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2005.05.30

ロテン、金がないんだ

まあ確かに、とんでもないシーズンだった。先週くらいから、そんな心情を吐露する選手の記事も見られます。
ロテンが先週半ばにBut!とパリジャンにぶちかましてまして、要は、まともな補強しないと俺国外行っちゃうよ、と幹部に脅しをかけてるようなんですね。個人的には、一選手がクラブの運営に口を出すのはあまりいいこととは思えないし、ハリロジッチはそういうことを一切許さない人でしたが、まあ今回ばかりは彼の心情も理解できないではない。彼はああいう気性だし、ここでタイトルを取りたいという気持ちに偽りはないだろう。
幸い新会長との話し合いは建設的なものだったらしく、ロテンは来季も残留するのではないかと伝えられています。カナルプリュスが増資するなんて話もあったような…気もするが…

それに先立って、ピエールファンファンがやはりシーズンの惨憺たる内情をプレスに語ったとかで、これはあまり配信がなくて元記事は拾えませんでしたが、唯一、Maxifootの短い記事で概略を読みました。彼は、特にシーズン序盤の険悪な時期にキャプテンの役割をうまく果たせなかったと認めている、来季はキャプテンマークを譲るだろうという内容です。

「いたるところで嫉妬があった。サラリー、キャプテンマーク、それぞれの役割の違い。悪い時もいい時も、僕達は何も共有したことがなかった。真のチームがそうしなければならなかったように」

彼のコメントを読むと、ハリロジッチのル・モンドでのインタビューは、的確にチームの状況を伝えていたのだということが分かります。サラリーの問題については、先日ジェペスのサラリーがリーグで最高額なんて記事を見かけたし、フランスカップと2位の成績を勝ち取った自負もあるだろう昨季の選手達が不公平感を抱くのは分かる、が、その出方がね。
もっとも、ピエールファンファンはほぼ同時期にオフィシャルサイトで、「つらかったがPSGのキャプテンを務めたことは誇りだし成長もできた。こんな状態でクラブを出たくない。もちろん自分はここに残る」と語っています。

またニュースのページにアップします。できたら。
まあ1つ思ったことは、昨季ハリロジッチに「どうしてモリエンテスを取らないんですか?」と言ったのは、多分ロテンだな…

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皆さんお疲れさまでした

いやしんどいシーズンでした。
PSGはパルクでの最終節をパウレタのゴールで勝利で飾り、とりあえず順位表の1枚目でシーズンを終了しましたが、夜中にネットで試合の行方を追っていたのは、実はPSGのためというよりは、ナントのために起きていたんだ。おめでとう。ラツィオもおめでとう。
それにしても、イストルがカーンを3-1と突き放した時の、「いっしょに~い~こ~う~」みたいな執念には戦慄しましたよ。

なぜ今日クロマティ高校の話かというと、「左側」からの流れなのですが、(本当に申し訳ない)、実際私は原作の方はあまり読んだことがなく、もっぱらアニメ版を見てました。リトル・フィートのアルバムジャケットのパロディにたまげた勢いでうっかりDVDも買いましたとも。ええ。
アニメ版の方はというと、あざといばかりの内輪ノリが「深夜15分枠、自主規制、テレビ東京」といった(特殊)事情になんとなくはまって、真夜中の投げやりな時間帯に、変な常習性があったのを覚えています。

池上遼一キャラをギャグ漫画に流用する手法自体は、既にしりあがり寿が初期作品でやっていて(確か)、その点ではそれほど新鮮味は感じなかったんですけど、翻弄される「普通の人」として、逆説的にギャグ的世界観を補完する存在であるはずの神山自身が既に逸脱している構図が面白いと思った。と、あえてすっごく冷静に書いてみた。

そういえば、「失踪日記」が話題になっている漫画家吾妻ひでおの対談記事を、芸術新潮の先月号で読んだのですが、そんなことになっていたとは知らなかったなあ…。もしかしたら私は、ホームレスの彼を見かけていたんじゃないか。まあ花輪和一の銃刀法違反の時も驚いたけど。
それでも実際、何人もの漫画家が壊れていく過程というのを、その作品上で随分目の当たりにしてきたような気がする。聞き手のいしかわじゅんをして、「10年やっておかしくなった」というギャグ漫画家という仕事に、ふと思いをめぐらせたりするのだ。

