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2006.01.25

おもしろうてやがて悲しきピーター・クラウチ

私が初めて自分で買ったアルバムは、確かエコー&ザ・バニーメンの“ポーキュパイン”だったと思う。ボーカルのイアン・マッカロクが地元リバプールFCのサポだというのは聞いたことがあるけど、そのリバプールとマンチェスター・ユナイテッドの伝統の一戦は、なかなか緊張感のある熱い試合だった。緊迫するのはいいんですが、解説原博実がイギリスの食を語る暇がなかったのがちょっと心残りだ。イギリスの食について語ることがあればの話だけども。

ロテンのダチ、エブラはまだ、プレミアのスタイルの違いはもちろん、判定基準にも苦労しているみたいだ。エインセもそうだった。エインセの移籍当初は、私も彼と同じところでびっくりしていた。フランスリーグに慣れた目からすると、明らかにジャッジの解釈にずれがある。彼らの感覚では、ファウルが取られるはずなんです。エインセの時には中継で、メンタルのせいにされたりしてちょっと待てーと思ったけど、やっぱ何事も時間ってものが必要なんですよ。

クラウチは相変わらず期待を裏切らないデカさ。アウェイの白シャツが、五合目まで冠雪って感じだ。そんな山頂の空気の薄そうなクラウチが、セットプレーでヒーピアと並び立つ量感が素晴らしい。評価の方はさておくとしても、彼はいつも頑張ってるよなと思う。サルバドール・ダリの足の長い象みたいな危なっかしい体形でわっしわっし走る。あれだけ規格外のサイズだと、選手としてはむしろ大変なことの方が多いんじゃなかろうか。心臓にも負担なはずだし、瑣末なことですが移動もホテルのベッドもしんどそうだ。それでも彼はフットボールがやりたい。いいじゃないか。

最近、世界の電柱についての情報をいろいろ教えていただいてとても嬉しい。テクニカル電柱の時代は必ず来ますよ、と無責任なことを言ってみる。セルビア・モンテネグロのジギッチ202センチとケジュマンのコンビはかなり楽しみ。アルゼンチン戦のクラウチとオーウェンの凸凹2トップも、なかなかの味わいというかほとんどマンガだった。凸凹コンビというと、ボローニャでのケネット・アンディション(だったっけ?)とシニョーリを思い出す。ケネットがかがみこんで、シニョーリがなんかガーガー言ってるのを聞いてるのがおかしかった記憶がある。

実は、猫も大きければ大きいほどいいと思っている。

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Comments

リバポー戦のスタンドにも居ましたね、エインセ隊!(単体だったが)
最近はファーギーの背後にいつも陣取る、多分シーズンチケット・ホルダーのオバサンを観るのが楽しみになっています。特等席。紅茶すすりながら、いい含蓄出してるんですよ、羨ましい・・。

日頃「好みのタイプは190前後」と言って憚らない私です。実は4コマ漫画のタイトルも「人間山脈」から取りました。

しかし、2m超えるとさすがにもう「ファンタジー」の世界。ぜひ、何かふさわしい異名を。ちなみにクラウチは「幸福の王子」の物語を彷彿とさせる・・。

そうそう、ケネット・アンデション、トーレ・アンドレ・フローなんてのも良い物件でした。いつの世も巨人の存在は想像力と畏敬の念を掻き立てますね。有り難や有り難や。

>猫も大きければ大きいほどいいと

ふと「巨鯉マガジン」を思い出しました。
「巨」の道は深い・・・。


Posted by: minaco. | 2006.01.26 at 01:25

また見逃してしまったァ~、エインセ隊。む、無念。周りを片付けてから、キックオフと同時にTVの前に座るのがいけないんだろうか。

>シーズンチケット・ホルダーのオバサン
なにげにここで大勢の選手たちを見てきた方なんでしょうね。いいですねえ。サンシーロの紅茶は思いっきりまずいらしいけど、本場イングランドのスタジアムはどうでしょう。

>「幸福の王子」
ああ!minacoさん、何て美しいたとえ。このお話は子供の頃に絵本で読んで、ずっと後になってオスカー・ワイルドの原作だと知りました。ワイルド、モリッシーのアイドルですね。
異名…私は「初号機」とか勝手に呼んでますが、あれだけのものを目の当たりにすると思わず絶句してしまう…う~ん、考えてみよう。

>「巨鯉マガジン」
思わず「巨鯉」で検索かけました。ジャンルとして成立している…。実家の猫は最盛期で7キロ強ありました。太いシッポや分厚い手のひらでバンバン叩かれる感じがたまりません。

>「人間山脈」
あ、やっぱり。どうでしょうこれを機会に「巨」の道へ。(迷惑な)

Posted by: つき | 2006.01.27 at 01:31

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