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2003.07.31

スリーピング・キャット

和食党の私は、日頃ブランド洋食器等にはさほど縁のない生活を送っていますが、その種の店に並んでいる、およそ実用に程遠い陶磁器の人形なんてものは大好きです。
先日、デパートの洋食器コーナーを通るたび気になってしかたなかったロイヤルコペンハーゲンの猫を、いろいろ迷った末に買いました。猫が3匹団子になって寝ているもので、迷っていたというのはもちろん私の考える適正価格の2倍近い値が付いていたからですが、まあ、たまにはいいかと。

大抵の猫好きがそうであるように、私も何かというとフラフラと猫の小物などを買い集めてしまって家中が猫だらけなのですが、そう言えば眠り猫が家に来たのは初めてです。そこはさすがにハクライ猫なので、よくあるいかにもカワイイ風ではなく、少しむずかしい顔をして眠っているのがなんともいい感じなのです。

それにしても、猫(本物)が眠っているところを見ていると、なぜあんなにも凄まじく眠気を誘われるのでしょう。所かまわず、前後不覚に飼い猫の横で眠り込んでしまい、ふと気づくと、寝ていたはずの猫がしらけた様子で自分を見下ろしていたりする・・・何だか、猫に化かされているような気もします。
例えば寝ている猫の前を油断して呑気に通りかかったネズミが猫につられて眠くなり、しかし猫は実は寝ているふりをしているだけで、次の瞬間には鉤爪一閃、ネズミ御難、なんて場面をつい思い浮かべてしまいます。

有名な日光東照宮の甚五郎の眠り猫は、猫が牡丹の下で眠っている隙に背面で雀が遊んでいる、というモチーフで、天下泰平の世を表しているという説があるそうです。しかしこの甚五郎猫、どうも寝たふりをしているように見えてしかたがない、というのはそのポーズのせいで、くつろいでウトウトしているというよりは、隙あらばいつでも飛びかかる意欲満々、という感じに見えてしまうのです。
もっとも、「狸寝入りの猫」の方が、イメージとしては徳川家康らしいですね。

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