おもしろうてやがて悲しきピーター・クラウチ
私が初めて自分で買ったアルバムは、確かエコー&ザ・バニーメンの“ポーキュパイン”だったと思う。ボーカルのイアン・マッカロクが地元リバプールFCのサポだというのは聞いたことがあるけど、そのリバプールとマンチェスター・ユナイテッドの伝統の一戦は、なかなか緊張感のある熱い試合だった。緊迫するのはいいんですが、解説原博実がイギリスの食を語る暇がなかったのがちょっと心残りだ。イギリスの食について語ることがあればの話だけども。
ロテンのダチ、エブラはまだ、プレミアのスタイルの違いはもちろん、判定基準にも苦労しているみたいだ。エインセもそうだった。エインセの移籍当初は、私も彼と同じところでびっくりしていた。フランスリーグに慣れた目からすると、明らかにジャッジの解釈にずれがある。彼らの感覚では、ファウルが取られるはずなんです。エインセの時には中継で、メンタルのせいにされたりしてちょっと待てーと思ったけど、やっぱ何事も時間ってものが必要なんですよ。
クラウチは相変わらず期待を裏切らないデカさ。アウェイの白シャツが、五合目まで冠雪って感じだ。そんな山頂の空気の薄そうなクラウチが、セットプレーでヒーピアと並び立つ量感が素晴らしい。評価の方はさておくとしても、彼はいつも頑張ってるよなと思う。サルバドール・ダリの足の長い象みたいな危なっかしい体形でわっしわっし走る。あれだけ規格外のサイズだと、選手としてはむしろ大変なことの方が多いんじゃなかろうか。心臓にも負担なはずだし、瑣末なことですが移動もホテルのベッドもしんどそうだ。それでも彼はフットボールがやりたい。いいじゃないか。
最近、世界の電柱についての情報をいろいろ教えていただいてとても嬉しい。テクニカル電柱の時代は必ず来ますよ、と無責任なことを言ってみる。セルビア・モンテネグロのジギッチ202センチとケジュマンのコンビはかなり楽しみ。アルゼンチン戦のクラウチとオーウェンの凸凹2トップも、なかなかの味わいというかほとんどマンガだった。凸凹コンビというと、ボローニャでのケネット・アンディション(だったっけ?)とシニョーリを思い出す。ケネットがかがみこんで、シニョーリがなんかガーガー言ってるのを聞いてるのがおかしかった記憶がある。
実は、猫も大きければ大きいほどいいと思っている。


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