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2003.10.19

最近のこと

最近はあまり音楽ニュースをチェックしていなかったから、この間TVでウォーレン・ジヴォンの“センチメンタル・ハイジーン”のプロモーション・ヴィデオがかかってるのを見て初めて、ジヴォンが亡くなったことを悟ったのだった。闘病生活を送っていると聞いていたし、そんなことでもなければオンエアされないだろうから。私はこの曲がとても好きだけれど、その好きな曲によって彼が亡くなったことを知らされるとは思ってなかった。

ミュージシャンの訃報で鮮烈に覚えているのは、ニルヴァーナのカート・コバーンのこと。彼が亡くなったことは新聞の夕刊で知ったのだけど、先に記事を読んでいた家族に、「アメリカのロックバンドの人が自殺したんだって、知ってる?」と聞かれて、それだけで彼のことだということは分かった。その少し前から自殺未遂みたいなことを繰り返していたから。2ndアルバムの大ヒットへのアンチテーゼのようだった3rdをリリースしてから、そうなることが当然の結末のように、コバーンは死んでしまった。
後々、コバーンがロック・ミュージックの伝説に加えられて、その死さえ消費されていくだろうことはわかっていた気がする。でも、彼は決してよく言われる“ロックスター”などではなかったし、むしろそれから逃れようとしていたのだけれど。

サッカー界のスター・システムに対して懐疑的な気持ちになるのは、ずっと洋楽を聴いてきて、死には至らないまでもコバーンのようなケースを随分見てきたからだと思う。マスコミが部数を上げ、メーカーがユニフォームやシューズを売るためには、スター選手が必要だということ。なぜDFがバロンドールを獲れないって、DFはお金にならないからに決まってる、なんて思ってしまう。

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