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2005.03.14

カメラVS

更新日記の流れで、オノデラユキさんの写真の話をもう少し。

「真珠のつくり方」っていうすごく印象的な作品があって、群集の上に奇妙な光の玉が浮かんでいる、昼とも夜ともつかない不思議な光景の写真なんだけど、この光の正体はなんと、カメラの中に入れたビー玉の影なんだという。
カメラ愛好家にとっては、冒涜的行為かもしんないね。「やっぱりライカ」みたいな、小型精密機械に対する数寄者的な愛好のあり方っていうのがあるでしょう、酒器に凝る骨董みたいなね。実を言うと、カメラの内部に異物を入れちゃう強引なやり方は、けっこうツーカイだった。

少し作為が勝ちすぎている作品もなくはない気もするけど、オノデラさんにとっての写真の定義は、日本語で言う「真実を写す」ではなくて、「光(フォト)で書く(グラフ)」だというのにはなるほどだった。

オノデラさんの写真展は4月中旬まで大阪の国立国際美術館で。

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