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2005.05.23

【音楽】 (Ry Cooder, Bill Frisell)

ライ・クーダー、ニュー・アルバム登場。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=8895

ライ・クーダーなんていうと何となくシュミのいい人みたいでアレなんだけど、まあ私は、「スポーツでは、やっぱり、ギターが好きです、ゲヒンでいいですね」と言い放った深沢七郎の愛読者なのね。

というか、ライ・クーダーと共演したこともあるビル・フリゼールが好きなんです。アヴァンギャルドでかっ飛ばしてるかと思えば、ふらりとアメリカン・ルーツ・ミュージック探求の旅に出かけたり、無声映画のサントラを作ってみたり。フリゼールっていうギタリストもなんだかよく分からない人ですが、ライ・クーダーとやった「シェナンドゥー」は、彼のアルバム“Good Dog,Happy Man”の聴きものの1つになっている。非常にゆったりと穏やかな表情の音で、この心地よさはむしろ不穏じゃないか。
ゆらいでいるのはフリゼールのギター・サウンドだけじゃなくて、聴き手の視点(聴点か)もまた定まらない。なかなか像を結ばないステレオグラムみたいだ。

フリゼール自身が非常に振幅の大きいギタリストだということもあって(出来がではなくスタイルが)、さまざまな意味から切り離されて、ただ表現だけが忽然とそこに存在しているような、とらえ難い不思議な感覚を、フリゼールの音楽には感じる。そして、人がそこに何らかの意味や確かさを見出そうとしているものが、実はただの音響のはざまにうつろう亡霊にすぎないのだということも。

このようなニュースにも反応してみました(お約束)。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=8870

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