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2005.06.07

監督受難の時代

オセールの名物監督、ギ・ルーが監督を引退とのこと。ギ・ルー監督はハリロジッチ解任の時も、何人もの監督がシーズン半ばで職を追われた昨季の状況を憂えていらした記事を見かけた記憶がある。そんな思いも引退を決めた理由の中にあるのかなと思ってしまった。嫌な時代だね。

さてそのハリロジッチ。フランスに三たび裏切られたイスラム教徒のボスニア人監督は、自分はこの国では“indesirable”(好ましくない人、入国を許したくない人物)なのだと言っている。解任後沈黙を守っていましたが、「もうスケープゴートになりたくない」とFF誌に口を開いたとのこと。以下はAFPの要約からコメント部分を抜粋したものなので、必ずしも原文のままではないかもしれません。

「フランスで私は“indesirable”になってしまった。今では私はうってつけの罪人だ。しかし私は職務をまっとうしたという誇りを持って、頭を上げてPSGを去った。私と共にPSGはフランスカップを勝ち取り、チャンピオンズリーグに出場したのだ。経営状態は安定している。君達はいつか、人々が私を惜しむのを見るかもしれんな」

「私は、自分とグライユの追放は計画されていたのだと気づかなければいけなかったんだ。見かけに反して、私はお人好しなんだよ。不安定な複合企業に向き合うほど強くはなかった。実際、あれはミッション・インポッシブルだった。至るところに罠が仕掛けられ、裏切りが伝えられたのだからね。チーム内の危機の原因を読めなかった。ボーナスの額や、何よりフィオレズ事件。サポーターとの無駄な軋轢。選手達はショックを受け、トラウマを受けていた」

「もうスケープゴートにはなりたくない。ある者達が私にうまく押し付けた、フットボールの偏狭な権威主義者という偽りのイメージに、もう我慢はしない!何らやましいところはない。私は何も悔いてはいない」

確かに今時どうよってくらい厳格な監督だったけど、ハリロジッチの「独裁者」のマス・イメージは、多くの人間の保身や私欲に利用されすぎたように思うし、彼はそれに対してあまりにも無防備だった。FFの記事はまだ見ていないので、ハリロジッチがどういう意味で「計画された追放」と言っているのかは分かりませんが、いろんな話を総合すると、カナルプリュスがどこまで外部の人間であるグライユの長期政権を望んでいたかは定かでない。

グライユの突然の解任は、なんだか妙だという気がしたのも事実。イメージを売るカナルプリュスが、サポーターが抗議を続けるスタジアムの映像に神経を尖らせていただろうというのは確かにある。ただ、そのしばらく前からグライユとカナルプリュスは株の買取についてゴタゴタしていて、ビジネス話はサッパリな私の無責任な憶測にすぎないけれど、結局カナルプリュスにとってグライユはいい取引相手じゃなかったってことなんじゃないのかなあ。

サラっと流されてはいるけど、このニュースってどうなんだろう。先月26日付、有名眼鏡メーカーを経営するボルドーの元会長、Alain AfflelouがRMC-Infosで、「PSGの再建に興味がある。もし筆頭株主に売る気があるなら」と語ったという。

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