に勝つ体力は取り戻せるのか─というようなことを言ってるらしい。そういうものなんでしょうか。しかしそれを言い出したら。

内容的にはアレでしたが、各ポジションのタレントの個性、ベテランの味、若手の溌剌。その気まぐれなところも含めて好きなチームでした。なんというか独特だよね。これでフランス代表の面々とはしばしのお別れ。寂しい。
私が初めて海外ラグビーを意識して見たのは、03年のワールドカップです。フランス敗退の時のガルティエのインタビューを覚えてます。それからずっとブランクがあって、昨年末にまた少し興味が復活して(南アフリカ戦を録画しておけばよかったよ…)、このシックスネイションズで完璧にハマりました。
そんなシロウトの自分ですが、フットボールよりさらに「チームのスポーツである」という意識が強い(ような気がする)ところは気に入りました。そして何より、少なくともここにはまだ、フットボールには無いもの、あるいはフットボールが無くしてしまったものがあるのではないかと私は期待しているのです。

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Comments

ブログには初めてお邪魔します。
ホントに久々にスコットランドがフランスに勝ったので、わしとしては万々歳ですが(失礼)、結局はフランスが優勝ですか。
来年のW杯は開催国として、ぜひとも悲願達成したいところでしょうね。
オールブラックスとスプリングボクスの著しい復権と裏腹に、ワラビーズはかなりヤバいようで、どうなることやら?
イチオシの選手、スペルはSzalzewskyというんですか?
ポーランド系なら、"じゃうじぇふすきー"かな?
ホント、フランス代表って人種民族構成が多彩ですな、サッカーもラグビーも。
3年前のW杯には、フランス代表にニュージーランド人がいたし。

でもそれより今年のW杯が先ですか?
わしのサイトでは、こんなお遊び企画をやってみました。
http://www.asahi-net.or.jp/~hh6k-kwbt/special06.htm
宣伝で恐縮ですが、気楽に楽しんで頂ければ幸いです。

Posted by: フランコ将軍 | 2006.03.30 at 22:37

バージョンアップ後の調子はいかがでしょうか。
私が閲覧している限りではこちらのブログも左側ブログも問題無いようです。

ウェールズ戦見ました!
ディミトリ君を見ているとあのシャツの下の胸筋は一体どうなっているのかが気になって仕方がないんですが、ガツガツいってましたねぇ。
ボールを入れる時にあれだけ確認しに行っていたのは過去に失敗していたからなんですね。
本人もトライを決めたし、勝てて良かった。

ラグビーは完全なミーハーファンとして見れるので楽しい限りです。

>タキシード姿はホストくさかった

ははっ、髪型がこうですからね。
個人的には目がすごく好きです。

Posted by: sola | 2006.04.01 at 01:23

フランコさんいらっしゃいませ!ご無沙汰しております。
スコットランドはいいチームでしたね。主将も雰囲気があって素敵だし。試合前のセレモニーも良かったです。
フランスは、アイルランド戦みたいに気を抜かなければですが、相手のペースが落ちてきた後半に地力が出てくるという感じでしょうか…。それが最終的な結果につながった気がします。フランスはホームで強いのでW杯は有利かもしれないけど、うーん、総じて欧州勢はこの内容で南半球に勝てるのでしょうか。

>イチオシ
Szarzewskiです。単に私がツボにはまっただけなので、推してもいいものかどうか…。東欧の言葉はぜひ勉強したいと思っているのですが、ポーランド語ではwがfに近い発音になるのでしょうか。Jスポはスザルゼヴスキーと表記してました。副音声やスタジアムのアナウンスはちょっと違うく聞こえます…

ニヤンガもアフリカ系だし、ヤシュヴィリなんかはグルジアっぽい名前ですね。フランス人はヨウジやカワクボもフランスのデザイナーという認識らしいけど、フランスの育成組織で育った選手はフランスの選手、みたいな意識があるんでしょうね。メランジュですけど、そこが日本人の自分にも馴染みやすいところで。

>でもそれより今年のW杯が先ですか?
あっ!どどどうしましょう。私よその代表チームはアルゼンチンしかフォローしてな…

Posted by: つき | 2006.04.01 at 23:04

solaさん

>バージョンアップ後の調子はいかがでしょうか。

もうだめでふ。なんで金払ってこんな嫌がらせをされるのかわかりません。
今見たら、あまりの不評に画像認証は外されたみたいだけど、コメント送信重くなかったですか?

>ウェールズ戦見ました!

ご覧になりましたか!
土居さんのデータが確かなら、カレンダーの時より6キロ増量してますからね。走ると胸ゆさゆさしてるし。すごいもんですよ。

>ボールを入れる時にあれだけ確認しに行っていたのは

スコットランド戦の後半に、立て続けにラインアウトが合わなくてチャンスを潰したんです。
で、次のラインアウトで投げる前に交代させられて、かわいそうだったんですけど。
ウェールズ戦ではもう必死な顔で投げてましたね。

>個人的には目がすごく好きです。

うん、あと斜め後ろから見た時の頬の線とか…(マニアックすぎ)

Posted by: つき | 2006.04.01 at 23:25

コメント送信は問題ないですよ。
週が明けて少しはマシになったでしょうか?

>斜め後ろから見た時の頬の線とか…

そうそう、私も頬がかわいくてかわいくて仕方ありません。
その頬袋に一体何を詰めてるんだい?といった感じの。

ははぁ、6キロ増量ですか。
いやでも筋肉デブって・・・(笑)

Posted by: sola | 2006.04.03 at 21:12

>コメント送信は問題ないですよ

よかったです、もうほんとにすみません。
しかし今夜はまた重いんですよ。夜間の更新はまだ無理っぽいです。

>頬袋
萌えポイントです!肉球と頬袋は最高。ウォンバットの尻もイイ。
もう1人、斜め後ろの角度がイイと思うのはシェフチェンコさんですね。

>筋肉デブ
ごめんなさい。

Posted by: つき | 2006.04.05 at 00:42

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