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2005.05.24

ナント支援週間

FAカップ決勝は、君臨すれども勝利せずというか、残念な結果になりました。えてしてそういうものだ…。
フットボールを見るようになってから、それなりに達観したというか、「人生そんなもんだよ」とか「そんな日もあるさ」とかが口癖になったのは事実です。個人的にはフットボールは勝った負けたがすべてだとは全く考えていませんが、選手に泣かれるのは一番こたえる。
考えてみれば、例えばワールドカップでもユーロでもCLでも鮮烈に印象に残っているのは、それが名勝負であればあるほど、勝利チームの歓喜よりはむしろ、敗れたチームの涙やピッチに崩れ落ちる姿の方かもしれない。日本人だよねぇ…

120分戦い抜いた後のPKなんていうのは運みたいなもので、こればかりは失敗した選手を責めても仕方がない。PSGの国内カップ戦は第2キーパーが守ることになっているんだけど、現GKのアロンゾにしても(フランスダービー!)レティジにしても、PK戦では忘れがたい見せ場を作っていた。
昨季のフランスカップ準決勝は、事実上の決勝と言ってもいいドラマティックな試合で、最後のPK戦で、ナントのPKストッパー・ランドローは3本止め、レティジも決定的な5人目のキッカーを阻止した。この勝負を制したのはPSGだったけど、いつだって敗者がいてはじめて勝者が輝くわけで、バイリュアの切ない横顔のことを忘れちゃいけないんだろうたぶんね。

ナント戦ハイライト。エインセもPK蹴ってます。というかナント踏みとどまってくれ。
http://www.psg.fr/fr/matches/video/new/video.dml?id_match=1290

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2005.05.23

【音楽】 (Ry Cooder, Bill Frisell)

ライ・クーダー、ニュー・アルバム登場。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=8895

ライ・クーダーなんていうと何となくシュミのいい人みたいでアレなんだけど、まあ私は、「スポーツでは、やっぱり、ギターが好きです、ゲヒンでいいですね」と言い放った深沢七郎の愛読者なのね。

というか、ライ・クーダーと共演したこともあるビル・フリゼールが好きなんです。アヴァンギャルドでかっ飛ばしてるかと思えば、ふらりとアメリカン・ルーツ・ミュージック探求の旅に出かけたり、無声映画のサントラを作ってみたり。フリゼールっていうギタリストもなんだかよく分からない人ですが、ライ・クーダーとやった「シェナンドゥー」は、彼のアルバム“Good Dog,Happy Man”の聴きものの1つになっている。非常にゆったりと穏やかな表情の音で、この心地よさはむしろ不穏じゃないか。
ゆらいでいるのはフリゼールのギター・サウンドだけじゃなくて、聴き手の視点(聴点か)もまた定まらない。なかなか像を結ばないステレオグラムみたいだ。

フリゼール自身が非常に振幅の大きいギタリストだということもあって(出来がではなくスタイルが)、さまざまな意味から切り離されて、ただ表現だけが忽然とそこに存在しているような、とらえ難い不思議な感覚を、フリゼールの音楽には感じる。そして、人がそこに何らかの意味や確かさを見出そうとしているものが、実はただの音響のはざまにうつろう亡霊にすぎないのだということも。

このようなニュースにも反応してみました(お約束)。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=8870

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2005.05.09

でもジェイムスはシティ・ファンみたいよ

グライユのことはまたいつか書くこともあると思うのでそれとして、クラブを売るの売らないので長いことグズグズしていたカナルプリュスは、本業じゃありませんがまあPSGに対する責任は負いますよ、みたいなことを言ってるらしい。また出向じゃねーだろうなと思っていた新会長は、蓋を開けてみたら違った。でも、カナル内部から会長を出すというグダグダなプランは、実は今季の初め頃からあったらしい、というような記事も見た。私の読みが正確ならば。

ソリンのインタビューページと、ディスクレビューを更新しました。呑気にディスクレビューなんか上げてる場合じゃないのは分かってますが、実際これは、この2、3ヶ月くらい思い出した時に手を入れながら少しずつ書き進めていたもので、私が考えをまとめながらやるには、このくらいのペースが本当はちょうどいいんですが。

どうせならマンチェスターのバンドでも採り上げてみようかと思い、で、何かに逆らうかのようにジェイムスです。スミスでもニュー・オーダーでもローゼズでも当然オアシスでもなく。まあでも、ジェイムスはイギリスでは国民的バンドだったし(過去形か)、アメリカでもカルト的な人気はあった。トム・フォードがグッチのコレクションのオープニングで、“Go To The Bankを”を使ったりとか、そういう。
彼らは生真面目すぎるというか、たまーに大仰になっちゃうところがあって、その辺りが日本の洋楽ファンには好き嫌いの分かれるところじゃないかな。

ところでユナイテッド・ファンのミュージシャンって誰だろう。

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